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立憲野党私設応援団(85)「救民内閣構想プランB」を考えてみる(その3)~山本太郎総理待望論【前編】~憲法9条変えさせないよ

※この連載はSAMEJIMA TIMESの筆者同盟に参加するハンドルネーム「憲法9条変えさせないよ」さんが執筆しています。


<目次>

1.「救民内閣構想プランB」の3人の総理候補リレー

2.「3人の総理候補の2番手」としての山本太郎への期待

3.「ベーシックインカム」か「ベーシックサービス」か

4.ロスジェネを救い、日本経済を救う道

5.トピックス①:泉房穂さん参院選出馬表明

6.トピックス②:令和の百姓一揆

7.トピックス③:アメリカ大リーグ「TOKYOシリーズ」で開幕

8.トピックス④:サッカー日本代表、世界最速でW杯出場決定


1.「救民内閣構想プランB」の3人の総理候補リレー

今日は、「救民内閣構想プランB」を考える論考の3回目です。

森永卓郎さんと泉房穂さんの対談本『ザイム真理教と闘う!救民内閣構想』で泉房穂さんが「確実に今の政治状況を根本から変えるためには、総理候補は1人では足らない。最低3人いると思っています。」と語ったことに触発されて、私個人の発想として「長嶋巨人『10.8決戦』の3人の投手リレー」を彷彿とさせる「『救民内閣構想プランB』の3人の総理候補リレー」を構想しました。

長嶋巨人「10.8決戦」投手リレー


投手投球イニング失点
先発投手槙原寛己1回0/3
勝利投手斎藤雅樹  5回
救援投手(セーブ)桑田真澄  3回

「救民内閣構想プランB」総理候補リレー


内閣総理大臣所属
2028年~2029年泉房穂泉新党(現時点では無所属)
2030年~2039年山本太郎れいわ新選組
2040年~2045年三好諒れいわ新選組

前回と前々回の記事のURLはこちらです。

「救民内閣構想プランB」を考えてみる(その1)

「救民内閣構想プランB」を考えてみる(その2)~泉房穂総理待望論~

それでは、議論を進めていきましょう。

2.「3人の総理候補の2番手」としての山本太郎への期待

「山本太郎総理待望論【前編】」として、今回は「3人の総理候補の2番手」としての山本太郎さんの役割について論じていきます。

政治家個人として山本太郎さんが胸に秘める理念や理想、あるいは政党としてれいわ新選組が掲げる政策の実現性に関しては、次回の「山本太郎総理待望論【後編】」で論じていきたいと思います。

前回の議論で、「3人の総理候補の1番手」の泉房穂さんに、次のような政策の実現を期待しました。

泉房穂内閣で実現を期待したい政策

○「財務省」の「大蔵省」への名称変更

○「内国歳入委員会」と「歳入庁」の新設

○ 宗教法人への課税強化

○ 特別定額給付金の再実施

○「こども家庭庁」の廃止による「本物の子育て支援」の実現

○「防災庁」の新設

これらの政策がある程度実現した後に「3人の総理候補の2番手」としての山本太郎さんが内閣を組織する場合には、これらの政策をさらにもう一歩前に進めていくことが可能になります。

例えば、財務省の組織再編について、大上段から振り下ろしての「財務省解体」というのは極めて難しいと思いますが、まずは泉房穂総理の時代に財務省に友好的に話を持ちかけて「『財務省』を『大蔵省』と名前を変えたうえで、今の財務省の下にある国税庁と厚生労働省関連の社会保険料徴収部門を統合して『歳入庁』を新設すれば、社会保障のための財源が確保しやすくなる。形式的には3条委員会の『内国歳入委員会』の下に『歳入庁』を置くことになるが、財務省出身者が歳入庁長官を務めれば、実質的には財務省の権限拡大になるだろう?」と言って誘いをかければ、それに乗ってくる可能性は十分あるのではないでしょうか。

そうやって新たな組織を作ったうえで、内閣が山本太郎内閣、あるいはその先の三好諒内閣というふうに変わって時代が進んでいけば、そのうち「財務省出身者」ではなく「国税プロパー」(国税専門官上がり)の人材が「歳入庁長官」の役職を担うようになり、「『大蔵省』(旧財務省)と『歳入庁』(旧国税庁)は別組織」という状況を名実ともに作りだすことができるのではないかと思います。

また、災害対策に関しても、いきなり「防災省」を作るのではなく、泉房穂内閣で「防災庁」を立ち上げて、それを山本太郎内閣で「防災省」に格上げする、という形であれば、比較的話が進めやすいのではないでしょうか。

そして、国民生活を救うという意味で最も期待したいのが現金10万円の「特別定額給付金」の給付です。

国民全員に10万円の現金を給付するという「特別定額給付金」は、2020年に安倍晋三内閣の下で実施された施策で、前例のある政策ですので、泉房穂さんが頑張れば、官僚に認めさせてこれを実施することは可能なのではないかと思います。

