政治を斬る!

オーストラリアから日本を思って(49)「真実を語る」と消えてしまう世界から見えてくることは…~今滝美紀

「なぜ、ひどい政治が起こるのか」のテーマから、宗教の悪用→悪魔主義的宗教+偽の救世主→ニュー・ノーマル(新し常識)としてのモラルの崩壊(犯罪・性の乱交・レイプ・貧富の差の拡大・先住民国民冷遇等)を陰謀論ではなく事実として報道され、語られている事をもとに、探ってきました。

そして、そのために現実的とは思えない左(リベラル)VS右(保守)という枠がつくられ、大衆がその枠に押し込まれ、政治や人々の対立構造が煽られ、抑圧される人々(下に置かれる人々)が分断され、団結することが阻止されているのではないか、ということも交えてきました。

非常識が常識へと変わるのか?

ここ数週間は、まさにこれらの事が、明らかになったと感じる時でした。

ここでは、主に報道されたこと語られたことを私の予想や考えも交えて紹介します。しかし、点と点を繋ぎ、予想や答えは読者の皆さんに委ねます。

8月22日、米国で23歳のウクライナ難民女性が、アフリカ系とみられる男性に、電車の中で刺殺されました。(詳細はこちら) 容疑者は何度も逮捕歴がありました。しかしニューヨーク・タイムズ等主要メディアが報道しないことに「白人冷遇」ではないかと非難が上がりました。

その後、9月10日、トランプ支持で側近でもあり、多くの米国の大学でイベントを開催し、若者に影響力を広げていたチャーリー・カークCharlie Kirkさんが、ユタバレー大学での「アメリカ・カムバック・ツアー」中に暗殺された事が、大きな波紋を呼び、左VS右の対決姿勢が強調されました。       

チャーリ・カークは偽ではなく真の救世主になろうとしたのでしょうか。

9月17日には、トランプ大統領が英国を訪問し、盛大な国賓待遇を受けていました。その時、ジョン・レノンの1972年から約50年以上繰り返し取り上げられるメッセージが、SNSのトレンドに上がっていました。カークさんとレノンさんの姿が重なったのかもしれません。

「私たちの社会はすべて、非常識な目的のために非常識な人々によって営われている。私が16歳12歳の時に、そして後に気づいたことだ。ただ人生を通じて表現の仕方は変わってきた。今もずっと同じことを言っているが、今ならこう言い切れる:我々は狂人たちに狂気の目的のために操られている、とね。もし誰かが、我々(英国)の政府やアメリカ政府、ロシアや中国などが実際に何をしようとしているのか、彼らが自分たちで何を成し遂げていると思っているのかを紙に書き出せたら。彼らが何をしようとしているのか、その考えを知ることができれば、僕は非常に満足するだろう。彼らは皆狂っていると思うんだ。でも、それを口にすれば、私こそが狂人扱いされるかもしれない。それがまさに狂気じみているところだ。そう思わないか?」

#人々へ力を #powertothepeople というメッセージがレノンさんのX(旧ツイッター)にポストされていました。 

レノンさんや彼のビートルズは、良い曲はたくさんありましたが、私は、過剰な人気の中に入っていくことができず、それほど興味を持てませんでした。レノンさんは、1980年12月8日、ニューヨークの自宅アパート周辺で、チャンプマンというアメリカ人男性に、射殺されました。40歳でした。

なぜ、チャップマンさんは、レノンさんの命を狙ったのか? 

