政治を斬る!

立憲野党私設応援団(108)俺たちの「護憲リベラル新党」を作ろう!〜リベラル再生の道を探る~憲法9条変えさせないよ


<目次>

0.はじめに~衆院選の開票結果に絶望して~

1.「ユキオが創った民主党」を二度ぶっ壊した男・野田佳彦の負けっぷり

2.「ママ戦争止めてくるわ」は「希望は戦争」に負けた

3.高市自民の圧勝で、日本は「弱く、貧しく」なる

4.「高市改憲」を阻止するには、公明党と創価学会のご機嫌を取り続けるしかない

5.れいわ新選組「発展的解党」のすすめ

6.立憲民主党と中道改革連合は2年間「動かざること山の如し」でいけ

7.「護憲リベラル新党」を2027年11月に立ち上げろ

8.「反戦な家づくり」山岸飛鳥さんの議論の紹介

9.おわりに~筆者同盟「卒業」のお知らせ~

10.卒業特集(その1):白線流し

(この原稿は2月11日に書かれたものです。)


0.はじめに~衆院選の開票結果に絶望して~

2月8日に投開票が行われた真冬の衆院選、高市自民党が衆議院の3分の2を上回る議席を獲得して圧勝し、2005年の小泉自民党の「郵政選挙」や、2009年の鳩山民主党の「政権交代選挙」を超える「伝説」を作りました。

それを受けて、今回の記事は、私と友人が某居酒屋でやけ酒を飲みながら交わした会話の内容を、方言が分からないように少しデフォルメしつつ、読者のみなさまにお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、私は「小選挙区は中道改革連合の候補者に、比例はれいわに」、そして友人は「小選挙区は中道改革連合の候補者に、比例は共産党に」ということで、高市自民党の圧勝を何とか止められないか、最後まで可能性を追い求めていたのですが、2月8日の午後8時に、その希望は木っ端微塵に打ち砕かれました。

1.「ユキオが創った民主党」を二度ぶっ壊した男・野田佳彦の負けっぷり

「それにしても、衆院選の結果は物凄かったな。」

「中道改革連合の負けっぷりが、尋常じゃなかった。」

「『松下政経塾が生んだ右の大砲』野田佳彦は、村上宗隆や大谷翔平をはるかに超える、とんでもない破壊力だ。」

「民主党が政権崩壊した時は、民主党が230議席から57議席へ、75%も議席を減らした。今回の衆院選は、立憲民主党だけ見れば、148議席から21議席へ、なんと85%も議席を減らしている。」

「鳩山由紀夫が創った『市民が主役の民主党』も、枝野幸男が創った『まっとうな政治の立憲民主党』も、どちらも野田佳彦がぶっ壊した。二人の『ユキオが創った民主党』を、二度ともぶっ壊してしまったわけだな。」

2.「ママ戦争止めてくるわ」は「希望は戦争」に負けた

「しかし、高市自民をこんなに勝たせてしまって、近い将来、戦争を起こしかねないぞ。」

「しかも、前回の太平洋戦争の時は、負けても『日本国軍隊の無条件降伏』だけで済んだけど、今回は民主的な選挙で高市政権を選んでしまっているから、次の戦争で負けたら、『日本国の無条件降伏』ということになる。今度は国民も被害者面できないわけだ。」

「だから『ママ戦争止めてくるわ』のツイデモで世論に呼びかけたわけだけど、どうして日本の有権者の多数派は、わざわざ『戦争への道』を選んでしまったのだろう。」

「いやぁ、これは、いわゆる『無敵の人』の願望を、無意識のうちに叶えてしまったんじゃないのかなぁ。前に言われていた『希望は戦争』というやつだよ。高市早苗は、『無敵の人』に対して、『あなたは<日本に生まれた男性>というだけで、本来もっと尊重されるべき人間なんです』というメッセージを発し続けた。これまで虐げられ続けてきた『無敵の人』にとっては、高市早苗は『救世主』なわけだよ。やれ、ジェンダー平等だとか、子育て支援だとか、外国人と仲良くしましょうとか、そんなことは『無敵の人』の立場からすれば何の役にも立たない余計な話なわけで、リベラルが言っている話を聞いても、『うるさい、バカ!』としか思わない。」

