※この連載はSAMEJIMA TIMESの筆者同盟に参加するハンドルネーム「憲法9条変えさせないよ」さんが執筆しています。
<目次>
0.「X」(旧twitter)の投稿を見ながら令和7年を振り返る
1.赤沢亮正前経済再生担当大臣
2.小泉進次郎前農林水産大臣
3.石破茂前総理大臣
4.高市早苗総理大臣
5.田久保真紀前伊東市長
6.小川晶前前橋市長
7.吉村洋文大阪府知事
8.玉木雄一郎国民民主党代表
9.神谷宗幣参政党代表
10.奥田芙美代参議院議員(れいわ新選組)
11.山上徹也被告
12.中井哲之広陵高校野球部前監督
13.長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督
14.小久保裕紀ソフトバンクホークス監督
15.山本由伸投手(ドジャース)
16.森清範清水寺貫主
17.中山奏流さん(Xアカウント名「なかやま」)
18.吉沢亮さん(映画「国宝」主演)
19.今田美桜さん(朝の連続テレビ小説「あんぱん」主演)
20.トピックス:クリスマスソング特集
0.「X」(旧twitter)の投稿を見ながら令和7年を振り返る
早いもので、令和7年も残すところあとわずかとなりました。
今年も様々な「X」(旧twitter)投稿を見ながら、令和7年を振り返っていきたいと思います。
今回は、いろいろな人物を取り上げる形で、令和7年の出来事を振り返っていきます。
それでは、まいりましょう。
1.赤沢亮正前経済再生担当大臣
今年の前半、世界は「トランプ関税」に振り回されましたが、日本では交渉担当の赤沢経済財政担当大臣(当時)が「格下も格下」という発言をして注目を浴びました。
交渉の結果として妥結した「日本からアメリカへの80兆円の投資」という結論が、果たして妥当な内容だったのかどうか、立場によって意見が分かれるところです。
2.小泉進次郎前農林水産大臣
米価高騰が問題になる中での江藤農水大臣の「コメを買ったことがない」の失言辞任から、小泉農水大臣が緊急リリーフ登板することとなり、「政府の備蓄米放出」という政策を打ち出して、注目を浴びました。
その後、自民党総裁選に出馬した小泉進次郎さんは、決選投票で高市早苗さんに敗れて2位に泣き、現在は高市政権で防衛大臣の任に就いています。
3.石破茂前総理大臣
夏の参院選に敗れた石破総理大臣(当時)は、その後の「石破おろし」により、就任から1年で総理の座を退くこととなりました。
退任前に出した「80年談話」で、石破さんは最後に存在感を示すことができたのではないかと思います。
4.高市早苗総理大臣
令和7年の目玉となる出来事は、なんといっても「日本史上初の女性総理の誕生」で、高市総理の発言は「流行語大賞」にも選ばれました。
高市総理の国会答弁における「台湾有事失言」は、日中関係の悪化と、経済活動の縮小という事態を招いており、ここから高市総理がどのような舵取りを見せるのか、今後の動向が注目されます。
5.田久保真紀前伊東市長
今年注目を浴びた女性政治家の2人目は、前伊東市長の田久保真紀さんです。
田久保市長(当時)が東洋大学を卒業しているのか卒業していないのかという話はワイドショーで話題となり、最終的には辞任に追い込まれ、出直し市長選挙でも敗れて、市長の座を追われることとなりました。
6.小川晶前前橋市長
今年注目を浴びた女性政治家の3人目は、前前橋市長の小川晶さんです。
小川市長(当時)が男性職員と「ラブホ密会」したことが問題となり、辞任に追い込まれましたが、来年1月に行われる予定の出直し市長選挙に出馬の意向ということで、今後の動向に注目が集まっています。
7.吉村洋文大阪府知事
令和7年に行われた大きなイベントとしては、「大阪・関西万博」が挙げられます。
ユスリカ大発生や、オールナイト万博など、トラブル続きだった「大阪・関西万博」ですが、工事代金未払いの問題は今も解決しておらず、この問題に頬かむりしてしまっている吉村大阪府知事の責任は、今後追及されていくべきだと思います。
8.玉木雄一郎国民民主党代表
夏の参院選で、「手取りを増やす夏」をキャッチコピーにした国民民主党が躍進しました。
石破総理退陣に伴う秋の政局で、玉木雄一郎さんは総理大臣の座を手に入れることができず、また、「年収の壁を178万円に引き上げ」という目玉政策は、実現したものの、人によっては「たった8,000円の減税」という結果に終わってしまったことから、来年以降の政治状況を考えた場合には、玉木さんや国民民主党に対する期待感は、徐々に萎んでいくのではないかという気がします。
9.神谷宗幣参政党代表
夏の参院選で、「日本人ファースト」をキャッチコピーにした参政党が大躍進しました。
参院選後の宮城県知事選挙でも参政党は非常に大きな存在感を示しており、支持者や一般の有権者の目から見て「期待を裏切った」というふうに映る状況がまだ発生していないことから、来年以降の政治状況においても、神谷さんや参政党に対する期待感は膨らんでいき、選挙があれば大きな旋風を巻き起こしていくのではないかという気がします。
