2025年もいよいよ大晦日。
昨年の衆院選に続いて、今年の参院選でも自公与党が惨敗し、政権の枠組みが激変。ついに初の女性首相が誕生し、日本政治史に新たな1ページが加わりました。
自民と維新が連立する高市早苗政権は財務省の緊縮財政を否定し、積極財政への転換を表明。内閣発足から3ヶ月たっても、若者・現役世代を中心に脅威的な高支持率を維持しています。
従来の政治に対する不満が噴き出した1年だったといえるでしょう。
その背景にあるのは、強烈なマスコミ不信です。サメタイの「読まれた記事ランキング」もマスコミ不信の根深さを強く感じさせる結果となりました。
それでは第10位から第4位は一挙に発表していきます!
第10位 自公連立ついに崩壊 「切られる前に切った」公明党の決断と「連立から追い出した」麻生太郎の大博打
第9位 「日本人ファースト」は極右か、それとも世界的潮流か──参政党旋風の正体
第8位 財務省解体デモが全国で開催へ──なぜ財務省はここまで嫌われるのか
第7位 麻生太郎85歳、最後の大仕事は「公明切り」か〜国交相ポスト奪還、連立解消、そして解散総選挙を模索
第6位 週刊文春第二弾のターゲットは元SMAP中居正弘ではなくフジテレビだった!女性社員の被害訴えを組織的にもみ消し、中居の番組起用を続けていた〜社長の進退問題へ発展は不可避
第5位 2025年の政局は大激動(前編)石破政権はいつまで続くのか?7月の参院選までの上半期を大予測〜石破退陣で自民党総裁選なら本命は? 衆参ダブル選挙はあるのか?
第4位 フジテレビの最高権力者・日枝相談役は森や安倍の盟友だった!歴代社長はみんな日枝チルドレン!港社長が辞めても日枝氏が留任すればフジは何も変わらない!
それでは、トップ3の発表です!
🥉第3位 中居正広とフジテレビの性加害・性接待疑惑を報じない「オールドメディア」の特権を今こそ見直せ!中居出演の番組は中止してもニュースとして疑惑を報道しない自己矛盾
第3位は、フジテレビを直撃した中居正広さんの性加害疑惑をめぐる記事です。ジャニーズ事務所の性加害疑惑はフジテレビに飛び火し、オールドメディアを主導してきたテレビ業界の権威が崩れ去った一年でした。中居さんの問題はテレビ離れを加速させるトドメに一撃になったのではないでしょうか。
マスコミ不信は強まるばかりです。一方、それにかわるネット界で、ジャーナリズムはなお未熟さを乗り越えてはいません。
激動するメディア界はどこへ向かうのか。AI時代が到来し、ネット界はめまぐるしく変化しています。政治もそれにあわせて変化していかざるを得ないでしょう。
🥈第2位 財務省解体デモをマスコミが黙殺する本当のワケとは? 各社経済部と財務省幹部はべったり、財務省記者クラブを率いる財研キャップは財務省と仲良くしていれば必ず出世!
第2位は、財務省解体デモを黙殺するマスコミの裏側を解説した記事です。第3位に続いて、マスコミ報道の問題を指摘した記事が上位にランクインしました。オールドメディアへの不信が極限まで高まっている現状を映し出しています。
減税をかたくなに拒否する石破政権のもとで、財務省解体デモが猛威を振いました。マスコミ(オールドメディア)が財務省べったりで、石破政権の緊縮財政に同調する報道姿勢が、火に油を注ぎました。財務省解体デモの本当の標的は、マスコミだったといえるかもしれません。
財務省に操られた石破政権への反発が、積極財政を掲げる高市早苗氏を首相に押し上げました。財務省やマスコミへの怒りの大衆エネルギーが、高市政権誕生の原動力になったといえるでしょう。
年末に成立した補正予算も積極財政色が強く、若者や現役世代から強い支持を受けました。内閣支持率を高止まりさせる大きな要因となっています。
高市政権が財務省を抑え込んで積極財政を継続できるのか。それとも財務省が巻き返していくのか。2026年の政局の大きなポイントとなります。
👑第1位 こちらアイスランド(194)私はなぜ4年前に音楽アーティスト藤井風を封印したのか。そして今は・・・〜小倉悠加
2025年サメタイでもっとも読まれた記事は、筆者同盟のエース・小倉悠加さんの「こちらアイスランド」の連載194回でした!政治解説記事を押しのけて堂々の1位です。2万5000回を超えるビューを獲得しました。
アイスランドから筆者同盟に真っ先に手を挙げてくれた小倉さん。いきなり起きたアイスランドの噴火をいちはやく日本に伝えてくれたことを皮切りに、これまでも数々の人気コラムを執筆してくれました。栄冠の年間第1位を奪われてしまったのはサメタイのメイン筆者としては忸怩たる思い(笑)ですが、サメタイ編集長としては喜ばしい限りです。
小倉さん、ありがとうございました。
それにしても、音楽分野は強い。価値観が多様化する時代、マスコミ(オールドメディア)はそれぞれの関心に応えきれていません。あらためてネットメディアの可能性を実感させてくれた今年の第1位です。
それでは、本年もサメタイをご覧いただいて本当にありがとうございました。
新年もよろしくお願いいたします。
それではみなさま、良いお年を!