「実際、歴史的に見れば、戦争が起きると『挙国一致体制』を作らなければならないので、国の政策も所得格差を縮小させる方向に向かうことになる。障害者福祉にしても、傷痍軍人からの要請を政策に組み込むことで、障害者福祉の施策を拡充する方向に向かうということが、アメリカでは現実として起きてきた。」

「あまり認めたくはないけど、『戦争は科学技術の発展を生む』という側面もあるからな。インターネットだって元々は軍事用の通信技術だし、サランラップやクレラップみたいなやつも、元々は軍事用の用途のものだった。」

「徴兵制にしたって、現実に非正規で働いている40代や50代の人たちの待遇を考えれば、『今からでも自衛隊に雇ってもらった方が、よほど待遇がいい』という話になるからね。」

「『命を大切に』という話も、全く抑止にはならない。家族もなく、老後の生活の保障もない状態で、死ぬまでキツイ仕事を続けなければならないと考えれば、『このまま老いて、社会から邪魔者扱いされるよりは、国のために戦って<名誉の戦死>を遂げて、<国を守るために戦って死んだ英雄>として祀られた方がなんぼかいい』と思っても、全然不思議じゃない。」

「そういえば昔、『附属池田小事件』というのがあって、『社会に復讐するために、エリートの子どもを殺す』ということを実際にやってしまうと大変な犯罪になるわけだけど、国が戦争を起こして『勝ち組』の家で大切にされている子どもたちが死んでしまう分には、誰か特定の個人の犯罪になるわけではないわけだ。『ママ戦争止めてくるわ』のツイートは、逆に最後に『無敵の人』の怒りに火をつけてしまった可能性があって、高市自民党の爆発的な圧勝は、『これで戦争が起きれば、お前たちが大切にしている子どもが死んでしまうだろぅ!ざまぁみろ!』と、社会全体が復讐されているんじゃないだろうか。」

「物心両面で困窮している『無敵の人』に対して寄り添うような言説を、結果として誰もできなかったわけで、現実の問題に対して全く役に立たない高説を垂れてきた政治学者の面々には、『丸山眞男をひっぱたきたい』と言ってやりたいね。」

「『希望は戦争』の伏線回収だな。」

3.高市自民の圧勝で、日本は「弱く、貧しく」なる

「しかし、仮に高市政権が自重して暴発せずに戦争を回避することができたとしても、高市総理が『台湾有事失言』を撤回するか、総理の職を辞するかしない限り、中国からの経済制裁はずっと続いてしまうわけで、どうしようもないよな。」

「だから、今回の選挙で野党が勝って、仮に政権交代にならないとしても高市総理が辞任して自民党の別の総理大臣に代わっていれば、穏当な形で『台湾有事失言』の問題にピリオドを打って、中国からの経済制裁を終わらせることができていたのに、その千載一遇のチャンスを棒に振ってしまったわけだ。」

「その通りで、今さら高市総理が『台湾有事失言』を撤回するとは思えないし、『高市退陣』がそんなにすぐにあるとも思われないので、レアアースが手に入らないとか、薬の原料が手に入らないとかいうふうになって、時間の経過と共に、どこかの時点で日本経済は詰んでしまうことになる。」

「まぁ、そうはならないように、『積極財政で<日本列島を、強く豊かに>する』と言いたいんだろうけど、『サナエノミクス』は、どうやっても失敗するからね。安倍さんの時は、周りにいたブレーンの人たちが優秀で、出てきた政策のクォリティは高かったし、その振り付けに沿って演じる安倍さんも、役者としては一流だった。『アベノミクス』は結果として上手くいかなかったけど、消費税増税さえしてなければ、早い段階でデフレを脱却して、経済を成長軌道に乗せて、本当に景気を回復できていた可能性がある。でも、高市さんの『サナエノミクス』は、ろくなブレーンがいないのか、プランを立てた時点で、早々に破綻している。」