彼は、レノンさんのとても有名な曲「Imagine想像してごらんよ」や「God神」(1971年発表)という歌詞が偽善的だと主張し、「ビートルズはイエスよりも人気がある」という発言に激怒したようです。レノンさんの歌詞から理由が見えるようです。

 

Imagine」という歌

「Imagine」という曲は有名で何度も耳にすることはありました。歌詞を読んだこともあります。いい事を書いているなあ、というくらいの軽い感想でした。でも今、世界で起こることをより見たり、聴いたり、そして書くようになって、もう一度読み返すと彼が伝えたかった事が、シンプルな歌詞の中に、より詳しく深いものであったと、感じ方が変化しました。

国や宗教の悪用の非難

「天国なんて存在しないと想像してみて。やってみれば簡単。僕たちの下には地獄はなく上には空があるだけだ」

これは、信じる宗教や神の教えを守れば、天国に行ける。そうでなければ、地獄行きだ、という宗教の教えが、人々をたとえ非常識な事へも導いていく、という指摘ではないでしょうか。

また、国や宗教の存在が強調され争いと戦争を生んでいるという非難と解釈できる歌詞。

「国がないと想像してみて。難しいことじゃない。殺す必要も死ぬ必要もない。宗教もない。想像してみて、人々が平和に暮らしているのを」

唯物への非難

過剰に物質やお金にコントロールされる社会システムの非難の歌詞。

「何も持っていないことを想像してみて。君にできるかな。強欲も飢えも必要ない。人類愛だ」

団結への呼びかけ

そして、世界の人々が、争わず団結することを呼び掛けるメッセージ。

「君は僕を夢想家だと言うかもしれない。けど、僕だけじゃないんだ。いつか君も僕たちの仲間になってくれれば、世界はひとつになる」

◆「God神」という歌

この曲も1970年ビートルズを脱退後、初めての彼のアルバム「John Lennon/Plastic Ono Band」で発表されました。この一年前、レノンさんは1965年にビートルズの一員として大英帝国勲章団員(MBE)を授与しましたが、1969年に女王宛ての手紙と共に王室に返還しました。

英国の国歌は、まさに「God Save The King(神よ、国王を守り給え)」で、「神よ、国王を守り給え」のフレーズが繰り返し謳われます。歌詞には、人類愛を謳いながら、一方で「敵を蹴散らし、倒そう。姑息な罠をも打ち破ろう」「伏兵や暗殺者らの手から、神よ我らが国王を守りたまえ」というような現在も続く敵対的な内容もあります。

9月17〜18日にかけて、外交史の専門家から「君主制を愛し、華やかさと儀式。有名人であること。金。これらはすべて彼のお気に入りのものなんです」と評されるトランプ大統領は、英国で世界のリーダーが受けたことのない、2度目の豪華な国賓待遇を英国皇室から受けていました。一方でイギリスの町々では、トランプ反対デモが繰り広げられ、晩餐会が行われるウインザー城の壁には、トランプ大統領がエプスタイン氏と親密に話す様子や女性とダンスをするビデオが投影され報道やSNSで拡散されました。後に投影者は逮捕されてしまいました。(こちら参照)

SNSでは、この贅沢な晩餐会とガザで食料を求める人々の様子が対照的に並べられ、同じ地球上の出来事とは思えない事として広がっていました。しかし私が知る限り、この時トランプ大統領や英皇室からパレスチナ・ガザへの言及はありませんでした。

♪「God神」とは

レノンさんの歌「God神」は、次のように始まります。

「神とは、私たちの“痛み”をはかるものだ。もう一度言う。神とは、私たちの“痛み”をはかるものだ」

大きな意味で見ると「人々の痛みに寄り添うものだ」とも言えるのでしょうか。

しかし今も、世界を見ると神を崇める人々が「人々の痛み」など無視した終わらない戦争や苦痛を強いる政治が横行しているようです。日本はもともと宗教と言うより、自然崇拝の多神教で先祖を敬う文化です。しかし一神教を唱える統一教会や分家のサンクチュアリ、キリストの幕屋、モルモン教、イスラム教など、本来の日本の価値や文化と違う数々の宗教が入り乱れ、迎合し政治に影響を与え、社会を混乱させているようです。

その歌詞には、政治的なメッセージを感じる言葉も含まれます。                     「私は魔法を信じない、易経(古代中国の占い)を信じない、聖書を信じない、タロット(占い)を信じない、ヒトラーを信じない、イエスを信じない、イエスを信じない」

イエスは繰り返され強調されます。そして「ケネディを信じない、仏陀を信じない、マントラ(呪文)を信じない、ギータ(ヒンドゥー教正典)を信じない、ヨガを信じない、王様を信じない」と続きます。

