れいわ新選組の山本太郎代表が参院選で出馬する選挙区はどこか?
私が大胆に予想するという企画を4月24日夜にYouTubeで挙行しました。YouTubeの「プレミア公開」という仕組みにはじめて挑戦してみました。この仕組みは以下のようなものです。
①私が「山本太郎の出馬選挙区を大胆予測!」という約20分のYouTube番組を事前収録する(自宅でカメラに向かって一人で話す)。
②動画を編集して「SAMEJIMA TIMES」のYouTubeチャンネルで「24日午後9時からプレミア公開」として設定し、Twitterなどで告知する。
③YouTubeで「SAMEJIMA TIMES」をチャンネル登録している人たちに「プレミア公開」のお知らせが届く。
④私は24日午後9時のすこし前から「SAMEJIMA TIMES」でチャットを開始する。チャンネル登録者も登録していない視聴者も無料で気楽にチャットに参加し、私や他の視聴者と直接やりとりできる。
⑤午後9時から収録番組が再生される。私と視聴者は番組を見ながらチャットで意見を交換する。今回は「山本太郎の出馬選挙区は?」というテーマについて、私と視聴者がリアルタイムで意見交換する。
⑥番組再生後はしばらくチャットのやりとりが続く。終了後は通常のYouTubeのようにいつでも番組を視聴できる。
リアルタイムで600人を超える方に参加いただきました。皆さんの予測も披露していただき、楽しかったです。ありがとうございました。
すでにチャットは終了しましたが、番組は以下でご覧いただけます。ぜひのぞいてみてください。今後も「プレミア公開」を増やしていきますので、「SAMEJIMA TIMES」のチャンネル登録をお待ちしています!
さて、肝心の「山本太郎の出馬選挙区の大胆予想」の内容はーー。
それを読み解くヒントは、山本代表が衆院議員辞職と参院選出馬を表明した4月15日の記者会見に凝縮しています。山本代表がこの記者会見に込めた思いを私なりにまとめると以下の4点となります。
■出馬の動機は「与野党の大政翼賛政治を防ぐ」
今夏の参院選は自公与党が多数を維持し、自公の補完勢力である維新も伸びる。一方、立憲民主党をはじめ野党勢力が大きく議席を伸ばす可能性は極めて小さい。
その結果、参院選後は自公政権が安定し、3年間は国政選挙が行われない「空白の3年間」となる可能性が極めて高い。この間に野党は次々に自公政権へすり寄り、国会は与党一色の「大政翼賛」状態になる恐れが高い。
国会から批判勢力が消え、国政選挙が3年間も行われないなかで、政治は暴走し、消費税増税や雇用破壊に加え、憲法改悪が発議される可能性がある。さらには防衛費が大幅増額され、好戦的外交が強まり、近隣諸国との軍事的緊張が高まって日本が戦争当事国になるということが現実に起きるかもしれない。
そのような「政治の暴走」を食い止めるためには「国会の空気を読まない」「国会の茶番に付き合わない」「ややこしい人々」であるれいわ新選組が大幅に議席を増やすことが必要である。
そのためにれいわの党首である山本氏が自ら衆院議員バッチを投げ捨て参院選の先頭に立ち、与野党から議席をひとつでも多くもぎ取りに行く。
■波静かな国会への怒り、立憲民主党への苛立ち
日本経済は20年以上にわたる無為無策によって凋落した。大企業や富裕層が法人税減税や規制緩和で優遇される一方、消費税増税や規制緩和で弱い立場の人々はますます追い詰められ、貧富の格差が急拡大した。そこへコロナ禍やウクライナ戦争への経済制裁が押し寄せ、庶民の暮らしを円安インフレが直撃している。
このような日本社会の危機の最中なのに、今の国会は波静かだ。参院選が夏に迫っているのに、対決法案はほとんどなく、与野党が激突する気配がない。立憲民主党をはじめ他の野党は危機感が無さすぎだ。
戦う気があるのか! 権力奪取する気があるのか!
■複数区に出馬し「与野党の指定席崩す」
比例区ではなく選挙区から出馬する。落選リスクある。絶対に勝てる保証はないが、捨て身でやるしかない。波静かに選挙が終わって指定席が決まっているようなところを山本代表が自ら崩しに行く。
複数区は他の野党とも仁義なき戦いとなる。衆院選の時のような忖度はしない。自分自身がここだと決めた選挙区から出馬する。
すでに候補者を擁立した選挙区を差し替えて自らが出馬することは今のところ検討していない。
■山本太郎カードを最大限活用
れいわは「数が少なすぎて舐められている」。一刻も早く中規模の政党になる必要がある。参院選で「3議席獲得」のような小さな目標を目指すのなら、議員バッチを外さずにやる方法を考える。「山本太郎というエンジンをフルに動かす」ことで大幅な議席増を目指す。(山本代表の出馬選挙区を全国最大の注目選挙区として脚光を集め、れいわの存在感を全国に広げ、その波及効果で他の選挙区での勝利や比例票の上積みを目指す)
以上から現時点において、山本代表が出馬する選挙区として想定しているのは、れいわが候補者擁立を発表していない複数区ということになります。それは以下の8つの選挙区です。()は今回の参院選における改選数。
神奈川(5)、千葉(3)、兵庫(3)、北海道(3)、静岡(2)、茨城(2)、京都(2)、広島(2)
YouTube番組ではこのなかから「本命」「対抗」「大穴」の三つをあげました。それぞれについて詳細に解説したのでぜひご覧ください。
ちなみにプレミア公開終了後の私のコメントは以下のツイッターの内容です。