「どういうこと?」

「要は、高市さんがやろうとしていることは、『積極財政で予算を付けて、アメリカから兵器を爆買いします』ってことでしょ。まぁ、イデオロギー的なことを抜きにして、『軍事支出を増やして、経済を活性化させる』という考え方は、経済学としては存在する。『ミリタリーケインジアニズム』(軍事ケインズ主義)っていうやつね。でも、これは国内の軍需産業に兵器を大量発注する場合のやつで、アメリカから兵器を爆買いするのは、支払いで日本から国富を海外に流出させるだけで、経済の活性化にはつながらない。」

「GDPの面でも、財政の健全性の面でも、マイナスに働くというわけだな。」

「そう。しかも、アメリカから買う兵器というのが、国際兵器市場で売れ残ったものを高値で買い取るというような代物なので、日本の防衛力強化にとっては、むしろマイナスに働きかねない。一方、中国からすれば、日本が防衛予算を増額していることを理由に、軍事予算を増額することができる。もちろん中国は自国軍隊の機能強化につながる装備品を購入するだろうから、彼我の戦力差は、さらに開くことになる。」

「つまり、日本が防衛予算を増額すればするほど、防衛力の面でも中国に後れを取っていくということだな。」

「そういうこと。」

「ということは、防衛力の面でも日本の力が弱くなり、日本経済は衰え、国民生活も貧しくなるという『三重苦』に陥るわけか。」

「シナリオも三流なら、役者の高市さんも三流。だいたい、NHK日曜討論も、ケガでドタキャンしたわけじゃなくて、文春砲によれば、実際は2日前から計画的に段取り組んでズル休みしてたわけだろ。仮病でバッくれるにしても、日曜日に丸一日選挙運動を自粛して休んでいれば、それ以上の追及はなかったのに、日曜討論の前後であんなに元気にしていたら、そりゃあ、ウソもばれるよ。ばれるようなウソをつく三文役者だし、『日曜討論ズル休み』っていうそのことだけでも、高市早苗は総理失格だよ!」

「あなたはそんなふうにお怒りなんですけど、ところが世間の多くの人々は、『高市さん、がんばってる!』とか、『高市さんをいじめるな!』とか言って、そんな高市さんを応援しちゃってるんですよね…」

4.「高市改憲」を阻止するには、公明党と創価学会のご機嫌を取り続けるしかない

「しかし、これから野党は一体どうすればいいんだろう?」

「まずは、中道改革連合が割れないことだな。立憲民主党出身の衆議院議員は、ひたすら『下駄の雪』のように、公明党出身の衆議院議員の後についていくことだ。党名も変えなくていい。綱領も変えなくていい。もう、中身は全く問わないから、とにかく『比較第二党』と『野党第一党』のポジションを、次の衆議院選挙がある時まで、ひたすら守り続けることだ。」

「なるほどね。」

「それと、共産党とれいわは、衆議院で統一会派を組むべきだ。共産党の4人とれいわの1人で、合わせて5人になる。そうすれば、予算委員会に入ることができるはずだ。」

「まずは護憲派で『5人の塊』を作るということだね。」

「これから日本が一体どうなるのか、みんな不安に思っていると思うけど、とにかく、少なくともあと1回、選挙が行われることだけは間違いない。それが憲法改正の国民投票なのか、衆院選なのか、参院選なのか、それはこれからの政治の流れ次第だけれども、とにかく、あと1回、選挙があることだけは間違いないので、リベラル派は、そのワンチャンスに賭けるしかない。」

「まだワンチャン残ってるってことだね。」

「そういうこと。」

「でも、高市政権が憲法改正の発議をしてきたら、リベラル派は国民投票で勝てるのか?」

「今回の衆院選で高市さんの動画が1億回再生されたという話があったけど、国民投票になったら、おそらく広告費をバンバン投入してくる改憲派に勝つのは極めて難しい。だから、その前に国会で発議を止めるというのが基本的な戦略になる。」