私の故郷では、多くの日本の地方がそうであるように、先祖を敬う「寺」と地域の豊作と安全を祈願する「神社」が普通に共存し、人々は分け隔てせず、宗教を意識することなく、それぞれの行事に空気のように自然にかかわっていました。それは人々が、調和して暮らし、生活を楽しくするものでした。

「宗教」という言葉は、日本には本来存在せず。明治10年代以降(1870年代後半以降)に英語の「religion」の訳語とし使われるようになり、仏教や神道の教えなどを指す言葉のみあったそうです。

日本国憲法にも「宗教の自由」が盛り込まれ、なぜか「宗教」が特別視されるようになりました。そして、本来の教えに反するような宗教やカルト的宗教も出現するようになり、その上、とにかく宗教団体であれば税金も優遇されます。これは西側諸国で共通しているようです。

前回は、1600年中盤に、新ユダヤ教の偽救世主として出現したサバタイSabbatiと西側諸国で宗教を自己利益のために悪用されてきた歴史を書きました。

レノンさんの曲の歌詞を読み返しながら、「宗教」がお金のためや人々の弱さに付け込み、コントロールするために利用されていることを伝えたかったのではないかと感じました。

そして、若者を始め世界的に絶大な影響力のあったレノンさんは、暗殺されてしまいます。

31歳だったカークさんもレノンさんには及ばないものの、X(旧Twitter)では600万人のフォロワーがあり、米国の若者を中心に影響力を高めていました。

「真実を語る」と殺害される?

イスラエルのネタニヤフ首相は、カークさんの死後すぐに「彼は真実を語り、自由を守ったために殺害された」「イスラエルの勇敢な友人であった彼は、嘘と戦い、ユダヤ・キリスト教文明のために毅然とした態度で立ち向かった」と声明を発表しました。ここでも宗教が強調されます。しかもユダヤとキリスト教と言う時に相反するにもかかわらず、まるで同一の教えのようです。

これは何を意味するのでしょうか。そして、ネタニヤフ首相は、「何」を指して、「真実」だと述べたのでしょうか?

親イスラエルのトランプ大統領とその支持派に多い福音派キリスト教はイスラエルのシオニスト政権の支持派です。それは、以前にも書きましたが、聖書には書かれていませんが、独自解釈で「イスラエルの成就はキリスト教の私たちにも祝福がある」というものです。しかし、この教えに対し、トランプ支持者間で疑問が広がっているようです。

ユダヤ教の独立系メディアのForwardがカークさん暗殺の日に投稿した記事を基にすると、イスラエルは、一部のトランプ支持者の間で広がる米イスラエル同盟への懐疑論を芽のうちに摘み取ろうとしていました。

非常に影響力のある若者運動『ターニング・ポイントUSA』を設立したカーク氏は、こうした右派との重要な、そして熱心なパイプ役でした。そして彼は頻繁に自らをユダヤ人とイスラエルの擁護者だと称し、白人アメリカ人の地位低下やマルクス主義(共産主義)、銃の権利の規制、過激なトランスジェンダーにも懸念をもっていました。

2024年4月米国のキャンパスで広がったパレスチナ支持デモでは、共和党の弾圧を支持するも、「白人に対する制度的憎悪」にも立ち向かうよう促しました。

また「キャンパスにおける白人への組織的な憎悪についても、同じような団結はできるだろうか?反ユダヤ主義よりも根深いものだ」「『反ユダヤ主義』が検閲や投獄の正当な根拠となれば、あらゆる言論を反ユダヤ主義的だとレッテルを貼ろうと必死になるだろう。左派があらゆる発言を『人種差別的』とレッテルを貼って反対派を黙らせることを正当化したのと同じだ」「左翼の反白人運動への最大の資金提供者の中にはユダヤ系アメリカ人がいる」という発言もしました。   

