※この連載はSAMEJIMA TIMESの筆者同盟に参加するハンドルネーム「憲法9条変えさせないよ」さんが執筆しています。
<目次>
0.はじめに
1.リアル新年会
2.ネット新年会
3.新成人へ贈る言葉
4.トピックス:れいわvs共産党「デマ」論争
5.おわりに:「ひとり野党共闘の家」を見て思ったこと
0.はじめに
今回は、「立憲野党私設応援団新年会」と題して、ロスジェネ・氷河期世代のつぶやきをリアルにご紹介していきたいと思います。
前半は、私が年末年始にプライベートで同級生と集まって飲み会をした時に出てきた話を少しデフォルメしたものを掲載します。
後半は、年明けにSNS上でロスジェネ・氷河期世代の面々が繰り広げたツイートのやり取りをピックアップして掲載します。
ロスジェネが抱える複雑な思いを、一人でも多くの人に共有していただけるなら、こんなにうれしいことはありません。
1.リアル新年会
「あけましておめでとうございます。みんな久しぶりやけど、元気にしてた?去年一年で、何か変ったこととかない?」
「正月ぐらいしか会う機会はないけど、こっちは相変わらずで、特に変わったことはないよ。」
「しかし、総理大臣は、岸田から石破に代わったな。」
「高市早苗が初の女性総理になるかと思ったけどな。決選投票で石破が勝ったな。」
「石破はアイドルオタクの本領発揮で、三原じゅん子がこども政策担当大臣とか、今井絵理子が内閣府大臣政務官とか、総理大臣になってやりたい放題だな。」
「三原じゅん子がこども政策担当大臣というのも終わってるけど、本気で少子化対策するとしたら、一体どうするのが一番いいんだろうね?」
「それはやっぱり給料を上げることだろう。それか、税金を下げるか、社会保険料を下げるか。」
「つまり、『手取りを増やす』って、国民民主党か!」
「いくら言っても、俺たちは仕事が増えるばっかりで、給料はほとんど増えないよ。」
「米の値段や野菜の値段は、めちゃくちゃ上がってるけどな。」
「ちょっと外食したら、すぐ1,000円飛んでいくよな。」
「ラーメンも高くなったしな。」
「玉木雄一郎も、期待はずれに終わりそうだな。」
「今年は夏に参院選もあるけど。」
「山本太郎とか、泉房穂はどうだ?」
「山本太郎も、泉房穂も、いいこと言ってるとは思うけど、仮に政権が獲れたとして、言ってることを実際に実現できるかどうかが一番の問題だな。」
「民主党政権の時は全然ダメだったしね。」
「なんのかんの言っても、自民党には政策を実現する力がある。一般の市民が抱いている願いではなくて、財界の要望やアメリカの意向ばかり実現してしまうというのが問題ではあるけど、政権担当能力があるという点は否定できない。」
「泉房穂は明石市では政策を実現できたかもしれないけど、それは明石市役所の役人が相手だったからであって、国で政権獲って霞が関の官僚を相手にするようになった時に、本当に政策が実現できるかどうかは、全くの未知数だな。」
「一番いいのは、自民党に『政権を失いそうだ』という危機感を持たせることだ。そうすれば奴らは庶民にバラマキをやる。麻生太郎の時の定額給付金も、安倍晋三の時の特別定額給付金も、そうだった。」
「そのためには、今度の参院選で自民党にお灸を据えてやらないといけないな。」
「しかし、物価高はどうにかならないのか?」
「とりあえず、昼飯は吉野家に行って定食を注文してご飯のおかわりをひたすら食べるとか、飲み会では鳥貴族に行ってキャベツを無限におかわりするとかするしかないな。米もキャベツも、買って食べると高すぎる。」
「そうこう言ってるうちに、今年はGDPでインドに抜かれるっていう話だし、一人あたりGDPでは、もう韓国に抜かれてしまっているんだろう?」
「大阪万博とか、やってる場合じゃないよ。」
「このままいくと、2000年の時を経て、『漢書地理志』の『夫れ楽浪海中倭人有り』の時代に逆戻りしてしまうな。」
2.ネット新年会