泉房穂内閣の下でとにかく1回「特別定額給付金」の再実施にこぎつけることができれば、山本太郎内閣では「実際に給付して国民に好評だった」とか「全国で給付金を給付することで景気浮揚に大きな効果が見られた」と言って畳み掛けて、2回、3回、4回と実施し、年4回実施することできれば、れいわ新選組が政策として掲げる「季節ごとのインフレ給付金」が実現できることになります。

「特別定額給付金」は、夫婦子ども2人の4人世帯を考えると、1回で1世帯40万円の現金給付となり、もしそれが年4回あれば、それだけで年間160万円ということになります。

これは家計にとって非常に有難い金額です。

このくらいのボリュームの政策が実施できるようになると、まさに「救民内閣」という名前に相応しい感じになってきます。

3.「ベーシックインカム」か「ベーシックサービス」か

国民生活を救うための方策として「ベーシックインカム」方式と「ベーシックサービス」方式のどちらをメインに考えていくべきかという点に関して、森永卓郎さんと泉房穂さんの対談本『ザイム真理教と闘う!救民内閣構想』で、次のように語られています。

森永:税収自体は上がっているわけですしね。ちなみに私の計算だと、消費税率をゼロにした上で、国民1人あたり毎月7万円の「ベーシックインカム」として一律給付を実施しても何の問題もおきないと考えています。4人家族で毎月28万円入ってくる、そんな国はちょっといいと思うんですよね。

:ベーシックインカムに対して、私はノーではありませんが、現金給付よりも、いわゆる「ベーシックサービス」で、様々な費用やサービスを軽減することを提唱しています。

 私の考えでは、電気、ガス、水道と移動手段(交通)に関しては、ないと暮らしていけないものであり、税金と同じようにパブリックな意味合いが強いと思います。それなら、税金で賄っていくべきではないかと思うのです。

 後でも述べますが、医療や農業に関しても同じです。経済思想家の斎藤幸平氏が、社会で共有すべき公共財を「コモン」と呼び、行き過ぎた資本主義を是正しようという考えに近いですね。

 それに加えて、食料品などの生活必需品への負担も減らす。例えば、女性の生理用品なども含まれます。男性にはまったくわからないことで、明石市では職員の提言で始めたことですが、ニュージーランドやアイルランドもやっていることなのだそうです。そこで明石市では、小学校、中学校の女子トイレに生理用品を無料で置いています。

 生きていくのに誰もが必要になるものは、国民負担として集めたお金でやれるはずだし、それこそがベーシックサービスです。

 実際、明石でもよく言っていたのは、「市民の皆さんはすでに税金や保険料などの負担をしている、つまり前払い済なんだから、二度払いしなくていいのだ」ということです。

 たとえるなら、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パスポートを持っているのだから、最低限の支払いはもう済んでいる、特別なショーやアトラクション以外は追加で支払わなくていい、という言い方をしたのです。そこはかなり理解してもらえました。何をどう配分していくかは、予算の使い方をよく考える必要があるとはいえますが。

4.ロスジェネを救い、日本経済を救う道

ここからは私個人の考えになりますが、「救民内閣で国民を救う」という場合に、その優先順位としては、①まず子どもたちを救い、②次に若者を中心とした現役世代を救い、③そして最後にシニア世代を救う、という順番で進めるべきなのではないかと思います。

今の日本は子どもたちと若者の自殺率が高く、とにかく子どもたちと若者の命を救うことが喫緊の課題です。

そのうえで、シニア世代を救うような施策を、遅くともロスジェネが65歳を超える年齢に達するまでの間には実現すべきです。

私個人の考えとしては、最終的に「持続可能なシニア天国」を作り出すことを目標とし、それを10年後~15年後ぐらいまでに実現することで、ロスジェネの老後を救う役割を、ロスジェネ代表の山本太郎さんに担ってほしいというふうに思っています。

「持続可能な」という点が非常に重要で、まずは若者の数を増やすための「少子化対策」に取り組むことから始める必要があるだろうと考えています。

例えば、医療費に関して言えば、18歳以下の国民の医療費はすべて国が負担して、「自己負担ゼロ」(無料化)となるように改革していくべきだと思います。

そして、19歳以上の大人の医療費については、高齢者と現役世代で差をつけずに、2割負担なら2割負担、3割負担なら3割負担として、自己負担の割合を一本化していくべきなのではないかと考えます。

その代わり、いま話題の「高額医療費制度」に関しては、少なくとも現状維持か、あるいは負担額をいま以上に軽減する方向で改革していき、「大きなケガや病気をした際の医療費の負担を公的保険でできるだけ軽減する」という機能に特化し、これを拡充していくような方向を探っていくべきだと思います。