「国会で、身体を張って止めるってこと?」

「いや、そういうわけじゃない。衆議院は自民党単独で3分の2を確保したけれども、参議院はそうじゃない。参議院の定数248議席に対して、3分の2は166議席。現状で、自民党は102議席、日本維新の会は19議席、国民民主党は25議席、参政党は15議席、日本保守党は2議席なので、改憲派の5党を全部足しても163議席で、すごくギリギリなんだけども、3分の2には届いていない。」

「参議院では、ギリギリで否決できるのか!」

「そう。でも、これは公明党が裏切らないことが前提ね。21議席持っている公明党が改憲派に寝返ったら、参議院でも憲法改正の発議が通ってしまう。」

「これはもう、護憲派は、今すぐ『聖教新聞』の購読を申し込んで、創価学会を応援するしかないね(笑)『一緒に<高市改憲>を阻止しましょう!』って。その代わり、『裏切って改憲に賛成したら、すぐに聖教新聞の購読を打ち切るよ!』って。」

5.れいわ新選組「発展的解党」のすすめ

「当面の『高市改憲』がないとすれば、焦点は、2027年の統一地方選挙と、2028年の参議院選挙に移る。特に、2028年の参議院選挙が重要で、ここで改憲派の3分の2を阻止できるかどうか、あるいは、自民と維新の議席を大きく削ることができるかどうか、ということになる。」

「ということは、リベラル派は、そこから逆算して今後の戦略を組み立てていくべきだということだな。」

「そういうことだね。まず、れいわと社民党は、統一地方選挙の前に、できるだけ早い段階で合流して、一つの党になった方がいい。党名は、『社民れいわ希望の会』か、『社民党と山本太郎となかまたち』にしたらいい。獲得議席1のれいわも、獲得議席0の社民党も、党首が責任を取って、山本太郎さんも、福島瑞穂さんも、いったん身を引いた方がいい。ここは、ラサール石井さんを党首にして、山本太郎さんと福島瑞穂さんが共同代表、そして山本譲司さんが幹事長、木村英子さんが政調会長という布陣にして、人事の刷新を図るべきだ。」

「党名は、『れいわ』よりも、『山本太郎』の名前の方を残した方がいいかもしれない。」

「れいわは、前回の衆院選で比例票が380万票あったのが、今回は167万票にまで減ってしまっている。れいわ旗揚げの時の2019年参院選の228万票さえも下回ってしまっているので、今回の落ち込みは、本当に深刻だ。」

「やっぱり、山本太郎の病気療養と議員辞職が痛かったかな。」

「他の政党もみんな消費税減税を言い出したとか、いろいろ要因はあると思うけど、一番大きいのは、やっぱりそれじゃないかな。れいわは『市民が参加できる政治プラットホーム』として自主独立路線を歩んでいきたいのだとは思うけど、もはや悠長にそんなことを言ってる場合じゃなくなってしまった。民主党と自由党の時に小沢一郎さんが『民由合併』をやって小泉自民党に対抗していったことがあったけど、今の状況であれば、れいわと社民党と立憲民主党の3党が順を追って合併して、大きな塊になって高市自民に挑んだ方がいいと思う。」

「中道改革連合も?」

「それは一番最後だな。」

6.立憲民主党と中道改革連合は2年間「動かざること山の如し」でいけ

「立憲民主党と中道改革連合は、今回の騒動で、人気も信用も完全に失ってしまった。だから、立憲民主党の参議院議員と地方議員が中道改革連合に合流しても、次の選挙で確実に負けるし、逆に中道改革連合を解党して衆議院議員が立憲民主党と公明党に戻ったとしても、次の選挙でまた大惨敗するだろう。」

「立憲民主党にいた衆議院議員は、『理念も政策もかなぐり捨てて、目の前の自分の議席確保のために(創価学会の)組織票に飛びついた』と思われてみんな信用をなくしてしまっているし、立憲民主党に残っている参議院議員も、『どうせ<同じ穴のむじな>でしょ!』と思われてしまっている。」