8月、彼はジェネレーションZの「ターニングポイントUSA」の学生たちとの討論会を主催し、共和党員の間でイスラエルへの支持が薄れていることや米国で反ユダヤ主義が蔓延していることなどについて議論し、Xに「お分かりの通り、彼らはイスラエルやユダヤ人を憎んでいるわけではありません。しかし、アメリカとイスラエルの現在の関係に懐疑的で、アメリカの指導者たちが自国を第一に考えていると確信したいのです」ともポストしました。

一方でカーク氏は、反ユダヤ主義的な意図を一切否定し、福音派キリスト教徒としてイスラエルを擁護していると主張しました。2019年イスラエルを訪問した際には「私はイスラエルを強く支持しており、福音派キリスト教徒であり、保守派であり、トランプ支持者であり、共和党員であり、生涯を通じてイスラエルを守ってきた」とイスラエル擁護派だと強調しました。

しかし、保守派の主流派は、彼の共和党内での存在は反ユダヤ主義問題の兆候だと指摘していました。保守派主要メディアのドメネク氏は、2023年のX投稿で「カーク氏が同組織のトップに留まるなら、右派は反ユダヤ主義の問題を抱えることになり、それは次の選挙にも影響を及ぼすだろう」と公に指摘しました。

以上が記事の内容です。

他にもSNSでは以下のようなカークさんの多様な発言が取り上げられていました。日本や西側諸国の状況にも重なることが多々あると思います。  

●「ガザ」については、「イスラエルはガザで民族浄化をしようとしている。私はこの言葉を軽く使っていない。200万の人々を排除しようとしている」

●「イスラエル」については、「イスラエルに何度も訪問した。国全体が要塞だ。パレスチナの境界線では、19歳の少年が銃を構えている。国全体が監視下にあり、内戦が起きそうだ。大袈裟じゃない。何十万のイスラエルの人々は通りに出て抗議している。何故ならネタニヤフ首相は、イスラエルの憲法を再定義しているからだ。司法が力を持ちすぎていると言われている。何万人もがデモを計画していたが、消えてしまった。ネタニヤフ首相は緊急内閣を持ち、人々を指導する権限を持っているからだ」

●「資金提供」については、「世俗的なユダヤ人は、国境開放のネオ・リベラル、マルクス(共産主義)政策、文化施設などNPOの一番の資金提供者だ。それだけではない映画、ハリウッドもだ」

●「反白人(反先住国民)とマルクス(共産)思想」については、「左翼の反白人運動への最大の資金提供者の中には、ユダヤ系アメリカ人がいる。ユダヤ人のトップ組織の一つがそうしている。マルクスの文化思想グループにも寄付されている。反白人主義の哲学的基盤は、主にユダヤ人によって資金提供されている。タッカー・カールソンも、ユダヤ系アメリカ人は、マルクス文化(共産主義)思想の主要な寄付者だと解説している」

エプスタイン(エプスタイン氏を中心に、人身売買・児童を含む性虐待が権力者、著名人、学者が関わり行われていたという事件。詳しくは連載第47回)については、「全てのエプスタインファイルは開示されるべきだ。エプスタイン氏に会った人々は、彼はファイナンス・市場・経済について、ひどいと言っていた。まず、エプスタイン氏は、モサド(イスラエル謀諜機関)、イスラエルか、米国か、サウジアラビアの謀諜機関か、または銃となるものを雇っているのかもしれない。諜報機関なら、権力者からできるだけ多くのブラックメールを入手しようとするだろう。簡単だ。これはもはや憶測ではない。彼は、数百万ドルを手に各国に出向き、「皇族の一人と13歳の少女を連れてこい」と持ちかけるような人物だ。そうすれば、思い通りに動かせる。国会議員は積極的に脅迫されている。エプスタイン氏の手口は日常的に使われている。彼は金融業者でもヘッジファンド・マネージャーでもない。彼は、地球上で最も権力のある人々に対する数十年にわたる脅迫作戦の中心人物だった」