基本的な考え方として、子どもたちを救う方策としては、「ベーシックサービス」を拡充していくべきだろうと思います。

それは、医療、教育、あるいは食料品の供給などに関して、全般的に言えることです。

子どもたちに「ベーシックインカム」を支給したとしても、その使い道を決めるのは、実質的には「子どもの親」ということになります。

もし「子どもの親」が「毒親」だった場合には、そのお金は子どもたちのためには使われずに、ギャンブルやら何やらで浪費されてしまう危険性もあります。

仮に「毒親」だったとしても子どもたちが最低限の暮らしを確保して健全に成長できるように、しっかりと「ベーシックサービス」を機能させることが重要です。

そして、大人に関しては、主に「最低賃金」の制度を活用して、暮らしの底支えをしていくべきです。

「最低賃金1,500円」をできるだけ早期に実現したうえで、15歳~64歳の現役世代については「現役世代割増最低賃金」(仮称)を導入するようにして、15歳~64歳までの最低賃金を「2,000円」にするようにしてはどうでしょうか。

65歳以上の高齢者が働く場合には、企業が支払う最低賃金は「1,500円」としたうえで、1時間の労働ごとに国が「1,000円」の「勤労高齢者奨励給付金」(仮称)を労働者に直接給付するようにして、企業側の費用負担を抑えたうえで、勤労高齢者の1時間あたりの実質収入を「2,500円」にするようにしたらいいと思います。

長期的には少子化の改善を目指すとしても、これから数十年というスパンを考えた場合には、人口減少と労働力不足という状況は不可避であり、その労働力不足を補う意味で、65歳以上の高齢者ができるだけ労働者として働き、社会に参加するように促していく必要があります。

ロスジェネは低年金ゆえに65歳を過ぎても働かざるを得ないという人が少なくない状況になるものと思われますが、それでも、「実質時給2,500円」で働けるなら、ある程度「年功賃金」的な待遇にはなりますので、特にずっと非正規労働を続けてきた人にとっては「人間らしい待遇」を受けることになるのではないかと思います。

65歳を過ぎて働けない人に関しては、生活保護を受給することで「健康で文化的な最低限度の生活」を送ることができますので、現在でもセーフティネットは存在します。

その生活保護に関しては、低年金者や最低時給で働く人よりも恵まれた待遇にあるのではないかという批判があります。

そういう意味でも、最低賃金の水準はできるだけ高くしておく必要がありますし、低年金で働くことができず生活保護を受給せざるを得ない人に対する配慮も必要です。

現行の制度では、「国民年金が月額6万4,875円で、生活保護が月額13万5,610万円」という場合に、低年金者が生活保護の受給を申請すると差額の70,735円を受給するような形になり、結局のところ収入月額が無年金の生活保護受給者と同じ13万5,610万円になって、「今まで年金の保険料を払ってきた苦労は、いったい何だったのか」と肩を落とすような結果になっていました。

そこで、「救民内閣」ができた暁には、低年金者に対する生活保護の支給額を例えば「10万5,000円支給」とか「12万円支給」というような感じにして、低年金者の収入月額が「16万9,875円」あるいは「18万4,875円」というような金額になるように調整し、「年金がある分で、いくらか生活保護よりゆとりのある暮らしができる」というような形にもっていくべきなのではないかと思います。

そして、75歳以上の「後期高齢者」に関しては、年金などとは別に月7万円の「ベーシックインカム」を得られるようにすれば、かなりの程度「安心の老後」を迎えられるようになるのではないでしょうか。

大人の暮らしに関しては、「ベーシックサービス」というよりも「ベーシックインカム」のような形で現金収入を増やして、その使い道はそれぞれの個人の価値観に基づく自己決定に任せるようにするのが良いのではないでしょうか。

このような形での「ベーシックサービス」と「ベーシックインカム」の組み合わせによる生活保障を提案してみたいと思います。

5.トピックス①:泉房穂さん参院選出馬表明

前明石市長の泉房穂さんが、今夏行われる参院選に兵庫選挙区から無所属で出馬することを表明しました。

6.トピックス②:令和の百姓一揆

「令和の百姓一揆」のデモが行われ、「X」(旧twitter)でトレンドに上がりました。

7.トピックス③:アメリカ大リーグ「TOKYOシリーズ」で開幕

アメリカ大リーグの2025年シーズンが「TOKYOシリーズ」で開幕し、ドジャースが開幕2連勝を飾りました。

8.トピックス④:サッカー日本代表、世界最速でW杯出場決定

サッカー日本代表はW杯アジア最終予選でバーレーンに「2-0」で勝利し、開催国以外の国では世界最速でワールドカップ出場を決めました。


憲法9条変えさせないよ

プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。