「地方議員に関して言えば、それぞれいろいろな地域事情で、この地方議会では与党だったり、あの地方議会では野党だったりするから、どうするかは非常に難しい。いずれにしても、『中道改革連合』の看板では惨敗するのは目に見えているので、まだましな『立憲民主党』の看板のままで、次の統一地方選挙に臨むしかないと思う。」

「それが一番『まし』な選択肢ということだな。」

「とにかく、中道改革連合は衆議院で、立憲民主党は参議院で、党の内外にいる公明党と創価学会の方々のご機嫌を取りながら、『比較第二党』と『野党第一党』の地位を死守し続けて、何とか『高市改憲』だけは阻止したうえで、それぞれ、次期衆院選、次期参院選になだれ込むしかない。」

「立憲民主党も、中道改革連合も、『動かざること山の如し』で我慢して、何とか2028年の参院選まで時間を稼げ、ってことだね。」

7.「護憲リベラル新党」を2027年11月に立ち上げろ

「立憲民主党も、中道改革連合も、次の国政選挙までに『党名ロンダリング』をやらないと、とても選挙で戦える状況ではない。そういう意味では、『護憲リベラル新党』を誰かが新しく立ち上げる必要がある。しかし、それを政治家自身がやってしまうと、『議席ほしさの数合わせ』だと見られてしまう可能性が高い。だから、市民の手で新しく『護憲リベラル新党』を創るしかない。」

「だけど、どうやって?」

「新党設立の母体になれるとすれば、『市民連合』しかないだろうね。まず、2026年5月3日の憲法記念日に『護憲リベラル新党設立準備委員会』を立ち上げる。そして、1年半かけてじっくり話し合いを行って、広範な議論を積み重ねたうえで、2027年11月3日の文化の日に『護憲リベラル新党』を結成するわけ。そうすれば、2028年夏の参院選には十分間に合う。」

「それは面白そうだね。」

「一般の市民だけではなく、学者や知識人・タレント・文化人の人たちにも設立準備委員会の中に入ってもらって、その代わり、政治家は準備委員会の中に入らずに、新党の器が出来上がった時点で、2027年11月から2028年7月までの間に各自加わってもらうようにしたらどうだろうか。」

「なるほどね。」

「新党設立の前の議論には、『市民連合』だけじゃなくて、全国各地にある、護憲・平和の市民団体や、環境・反原発の市民団体の人たちにも、できるだけたくさん加わってもらったらいい。『反高市』とか『平和を守る』という結集軸なら、みんな集まれるんじゃないだろうか。」

「可能性としてはあるよね。」

「1年半かけて、新党の党名や、基本政策、綱領、組織、そして党首人事なんかを決めていくわけ。ワクワクしない?」

「それは面白そうだね。」

「新党の党名として、パッと思い付くのは、『民主平和党』かな。これは私が考えた党名ではなくて、志村建世さんが考えた党名(参考資料:「民主平和党ホームページ」【志村建世のブログ2016年7月4日】)なんだけども。あるいは、党名に『民主』が入っているのが嫌なら、『ラブアンドピース』で『友愛平和党』とか。『不屈のフランス』にちなんで『不屈の日本』にするという手もある。」

「でも、『不屈の日本』じゃ、パッと見てリベラルかどうか、さっぱり分かんないよね。党名は、一般から公募して、みんなの投票で決めるとかしたらいいんじゃないの?」

「『民主党』が『民進党』になった時も、一般から名前を公募したけど、その方が話題にもなるし、みんなで参加できるからいいよね。」

「例えば、一人1,000円とか2,000円とか会費を支払えば『護憲リベラル新党設立委員会』に参加できるようにして、参加者が新党の党名を決める投票権を持つようにすれば、資金集めもできて、いいんじゃないだろうか。」

「基本政策については、各野党が2021年の衆院選の際に『市民連合』と文書で取り交わした『共通公約』を基本線に考えていけばいい。安保法制違憲部分廃止、辺野古新基地建設反対、消費税は一律5%減税だ。」