3.新成人へ贈る言葉
先週1月13日(月曜日)は、成人の日で祝日でした。
新成人となった18歳の方や、「20歳のつどい」に参加した20歳の方々にお祝いを述べるとともに、若いみなさんへ贈る言葉として、江頭2:50さんのスピーチを紹介させていただきます。
4.トピックス:れいわvs共産党「デマ」論争
昨年の元日に起きた能登地震の被災地視察自粛の申し合わせの件に関して、その内容がどのようなものだったのかといったことについて、今年の年明け早々、れいわ新選組の三好諒さんと日本共産党の辰巳孝太郎さんとの間で「デマ」論争が起きました。
衆議院議員の辰巳孝太郎さんが三好諒さんの「Xポスト」(旧twitter投稿)を「デマ認定」してしまったのは行きすぎで、ことによると名誉棄損とも受け取られかねないと私は思うのですが、みなさんはどのように感じられるでしょうか。
5.おわりに:「ひとり野党共闘の家」を見て思ったこと
毎年、親戚の家に年始の挨拶に行く時に、親戚の家の近くで「ひとり野党共闘」をやっているお宅の塀に貼ってある政党ポスターを定点観察しています。
「ひとり野党共闘」というのは私が勝手にそう呼んでいるだけですが、そのお宅の塀には立憲民主党と日本共産党とれいわ新選組と社会民主党の4党のポスターがきれいに並べて貼ってあって、親戚の家から帰る際に、そのポスターを見て、「あぁ、こうやって野党共闘を応援してくれている人がいるんだなぁ」と、ちょっぴり感動しながら、そのお宅の前を通っています。
ポスターは6種類貼ってあって、立憲民主党の政党ポスター、日本共産党の政党ポスター、れいわ新選組の政党ポスター、社会民主党の政党ポスター、小選挙区選出の立憲民主党の衆議院議員の個人ポスター、そして、地元の日本共産党の市議会議員の個人ポスターの6種類です。
地元の立憲民主党の市議会議員の個人ポスターが貼られていないことから、このお宅の家主の方はおそらく立憲民主党の支持者ではないのではないかと推測しています。
共産党を支持している可能性もありますが、その地域にはれいわや社民党の市議会議員がいないことから、れいわや社民党を支持していて、衆院選の小選挙区では立憲民主党の候補者に、そして、統一地方選挙では共産党の候補者に投票しているという可能性もあります。
あるいは、どの政党も支持していなくて、「支持政党なし」だが「非自民」あるいは「反自民」という考え方をされているのかもしれません。
ちなみに、「野党共闘」とはいっても、「市民連合を介した野党共闘」であれば、2021年の衆院選の際には「立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党」の4党体制だったのが、2024年の衆院選の際には「立憲民主党・日本共産党・社会民主党」の3党体制になっているので、「市民連合」の立場にならうのであれば、れいわ新選組の政党ポスターは、今回、剥がされていてもおかしくありません。
にもかかわらず、このお宅の塀にはれいわ新選組を含む4党のポスターが前と変わらず貼られていましたので、「このお宅の家主の方は、『野党共闘』といっても、『市民連合派』ではないのかな」などと勝手に想像しています。
いずれにしても、「立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党」の4党の共闘に期待している市民が日本全国あちらこちらにいるのだ、ということを立憲野党の政治家の面々にはしっかり認識してほしいものです。
特に、野党第一党で、「野党共闘」の恩恵を一番受けている立憲民主党の政治家の面々には、衆院選の小選挙区での当選は、他党支持者や無党派層による投票が大いに貢献しているのだということを、肝に銘じてほしいと思います。
憲法9条変えさせないよ
プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。