政治を斬る!

オーストラリアから日本を思って(57)「れいわ」と書いたら「みらい」に入るの?~「あなたを幸せにしたいんだ~!」私は教育、マスゴミ、制度に洗脳されていた?~今滝美紀

オーストラリアで、気づいた大きなことを書きたいと思います。日本で教育を受けてた私にとって、民主主義は“多数決の原理”でした。“多数決で多い方が勝ち”で、勝った方が、やりたいように決まっていくものだ、という固定観念でした。

今の豪州の与党は、労働党ですが、右派(保守)と左派(リベラル)というグループが、合わさった党です。これは、どういうことか?とずっと思っていました。

そして、実体験として、オーストラリアの人々の考え方が分かったのは、学校や職場ではなく、住まいのコミュニティーでした。

シドニー近郊の町々には、アート・デコ(Art Deco)と呼ばれるレンガ造りのアパートをよく見かけます。築100年以上で、冒頭の写真のように独特のデザインがほどこされています。一軒家よりも値段が安く、シドニーでは人気の物件です。多くは、1階に2件、2階に2件、4件のアパートが一つの建物と敷地を共有して住みます。これがストラータ(Strata)と呼ばれる、〝住まいのコミュニティー”です。

ここでは、肩書、学歴、職業に関係なく、フラットな関係で建物を中心に政治が繰り広げられます。法律で所有者に、建物を修繕し管理することが、義務付けられていていて、所有面積に応じて、修繕費と管理費を支払います。州の法律で、細かくルールが制定されています。

特に雨漏りに関する修繕は、厳しく義務付けられています。水は建物を著しく破損するからです。共用地の管理と破損の禁止、共用の庭の手入れ、ゴミ出し等、ルール作りと、住居者が関わり合いながら住む小さなコミュニティーです。オーストラリアでは、安価な材料で効率的に建てられた新しい建物よりも、昔ながらの石材やレンガ造りの建物の方が、しっかりして、デザインもユニークであることから、人気があります。私も古い建物が好きで、4件のアパートが入った、2階建ての石とレンガ造りの大きな建物に住んでいます。

新住居に喜ぶのもつかの間、多くの問題が明らかになります。複数の雨漏り、雨水の排水問題による洪水、デザイン問題によるひび割れ、木製の窓等、建物の存在を脅かす問題が、次々と起こりました。過半数の賛成で、修繕するかどうか、どのように修繕するが決められます。

ここで、自分のアパートだけの問題の修繕には賛成するけれど、他のアパートの問題には、反対する人々が多数派になると、ギスギスした、住心地の悪いコミュニティーになります。

ここで、少数派を助けるのが、州の法律とシステムです。少数派は、ストラータが法律に沿って修繕しない場合、無料で地方の裁判所に相談し、裁判で訴えることができます。特に少数派に不利なストラータ運営は、厳しく罰せられ、自治権を奪われます。そうなると、泥沼化し不毛な争いで、金銭やエネルギーが消耗されることになります。

このような、法律があっても、法律を守るのではなく、自己利益のために、徒党を組んだり、悪態をついたりする人々が、一定数います。

私の所属するストラーターは、幸い法律に沿い、良心で決める人々が半数いるおかげで、10年以上の間、時には本気でぶつかり合いながら、紆余曲折を経て、穏やかに暮らせるコミュニティーに向かいました。

このような経験からオーストラリアで、〝Living in Harmony ハーモニーのように暮らそう”という豪州での合言葉のように、少数派の人々のことも考える文化があることに、納得させられました。

労働党に右派(保守)と左派(リベラル)が合体し、着地点を見つけ、より多くの人々を包括し、より多くの賛同を得て、政治を行うことで、ギスギスした「分断と争い」ではなく、少数派が合わさり多数派になり、色々な人々が「ハーモニーのように暮らす」ことを目指すことで支持を広めようとしているようです。

そして、今回の日本の衆議院選挙を振り返ってみると…

同調圧力

日本の文化でも、〝集団の調和”〝争いを避け、穏やかに過ごす”ことが美徳で、世界から称賛されています。Comformityという、個人の欲求や意見を控えて、組織の決定に従うことが特徴だと見られています。これが、行き過ぎて、同調圧力に屈して、モラルに反することまで、反対せずに、従えば失敗や不幸を招く、という特徴もあります。

例えば、今回の衆議院選挙で、ほとんどの立憲民主党の候補者が、〝自分たちの主張を否定”しての公明党への吸収合併劇は、これを表しているようです。鮫島さんの分析にもあるように、自己本位的な決定で、不信感を招き投票者が離れ、自民党に圧勝を許したと思います。

またまた、野党を潰す自虐的リーダー登場!

野党第一党が大きくなり政権交代が見えてくると、公約をひるがえし、党をほぼ壊滅させてきたリーダーが、なぜ選ばれ続けたのでしょうか?これも同調圧力でしょうか。

近畿地方の比例候補で、出馬していた奥野卓志さんの投稿が目につきました。

「れいわ」と書いたら「みらい」に入った?