「その線なら、まとまれるはずだよね。」

「まぁ、これは思い付きなんだけども、①安保法制違憲部分廃止、②辺野古新基地建設反対、③原発再稼働反対の3つは新党のコア政策として参加議員が全員意思統一するけれども、他の政策の議案採決の際には党議拘束をかけないようにするとか、党の運営を柔軟な形にできるようにしてもいいんじゃないかと思うんだよね。例えば、消費税について、『消費税廃止』を訴える人と、『北欧の福祉国家を目指して将来は消費税25%』を訴える人が、党内に両方いてもいい、みたいな。もちろん、その時その時の経済状況に応じて、党が訴える政策の方針は一つに決めないといけないので、『次期参院選の公約は消費税一律5%減税』に決める、というようなスタンスで進めていったらいいんじゃないだろうか。」

「政策に柔軟性を持たせるというわけやね。それができたら、いいかもしれないね。」

「まぁ、『食料品のみ消費税ゼロ』みたいなことをやれば、個人でやってる飲食店はバタバタ潰れることになるからね。次期参院選の公約は『消費税一律5%減税』でいって、国民民主党の政策に揃えた方がいいだろうと思う。」

「場合によっては、国民民主党との選挙協力の道も探る、ということかな?」

「その通り。それから、新党の顔になる『党首』を誰にするのかが、物凄く重要になるよね。候補としては、例えば、杉並区長の岸本聡子さんとか、そういった線が考えられると思うけど、とにかく、清新なイメージのある方に新党の『党首』を引き受けてもらう必要がある。」

「間違っても、野田佳彦みたいな奴じゃダメだと(笑)」

「まぁ、そういうことだな。自民党の総裁選は、2027年の秋にあるので、そこで誰が自民党総裁になるのかを見て、新党の『党首』を決めればいい。『護憲リベラル新党』の初代党首を引き受けるのは、『火中の栗』を拾うようなものだけど、もし引き受ける候補者が複数いるなら、投票で決めるという方法もある。」

「やるなら、自民党総裁選の後の方がいいよね。」

「うん。いずれにしても、今いる国会議員以外の外部から人材を探して、新党の『党首』を引き受けてもらった方がいいね。それと、自民党総裁選の結果、高市早苗以外の人物が新総裁に選ばれた場合には、臨時国会で新しい総理大臣を選んだ後にすぐ衆議院解散になる可能性があるから、『護憲リベラル新党』の設立時期は、2027年11月を基軸にしつつ、それよりも前の秋に衆議院解散があった場合には、時期を前倒しして衆院選に間に合わせられるような感じで準備をしておいた方がいい。」

「なるほどね。」

「まぁ、次の衆議院解散は、任期満了の時期に限りなく近づくか、2028年の参院選で衆参ダブル選挙になるか、どっちかになる可能性が高いとは思うけど。」

「次の衆院選で、自民党がこれ以上勝つことは難しいだろうからね。」

「そういうことだ。それを踏まえれば、『護憲リベラル新党』の設立時期は2027年11月3日、そして2028年夏の参院選に照準を合わせるような感じになる。まず、『立憲民主党』は、『立憲』と『民主』の2つの政党に分党する。『安保法制違憲部分廃止』と『原発再稼働反対』の政策を維持する議員はいったん『立憲』に所属し、そこから『社民党と山本太郎となかまたち』と一緒になって、『護憲リベラル新党』に合流する。逆に、『安保法制容認』と『原発再稼働容認』の政策に舵を切る議員はいったん『民主』に所属し、そこから『国民民主党』に合流する。こういう段取りにすれば、政策的ごった煮状態も解消できて、スッキリするんじゃないだろうか。」

「それが一番スッキリするよね。」

「『中道改革連合』は、次の衆議院解散があった時に『中道』と『改革』と『連合』の3つの政党に分党する。公明党出身の議員はいったん『中道』に所属し、そこから創価学会の判断次第で、『公明党』に戻るか、政策転換したうえで『護憲リベラル新党』に参加するかを決める。立憲民主党出身の議員のうち『安保法制違憲部分廃止』と『原発再稼働反対』に政策を再転換する議員はいったん『改革』に所属し、『護憲リベラル新党』に合流する。そして、立憲民主党出身の議員のうち『安保法制容認』と『原発再稼働容認』の政策を維持する議員はいったん『連合』に所属し、そこから『国民民主党』に合流する。こういう段取りにすれば、スッキリした形で別れることができるんじゃないだろうか。」