10.奥田芙美代参議院議員(れいわ新選組)
夏の参院選において、市民にとって大きな出来事は、れいわ新選組から奥田芙美代さんが当選を果たしたことです。
奥田芙美代さんの国会での質疑は、内容的には「質疑というよりも演説ではないか?」と疑問を呈されるおそれのあるものではありますが、与えられた質問時間の短さを考慮すれば、市井の人々が抱いている率直な疑問や思いを政府にぶつけるという意味において非常に価値があり、さらに、奥田芙美代さんが国会内で見聞きしたことをオープンに情報公開して可視化してくれるという意味で、非常に意義があると感じています。
11.山上徹也被告
3年前の安倍元首相銃撃事件の山上被告の裁判が今年ついに始まり、奈良地裁での一審が結審しました。
検察側により無期懲役が求刑された山上被告の裁判は、来年1月21日に判決が言い渡される予定です。
12.中井哲之広陵高校野球部前監督
今年の夏の甲子園では、大会に出場し1回戦に勝った広陵高校が、2回戦を前に大会途中で辞退して不戦敗するという前代未聞の出来事がありました。
出場辞退の原因となった暴力事案は大会前からSNSで拡散されており、広陵高校の中井監督(当時)をはじめとする高校側の対応が適切だったのかどうか、改めて検証が必要な事案であるというふうに感じます。
13.長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督
長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督が、今年の6月3日に逝去されました。
私は長嶋茂雄さんの現役時代をリアルタイムで見たわけではありませんが、監督時代の1994年10月8日の「国民的行事」は、テレビ中継をリアルタイムで見て非常に興奮したことを今でも忘れられません。
14.小久保裕紀ソフトバンクホークス監督
プロ野球の日本シリーズは、小久保監督率いるソフトバンクホークスが、初戦でセリーグ覇者の阪神に敗れた後、第2戦から第5戦まで一気の4連勝で、5年ぶりの日本一に輝きました。
15.山本由伸投手(ドジャース)
アメリカのワールドシリーズは、山本由伸投手がシリーズ3勝をあげる大車輪の活躍でシリーズMVPに輝き、ドジャースが球団史上初の2年連続ワールドシリーズ制覇を果たしました。
16.森清範清水寺貫主
クマによる被害が多発した令和7年、今年一年の世相を表す漢字には「熊」の字が選ばれ、清水寺貫主の森清範さんが揮毫しました。
17.中山奏流さん(Xアカウント名「なかやま」)
北海道大学の大学生だった中山奏琉さんは、希少がんのため北海道がんセンターに入院療養中の本年10月10日に「多分そろそろ死ぬ」というコメントを「X」(旧twitter)に投稿し、それから2日後の10月12日に22歳の若さでこの世を去り、それからさらに2日後の10月14日に「グエー死んだンゴ」というコメントを「なかやま」という中山奏琉さんのアカウントから生前の予約投稿により投稿しました。
中山奏琉さんの「グエー死んだンゴ」という投稿を見た人々が「なかやま」さんへの「香典」や「お悔やみ」として「公益財団法人がん研究会」などの研究機関に現金を寄付して「成仏してクレメンス」と返信するということがSNS上で一種の社会現象になり、22歳の若さで残り少ない命を燃やした中山奏琉さんの生きざまと、「なかやま」さんの投稿を見て寄付や返信を行った人々の温かい気持ちを見るにつけ、胸が熱くなる思いがします。
18.吉沢亮さん(映画「国宝」主演)
吉沢亮さん主演の映画「国宝」が、興行収入100億円を突破する大ヒットとなりました。
映画「国宝」は年末年始も上映されているようですので、まだ見ていない方はぜひ映画館へ足を運んで見に行かれるといいと思いますし、興行収入の記録がどこまで伸びるのかという点も非常に楽しみです。
19.今田美桜さん(朝の連続テレビ小説「あんぱん」主演)
今田美桜さん主演の朝の連続テレビ小説「あんぱん」が、NHKプラスにおいて、朝ドラや大河ドラマを含む歴代全ドラマの中で史上最多視聴数を記録しました。
なにかと慌ただしい年末ですが、朝ドラ「あんぱん」がテーマに掲げた「逆転しない正義」について、もう一度ゆっくり考えてみる必要があるのではないでしょうか。
20.トピックス:クリスマスソング特集
今日はクリスマス・イブということで、SAMEJIMA TIMESの読者のみなさまに、1980年代と1990年代のクリスマスソングをお届けしたいと思います。
世界中の人々に素敵なクリスマスが訪れることを心から祈ります。

憲法9条変えさせないよ
プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。