また奥野卓志さんは、「れいわ」と「みらい」が入れ替わった問題として、次のように投稿していました。

『れいわ』と書いたら『みらい』に入って『みらい』と書いたら『れいわ』に入った問題 

不正を検証するオンライン署名も始まりました。

どう考えてもおかしいです。

チームみらいの11議席は全て比例

では「れいわ」の票は一体どこへ?

消費税反対を訴え続けていた「れいわ」の票が消費税賛成を訴えてる「みらい」に入るのですか?笑

『自民党の失われた30年』を批判し続けてきた『れいわ』の票が、自民党に入るのですか?笑

今まで比例で「れいわ」と書いてきた人の票は一体どこへ?~略~

老人しかいない田舎の山奥で誰が『チームみらい』を知ってるのですか?笑 ~略~ 

出口調査やってるのは竹中平蔵のパソナです。出口調査は全て操作されてます

知ってますよね?

その竹中平蔵は維新の会の顧問であり、チームみらいを応援してます。…

こちらその投稿

豪州では、一枚一枚、人によって数えられ、僅差の場合は、数え直しが行われ、1週間以上時間が掛かることもあります。信用性に欠く出口調査は、実施されず、開票が行われていない、投票時間終了と共に、当確が出るはずもありません。もしそうなら、人々から疑いや抗議の声が殺到するでしょう。

Youtubeでは「お前ら不正だろ!」「当選率78%超えの異常値に不信感爆発」という動画 が上がっていました。

その他にも、書き換え、置き変え、消失、同一人物複数投票、数の不一致等、不正選挙を疑う声が数々上がっているのが、今回の選挙の特徴だと思いました。

#不正選挙やり直せ #衆議院選挙の投票用紙を全部数えなおせ  という#タグの投稿 が目につきました。

ナツコさんの 「不正だらけの今の日●、選挙🗳️だけが、公正な訳ないってさ」という投稿も目立っていました。

トランプ大統領の言葉がまた浮かんできます。彼が、訪日した際、横須賀の米兵たちを前に「政治的正しさではなく、やりたいことをやる」とスピーチしました。これは「(目的達成のためには)不正もいとわない」ということでしょうか。その時、高市首相はその隣で聴いていました。日本の高市政権も同様に「不正をいとわない」ということでしょうか?

衆議院選の数日前に、トランプ大統領は、「高市さんを応援する」と、SNSに投稿するほどでした。

不正選挙かどうかの真意はさておき、疑われないなような選挙の開票方法を導入しなければ、疑問をもつ有権者は納得しないようです。

みんなを幸せにしたいんだ

今回の選挙では、与党と対峙していた、小さな野党政党が、大きく議席を減らしてしまいました。それらの党は「消費税廃止」「原発の廃止」「平和」「食の安全と確保」「薬害からの救済」等を訴えていました。大局からすると、多くの人々のためになる訴えは、一部からすれば、自分の利益を損なうために、反対なのでしょう。

「緊急事態条項の反対」も権力者側からすれば、不都合なのでしょう。

かつて、日本は、より多くの立場の人々が大切にされ”一億総中流”と言われていました。より多くが、それなりの生活ができ、より幸せな社会だった。よりハーモニーの中で暮らす、民主主義の中で生活することができていたのでは、ないでしょうか。

しかし、民主主義が変化して、〝自分が得をすれば、他は貧しくなっても構わない”。多数決で決める。そのために、力がある者が有利になる制度や法律をつくればいい。このように、「民主主義の見方」が徐々に変わると、みんなが幸せから、どんどん遠ざかっているようでなりません。

オーストラリアでは、人権や自由が侵され、民主主義の瀬戸際だ、2大政党の限界と大政翼賛化の危険を感じる出来事が起こっています。そこで、踏ん張って、声を上げている議員は、ゆるく連帯している無所属議員たちと、小さなグリーン党です。

今回、立憲から中道改革連合に入らず、河村たかしさんと減税・ゆうこく連合を立ち上げた原口一博さんは、党の拘束を緩くして3段階にして、個人の議員の決断を尊重すると訴えていました。本来は、それぞれの地域の代表である代議士は、党ではなく、地域の人々を代表して活動するはずです。

コロナ対応の違いで、れいわ新選組を離れることになった、大西つねきさんは、その後も政治活動を続け、衆議院選挙投票日と同日投票の大阪府知事選に急遽出馬しました。維新の吉村知事に対し野党が、どこも対抗馬を出していないことに危機感を募らせたからだそうです。惨敗でしたが、それでも45万票以上を獲得し、爪痕を残し、種を蒔くことができたようです。

小さな違いや、リベラルや保守の枠にとらわれず、“より多くの人々が、より幸せになるために”集結と再編成で”一部の人々のための”の民主主義からの脱却をはかれないのでしょうか…。 

最後になりましたが、下の写真は、近隣の2階建ての2件のアパートでなる小さな建物ですが、アーチ状のレンガの組み立てや、アート・デコ調の窓が工夫されていて、遺産指定された建築です。

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