「それであれば、みんな納得して自分の身の振り方を決められるよね。」

「こういう段取りでいけば、護憲リベラル派の議員は『護憲リベラル新党』に結集することができるし、安保法制や原発再稼働を容認する議員は『国民民主党』に身を寄せることができる。このプランは、『市民連合』と『社民党と山本太郎となかまたち』が母体になる形で、『立憲民主党』と『中道改革連合』のリベラル派議員が、それぞれ自分の選挙の前に『護憲リベラル新党』に参加できるようにするという、一種の『救済プラン』だ。山本太郎さんは、これから2年半、休んで英気を養って、もし病気から回復できれば、2028年の参院選で、全国比例で出馬したらいい。そして、福島瑞穂さんは、『社民党と山本太郎となかまたち』の党首の座をラサール石井さんに譲って、これから参院選までの2年半、『福島瑞穂の憲法おしゃべり会』みたいな感じで、山本太郎さんがれいわ新選組でやっていた『おしゃべり会』を真似して、全国行脚していったらいい。聴衆からの質問を『憲法問題』に限定してやれば、山本太郎さんと同じか、それ以上の丁々発止のやり取りができるんじゃないだろうか。どっちみち、2028年の参院選に向けて、『福島瑞穂』の名前を売っていかないといけないわけだし。それで、山本太郎さんの個人票とか、福島瑞穂さんの個人票とか、『護憲リベラル新党』の党名票とかを全部合わせて、『比例票数で自民党に勝つ』ことを目標にしてやっていったらいいんじゃないかと思う。」

「プロモーションが上手くいけば、可能性はあるんじゃないかという気がしてくるね。」

「れいわ新選組のコア支持者の人たちの中には、『れいわがなくなるのは嫌だ』と思う人が少なくないと思うけど、逆に、『れいわ』をなくしてしまって、『護憲リベラル新党』の中に山本太郎さんとれいわ新選組のメンバーを溶かし込む方が、『自民党から政権を奪う』とか『山本太郎さんを総理大臣にする』という目標を達成できる可能性が飛躍的に高まると思うんだよね。例えばだけど、れいわ新選組が比例で200万票とか300万票とか取ったとしても、そんなに大してインパクトはないでしょ。でも、『護憲リベラル新党』の中で、山本太郎が一人で200万票とか300万票とか取っちゃったら、これは滅茶苦茶インパクトあるよね。」

「そうなったら、新党の党内で、誰も山本太郎のことを無視できなくなるよ。」

「いろいろ考えたら、『護憲リベラル新党』、めっちゃ期待できる気がしてきたね(笑)

ついでに言えば、『護憲リベラル新党』を立ち上げるなら、基本政策の中の一つに『ロスジェネ救済』を入れてほしいね。」

「それ、いいね!」

「ロスジェネの問題について、世間の人は誤解してるけど、ずっと非正規でいる人だけじゃなくて、正社員としてキャリアを積んできた人も、上の世代や下の世代の人と比べて冷遇されていて、みんな不満を持っているということがあるんだよね。子どもを持てなかった人の哀しみも深いけど、『子宝に恵まれたのに、自分たちの時は<子育て支援>とかちっともしてもらえなかった』という恨みを抱いている人も少なくないし。そういう意味では、ロスジェネ世代のほとんどが現状に不満を抱いているから、これを選挙の票に結びつけない手はない!」

「確かにね。ただ、一口に『ロスジェネ世代』といっても、みんなそれぞれ立場は違うから、いわゆる『正社員で<勝ち組>だけれども他の世代に比べて冷遇されている』という人たちは『所得税減税』(手取りを増やす)や『社会保険料引き下げ』(社会保障費の削減)を望み、『ずっと非正規で<負け組>』という人たちは『消費税減税』(あるいは廃止)や『現金給付』を望む、みたいな感じで、結果的に支持政党もバラバラになってしまっているんじゃないだろうか。」

