※この連載はSAMEJIMA TIMESの筆者同盟に参加するハンドルネーム「憲法9条変えさせないよ」さんが執筆しています。
<目次>
1.新年御挨拶
2.期待高まる「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)
3.侍ジャパン戦績と国政選挙
4.サッカーW杯2046年大会「日韓共催」待望論
5.トピックス:勝手にれいわ不満箱
1.新年御挨拶
本日は鏡開きの日ですが、SAMEJIMA TIMESの私の記事は今日が2023年の初めての掲載日ということで、まずは新年の御挨拶から。
SAMEJIMA TIMESの読者の皆様に、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
新年最初は、パキスタンとアフガニスタンで医療活動や灌漑水利事業に尽力されて2019年に現地で銃弾に倒れて亡くなられたペシャワール会の中村哲さんの言葉を皆様に御紹介させていただきたいと思います。
「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身に感じる。」
さて、私自身の2022年を振り返ってみますと、昨年はひょんなことから鮫島さんにお誘いを受けてSAMEJIMA TIMESで隔週の連載記事を執筆することになり、慣れない執筆で、気がついてみればアッという間の1年でした。
私が書いた記事に対して皆様からいただいたコメントや、鮫島さんのtwitterアカウントの記事紹介ツイートに皆様からいただいた「いいね」や「リツイート」が、原稿執筆の大きな励みとなりました。
本当にありがとうございました。
今年も頑張って皆様に楽しんでいただける記事を書いていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
2.期待高まる「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)
今年は野球の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)が開催されます。
過去の戦績などを整理してみると、次のようになります。
WBC | 開催年 | 優勝国 | 日本チーム監督 | 日本チーム戦績 |
第1回大会 | 2006年 | 日本 | 王貞治 | 優勝 |
第2回大会 | 2009年 | 日本 | 原辰徳 | 優勝 |
第3回大会 | 2013年 | ドミニカ共和国 | 山本浩二 | ベスト4 |
第4回大会 | 2017年 | アメリカ合衆国 | 小久保裕紀 | ベスト4 |
第5回大会 | 2023年 | ? | 栗山英樹 | ? |
ざっくり傾向を見てみますと、1999年と2003年に監督として日本シリーズを制した経験のある王監督と2002年に監督として日本シリーズを制した経験のある原監督が日本チームを指揮した時にはWBCで優勝していて、監督としての日本一経験が無い山本監督と小久保監督が日本チームを指揮した時にはWBCでは準決勝敗退という結果でした。
コロナ禍の影響で2021年の開催予定が2023年開催に延期となった今回の第5回大会は、2016年に監督として日本シリーズを制した経験のある栗山監督が「侍ジャパン」を指揮します。
そのうえ、アメリカ球界からは大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手、鈴木誠也選手が、日本球界からは投手四冠の山本由伸選手、完全試合を達成した佐々木朗希選手、三冠王の「村神様」こと村上宗隆選手が「侍ジャパン」への参加を表明しており、今回の日本チームは「史上最強」との呼び声も高く、14年ぶりのWBC優勝への期待が大いに高まっています。
3.侍ジャパン戦績と国政選挙
さて、WBCにおける日本チームの戦績と、その直後に実施された国政選挙の選挙結果を並べて表にしてみると、次のようになります。
WBC | 開催年 | 日本チーム戦績 | 直後の国政選挙 | 選挙結果 |
第1回大会 | 2006年 | 優勝 | 2007年参院選 | 自民党惨敗 |
第2回大会 | 2009年 | 優勝 | 2009年衆院選 | 自民党惨敗 |
第3回大会 | 2013年 | 準決勝敗退 | 2014年衆院選 | 自民党圧勝 |
第4回大会 | 2017年 | 準決勝敗退 | 2017年衆院選 | 自民党圧勝 |
第5回大会 | 2023年 | ? | ? | ? |
日本チームがWBCで優勝した2006年大会の後の2007年参院選では、小沢一郎さん率いる民主党が参議院で第1党に躍り出て、自民党は与党過半数割れ(ねじれ国会)となる惨敗を喫しました。
また、「侍ジャパン」としてWBCで優勝した2009年大会の後の2009年衆院選では、鳩山由紀夫さん率いる民主党が308議席を獲得して政権交代を果たし、自民党は1955年の結党以来初めて衆議院で第1党の座を失う惨敗を喫しました。
「侍ジャパン」がWBCで準決勝敗退に終わった2013年大会の後の2014年衆院選では自民党が291議席を獲得する圧勝、同じく「侍ジャパン」がWBCで準決勝敗退に終わった2017年大会の後の2017年衆院選では自民党が284議席を獲得する圧勝でした。
「立憲野党私設応援団」の立場としては、WBC2023年大会での「侍ジャパン」の優勝に大いに期待しつつ、次期国政選挙において「自民党惨敗」の結果を生じさせることができるような作戦を皆様と共に考えていきたいと思っているところです。
さらに言えば、自民党政権は歴史的に見てその寿命を迎えようとしつつあり、「余命3年」であるとする「自民党下野16年周期説」というものを唱えてみたいと思います。
自民党下野16年周期説
1993年:自民党下野(非自民連立政権:細川護熙内閣誕生)
2009年:自民党下野(民主党政権:鳩山由紀夫内閣誕生)
2025年:自民党下野?
