6月18日は新刊『朝日新聞政治部』の広告が北海道新聞や中日新聞に掲載されました。地方紙には初の掲載です。グーグル日本法人元社長の辻野晃一郎さんや東京新聞記者の望月衣塑子さんのコメントが際立つ新しいデザインですね。
たくさんの読者にご好評いただき、はやくも累計4万部を突破しました。ほんとうにありがとうございます。
メディアから取材依頼も相次いでいます。18日朝には文春オンラインで本の一部を抜粋して紹介する記事が公開されました。夜にはニコニコ動画のインタビューも受けました。5月27日の発売以来、『朝日新聞政治部』関連の取材や行事が目白押しです。
一方で、参院選前の大切な時期。SAMEJIMA TIMESのウェブサイトの記事公開やユーチューブの動画配信も展開しており、さすがに消耗気味ですが、7月10日の参院選投開票日まではとにかく全力疾走したいと思います。
6月18日はもうひとつ楽しみにしていた行事がありました。市民団体が主催する「鮫島浩と車座政治論議」に招待され、先着50人限定の講演&意見交換会に出席してきました。
会場は東京・文京シビックセンター4階にある和室。まさに「車座」のアットホームな雰囲気のなかで2時間にわたり政治やマスコミの内情について率直にお話ししました。新刊『朝日新聞政治部』を販売サイン会も行い、みなさんと直接触れ合うことができ、たのしいひとときでした。
うれしかったのは、SAMEJIMA TIMESにコメントを投稿してくれる読者の方々とリアルでお話しできたこと。コメント欄やチャットでのやり取りも面白いですが、やはり膝を突き合わせて話しあうと相互理解が進みます。新聞記者時代はこのような機会がほとんどありませんでした。やはりこれからの時代のジャーナリズムは、双方向性が重要であると痛感しました。
立憲民主党のこと、共産党のこと、日本維新の会のこと、れいわ新選組のこと、そして政治報道のこと…。実にさまざまな意見や質問をいただきましたが、私は即興で答える緊張感が結構好きなので、みなさんとの2時間を満喫させていただきました。
今年2月からYouTubeに本格参入し、自宅でカメラのレンズに向かってひとり話す収録を重ねてきました。芸能人やアナウンサーと違って、レンズの向こうにいる視聴者の皆様を想像しながら話すのはとても難しいです。テレビやネットの番組の収録でスタジオで話すのは、他の出演者やスタッフの皆さんの反応をみながら話せるのですが、自宅でのYouTube収録はまさに一人芝居。リアル会場はいいなあと感激し、ついつい口が滑らかになりました(笑)。
せっかくリアル会場に足を運んでいただいた皆様にはとくに喜んでいただきたいと思うのは人情。今回もそうとう踏み込んだ発言をしてしまったかも。ご参加いただいた皆様に満足していただけたらうれしい限りです。ほんとうにありがとうございました。
もうひとつうれしかったのは、かつて政治報道の現場でしのぎを削ったライバル紙の元記者が駆けつけてくれたこと。この日も政治報道批判や新聞批判を遠慮なく繰り出しましたが、いやな顔ひとつみせず、じっくり聞いてくれました。終了後に短時間お茶をして、かつてともに追いかけた政治家の現状についてあれこれおしゃべりするのも楽しかったです。
来週末は大阪に赴いてトークイベント&『朝日新聞政治部』販売サイン会。
神戸に生まれ、尼崎で小学6年まで育ち、京都で大学生活を過ごした私にとって関西はまさにホームグラウンド。東京とは比にならない厳しい突っ込みを覚悟して、大阪へ参ります。
参院選も始まるので「大阪夏の陣」も取材してきます!
鮫島浩『朝日新聞政治部』刊行記念 忖度一切無し!最前線で見つめた「死んだ新聞報道と政治」
6月26日(日)17時半〜
梅田ラテラル(大阪市北区堂山町10-11 H&Iビル 2F)で