「そこだよね。問題なのは。結果として自民党を支持している人もたくさんいるしね。ただ、みんな何がしかの不満を抱えているのは間違いないから、そこを上手く政策的に吸収して、選挙の票に結びつけていけると、『ビックウェーブ』が作れるんじゃないかと思うけどね。」

「人数は多いしね。」

「例えばだけど、『シニアワーキングインカム』とか、『シニアベーシックインカム』みたいなことができないだろうか。60歳以上の人が働く場合、あるいはボランティア活動に従事する場合に、国が給料を出すとか。あるいは、差額だけ出すとか。60歳を超えると、同じ仕事をしてても、再雇用だと大幅に給料が下がってしまうだろう?これって、すごく不満に思っている人、多いと思うんだよね。だから、上の『バブル世代』はこのまま放っておいて(笑)、今から『検討』を始めて、我々が60歳になったぐらいのタイミングで『シニアワーキングインカム』の制度を導入するとか。働けない人や、働かない人も、それより低い金額で『シニアベーシックインカム』がもらえるようにすればいい。」

「ロスジェネ世代の人の中には、『人生の中で我々が被った損害や遺失利益を考えれば、国は一人につき1億円の現金を我々の老後に支給するべきだ』なんて言ってる人もいるからね。さすがにそれは無理だと思うけど、そのくらい怒ってる、その気持ちは分かる気がする。」

「まぁ、これを我々の酒場の愚痴に終わらせずに、何らかの実効的な政策に結びつけることができるように、政治家の人たちには本当に頑張ってほしいよね。」

8.「反戦な家づくり」山岸飛鳥さんの議論の紹介

真冬の衆院選について、「反戦な家づくり」の山岸飛鳥さんが総括をされていますので、その議論をみなさまにご紹介します。

山岸飛鳥さんは、れいわ新選組を存続させる前提で、いろいろな議論や提言を行っておられます。

それに対して、私の意見は、れいわ新選組を「発展的に解党」させて、山本太郎とれいわ新選組を「護憲リベラル新党」の中に溶かし込む、という考え方を主張しています。

ただ、それらは二項対立しているのではなく、仮に「いったん解党」したとしても、それで終わりというわけではなくて、「れいわの志を持った国会議員」が衆参合わせて5名いさえすれば、いつでも国政政党「ニューれいわ新選組」を立ち上げることができますので、いろいろな得失を考えながら、どちらかの路線を選べばいいのではないかと考えています。

いずれにしても、れいわ新選組の所属議員や、れいわオーナーズや、れいわフレンズ、あるいはボランティアなど、様々な立場の人が闊達に議論をして、これからどのような方向に向かうのが一番良いのか、意見を集約して、結論を出していけばよいのではないでしょうか。

9.おわりに~筆者同盟「卒業」のお知らせ~

さて、2022年1月からSAMEJIMA TIMESで隔週水曜日に連載を続けてきた「立憲野党私設応援団 ~限界を乗り越えて、みんなで世直しを始めよう~」ですが、2026年3月18日掲載予定の第110回記事をもって連載を終了し、筆者同盟を「卒業」したいと考えております。

このことは、今回の衆院選の結果とは全く関係なく、昨年の時点で鮫島さんと相談してきたことです。

私の仕事上のことで、新年度の4月から、資格取得のための試験勉強をする必要があり、その時間を確保するために、今まで「趣味」の時間を充てる形で4年間続けてきた「筆者同盟」の記事の執筆を、今度の3月を区切りに「卒業」させていただきたいと思います。

私の記事連載は、2026年3月4日掲載予定の第109回記事と、2026年3月18日掲載予定の第110回記事の2回が残っていますので、残り2回の記事連載、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

10.卒業特集(その1):白線流し

今回を含めてあと3回となった私の連載。その「卒業」を記念して、卒業にまつわるtweetを特集していきたいと思います。

今回は、30年前に放送されたドラマ「白線流し」です。

憲法9条変えさせないよ

プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。

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