現在の衆議院の任期満了は2025年。次の衆院選の選挙結果がどうなるかは、これからの私たちの努力次第になります。
4.サッカーW杯2046年大会「日韓共催」待望論
昨年開催されたサッカーW杯カタール大会は、日本代表チームがドイツとスペインに勝ってグループリーグ突破し、ベスト16進出を果たして大いに盛り上がりました。
その試合を見ていて思ったのですが、2002年の「日韓共催ワールドカップ」のような地元開催のワールドカップをもう一度やることができたなら、どんなに素晴らしいことでしょう。
私の今年の「初夢」的な放談になるかもしれませんが、例えば2046年大会のワールドカップを日本と韓国で共同開催できるとしたら、未来の子どもたちに大きな贈り物を残すことができるのではないかと思います。
2046年の前後の時期には、世界史的に見て大きな出来事が「100周年」を迎えます。
2046年前後の時期に「100周年」を迎える出来事
1945年:第2次世界大戦終結
1946年:日本国憲法公布
1947年:日本国憲法施行
1948年:大韓民国独立
第2次世界大戦の終結から101年となる2046年に日本と韓国がサッカーW杯を共同開催するなら、それはスポーツの世界だけにとどまらず、歴史的に見ても意義のある出来事になるのではないでしょうか。
サッカーW杯は、2022年カタール大会までは「出場32ヵ国、全64試合」という規模でしたが、2026年大会からは「出場48ヵ国、全80試合」という規模に拡大し、2026年大会については「カナダ・メキシコ・アメリカ共催」ということで決まっています。
これからのサッカーW杯は共催がスタンダードになることが予測されるのですが、そうした中で「日韓共催」は既に開催実績のある組み合わせであり、日本と韓国が協力して2046年大会の招致をするなら、W杯開催が実現する可能性は相当高いのではないかと予想します。(ただし、これを実現するには、2038年大会と2042年大会がアジア地区の国で開催されることがないように事前に根回しを行っておく必要がありますが。)
もしW杯2046年大会の日韓共催が実現するなら、日本と韓国の友好関係の改善は大いに進むことが期待できますし、歴史問題を乗り越えて未来志向の外交関係を築いていくための大きなチャンスになるのではないかと思います。
日韓関係以外に、日本国内だけのことを見てみても、2002年のワールドカップの時には国内で招致活動をした15都市のうち実際に試合を実施することができたのは札幌・宮城・新潟・埼玉・茨城・横浜・静岡・大阪・神戸・大分の10都市だけであり、試合を実施できなかった青森・千葉・愛知・京都・広島の5都市が再び招致に挑むチャンスを得ることができることになります。
サッカーW杯に関する「SAMURAI BLUE」(サッカー日本代表)の当面の目標は「ベスト8」ですが、2046年という将来の大会に関しては「ワールドカップ優勝」を目標に掲げてもよいのではないかと思います。
今から「23年」というタイムスパンがあれば、ジュニアやユースの育成の取り組みも、時間的に十分間に合うでしょう。
もしサッカー日本代表が地元開催のW杯で「ワールドカップ優勝」を果たすことができたなら、その時代を生きる人々に代えがたい経験と素晴らしい記憶を残してくれるのではないかと思います。
私はそのような「2046年W杯日韓共催」を夢想します。
5.トピックス:勝手にれいわ不満箱
れいわ新選組の党勢拡大を願い、パキラ丸さんが支持者の意見を吸い上げる「#勝手にれいわ不満箱」というものを作って、そこに寄せられた意見をnoteにまとめておられますので、そのツイートを紹介します。
また、れいわ新選組の2019年参院選と2022年参院選の地域別得票率の比較データも出しておられますので、それについてもツイートを紹介します。
パキラ丸さんのツイートを見て私が思ったことですが、れいわ新選組は東京都内の選挙体制の見直しをまずは行うべきなのではないでしょうか。
そのうえで、2025年に実施される参院選に向けて、東京選挙区の予定候補を誰にするのか、できるだけ早い段階で決めて、2025年の参院選で東京選挙区からの当選を果たすことができるように、準備を進めていった方がよいのではないかと思います。
憲法9条変えさせないよ
プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。