政治を斬る!

2026年新春、サメタイ6年目へ〜正統派ジャーナリズムと政治エンタメの二刀流を追求!活字メディアの価値を改めて探究

あけましておめでとうございます。

2026年が幕を開けました。国内外の政治・経済は激動し、AI時代の到来でメディア環境も激変しています。

朝日新聞を退社して独立し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』を開設して6年目を迎えます。筆者同盟の方々のご参加に加え、読者の皆様から寄付等でご支援いただき、ほぼ毎日、記事を配信してきました。

公開した記事数は1800本を超えました。最初に手がけた長期連載『新聞記者やめます』が懐かしく思い出されます。大反響をいただいたノンフィクション『朝日新聞政治部』(講談社)の刊行から4年近くの歳月が流れました。

ユーチューブに参入して4年、ほぼ連日、政治解説動画を配信し、登録者数は18万人を超えました。個人で立ち上げたメディアとして軌道に乗り始めたと感じています。

ABEMAをはじめとするメディア出演、地方紙などが主催する各地の講演、さらにはオンラインのセミナーなどさまざまな機会も与えていただきました。自ら主宰するウェブメディアとユーチューブの運営を優先しつつ、活動領域をできるだけ広げていきたいと思っています。

今のところ、人は雇わず、事務所も借りず、業務も外注せず。もっぱら家内制手工業のメディア運営のため、力が及ばないことも多々ありますが、全力を尽くして参ります。引き続き、ご支援ご声援のほど、よろしくお願いいたします。


2025年は日本政界が激動しました。自公政権は衆院選に続いて参院選でも過半数を割る惨敗を喫し、石破茂首相はすったもんだの末に退陣。高市早苗氏が自民党総裁選で劇的な逆転勝利を収め、女性初の首相が誕生しました。内閣支持率82%のロケットスタートの勢いをなお維持しています。

高市政権誕生にあわせ、公明党が連立を離脱し、日本維新の会が新たに連立に参加。年末には国民民主党も「事実上の閣外協力」に転じ、政界再編が進みつつあります。2026年も政界の激変が続くでしょう。

人口が減少し、円安が加速するなかで、足腰の弱まった日本経済をどう立て直すのか。高市政権が打ち出した積極財政の行方に注目です。トランプ政権が率いる米国も、ウクライナ戦争で揺れる欧州も、そして中国が台頭するアジアも、不安定さを増しています。

政治・経済を激変させた大きな要因は、メディア環境の激変です。テレビや新聞などオールドメディアへの不信が強まり、政治や経済の世界でもSNSの影響力が勢いを増しています。デマや誹謗中傷など負の側面も強まり、実際の選挙にも大きな影響を与えるようになりました。メディアを取り巻く環境は加速度を増して流動化していくでしょう。


本格的ジャーナリズムとしての立場を維持しつつ、ひとりでも多くの人々に記事や動画を送り届けることができなければ、メディアとしての存在感を失います。

活字メディアは失速し、ジャーナリズムの主戦場はネットの動画に移りつつあります。『SAMEJIMA TIMES』も動画制作に多大なエネルギーを費やすようになりました。

ユーチューブでは「政局を読み切る正統派ジャーナリズム」と「政治家の本性をあぶりだす政治エンタメ」の二刀流を追求すると宣言しています。年末特番として公開した『ダメダメTOP10 年末スペシャル』は、その取り組みのひとつです。

こうした時代においてもなお、サメタイの原点であるウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』で連日記事を発信しているのは、やはり動画だけでは伝えきれない本質的事柄があるからです。それに加え、私自身の本業はやはり「書く」ことであり、「書くことが好き」と日々、実感しているからにほかなりません。

動画全盛時代だからこそ、「書く」ことの意義を改めて模索しつつ、活字ジャーナリズムの価値を探究していきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。🙇‍♀️

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