政治家は不都合なことは隠すし、平気でウソもつく。マスコミは政治家の言うことを垂れ流すばかりで、肝心なことを報じない。
政界で何が起きているのか(What)、なぜ起きているのか(Why)、次はどうなるのか(Next)ーー。テレビや新聞ではさっぱりわからない。逆にネットには情報が散乱していて、何を信じていいのかわからない。
そのような声が私にはたくさん届いています。日本社会を覆う「政治不信」の最大の原因は、政治の本質をクリアに報じない「政治報道不信」にあると痛感します。
政治報道が良くなれば、政治も良くなる。私はそう思います。
政治報道に必要なのは、What、Why、Nextを、明確に、簡潔に、論理的に伝えること。この3要素を欠く政治記事は「不良品」です。テレビ新聞には「不良品」が溢れかえっています。
ひとりひとりがマスコミに飛び交う情報を自ら収集して分析し、What、Why、Nextの3要素について自ら結論を出すしかありません。
そのためにはネット上に氾濫する情報をふるいにかけて真実を抽出し、その他の情報や過去の出来事と照らし合わせて深く分析し、今後の政治の行方を見立てる「政局を読む技術」を身につけなければなりません。
私は、永田町で四半世紀にわたって「政局」を追いかけてきました。その立場から見れば、昨今の政治報道は政治家の表面的な発言を羅列するだけで、あまりに薄っぺらく、視聴者や読者を混乱させるばかりです。
政局を報じる政治記者たちの経験不足・能力不足が甚だしい。これでは日本社会全体の「政局を読む力」は落ちる一方で、マスコミを通じた世論操作を目論む政治家たちの思う壺です。
岸田文雄首相が衆院解散の覚悟のないのに政局的思惑で煽りまくった6月解散説をマスコミが垂れ流し、岸田政権の世論操作に加担したのはその典型例でした。
そんな危機意識から、参加者の皆様と「政局の読み方」をともに学んでいく『鮫島政治塾』を開催することにしました。会場参加と配信参加を募り、現在進行中の政局を題材に、政治家のウソやマスコミのミスリードを見抜いて政治の流れをつかむコツを伝授するイベント企画です。
参加者にはあらかじめ「課題」をお伝えし、当日は「投票ボタン」等で参加してもらう双方向型の政治イベントにしたいと考えています。
第一回は9月4日夜、東京・渋谷で開催することにしました。
軽く乾杯しながら、タブーなく気さくに本音で語り合う「大人の政治塾」を目指します。政界やマスコミ界の裏話を出し惜しみせずに披露します。
第して、『第一回 鮫島政治塾 年内解散はあるのか? 岸田首相の心を読め!』。
現在のところ、以下4つを「課題」を予定しています(政治の動きによって変更あり)。あらかじめ、この4つの「課題」についてご自身で考え、参加していただくという趣向です。
①岸田首相は河野太郎大臣を留任させるか、交代させるか
②岸田首相は茂木敏充幹事長を留任させるか、交代させるか
③岸田首相は木原誠二官房副長官を留任させるか、交代させるか
④岸田首相は年内に衆院解散・総選挙を断行するか、しないか
詳しくは申し込みサイトでご確認ください(以下のボタンをクリック)。
『鮫島政治塾』は定例化を検討しています。政治の流れ、政局の見通しを自分で組み立てて考えてみたいという方はぜひご参加ください。マスコミ報道をどんなに見ても絶対につかめない「コツ」を伝授します!