●「ロシアとウクライナ紛争」について、カークさんは終戦を求めていました。「平和で恩恵を受けるのはウクライナの人々、アメリカ国民、そして人類全体だ。一方で、戦争で潤うのは軍産複合体とウクライナ支配層のオリガルヒだ。米国はロシア連邦との外交チャンネルを再開すべきだ。ロシアをアメリカの偉大な敵だと決めつける誘惑がある。 しかし、我々自身が彼らを敵に仕立て上げてきた。ロシアと中国の共産主義的な結びきに楔を打つべきだ。ロシア・ウクライナ戦争は大部分が不必要だった。和平合意はテーブルの上にあった。ソ連崩壊後にロシアを敵のままにしておくためには“こじつけの議論”が必要だった」

以上がカークさんが語り、主張していたことです。

ドバイのジャーナリストであるラタンシさんは、トランプ大統領をはじめ多くが、カークさんの暗殺原因を左翼のせいだと批判するのに対し、それに反対の立場で警告しました。

「チャーリー・カーク暗殺の責任を新自由主義の「偽左翼」になすりつける党派抗争に惑わされてはならない。強力な利害関係者がアメリカ政府を買収し、外交政策を操っているのだ。筋金入りのシオニストであるチャーリー・カークは、イスラエルの事件に関する説明に疑問を抱き始め、イスラエルを擁護しているにもかかわらず反ユダヤ主義者とレッテルを貼られたことに不満を露わにし、ジェノサイド反対のコメディアン、デイブ・スミスとの討論会で司会を務め、タッカー・カールソンのような人物の視点から世界を見るようになっていた。伝えられるところによると、彼はイスラエルに反旗を翻せば殺されるのではないかと恐れていたという。真実が何であれ、それは報道されているよりもはるかに暗く、陰鬱であり、はるかに強力な利害関係者が関わっている」

ドーソンさんによると、チャーリー・カークさんの暗殺以来、米国政府は以下の措置を講じたそうです。

●エプスタインのファイル公開を阻止

● 国防総省によるイスラエルへのボイコットを禁じる修正案を可決

● マルコ・ルビオ国務長官はイスラエル批判者のパスポートを剥奪する法案を提案

●下院がイスラエルのミサイル防衛に6億5000万ドル以上を承認

●マルコ・ルビオ国務長官がイスラエルを訪問(嘆きの壁で祈る中、ガザへの攻撃は続いていました)

 

終わりに                                       

ここでは、特定の国や民族を取り上げて非難するものではありません。

しかし、世界の政治や社会は、巨額の富・お金・権力を持つものが、非常識を常識のように行い、時には悪魔的行為で支配、コントロールできるシステムを作り上げたのではないか? 

それをもう隠そうともしない段階に入ってきたのではないか?

そして、その真実を語り、伝えようとするインフルエンサーたちは、どうなってきたか?

カーク氏の死では、米国でも右翼と左翼という枠の選択を迫られ、枠にはめられて、抑圧される側の庶民が敵対させられてきたのではないか、ということもより明らかになったようです。

カークさんは暗殺される3日前、9月7日に日本でのスピーチがSNSで拡散されていました。彼は、国が成立するために3Pを紹介し次のように語りました。                              3Pとは、People(その国に住む人々) Place (場所)Principle(原則:倫理感・歴史・文化)です 。一つでも失うと国の消滅が始まります。Peopele(住む人々)がイスラム教の人々に変われば、本来の日本ではないでしょう。Place(場所)日本人をマダガスカルに連れて行けば、日本でしょうか?いや別物だ。あなたの先祖が眠っている、愛する場所ではないからです。Principleは倫理的義務・歴史・文化だ。グローバリストはこの3つを取り除こうとしている。彼らはあなたにその土地に住んで欲しくない。日本である原則を変えようとしている。人々がこの3Pを明らかにして、調和、調整して共通目的として持てば、対抗できる、とメッセージを残しました。

移民・難民として外国に来た人々も、戦争・制裁そして貧困で故郷を壊され、国が衰退し、意に反して自国に住めなくなった人々も多いはずです。そして、戦争を支持したり、起こしたりする国々は、その移民・難民を受け入れて優遇し、先住国民の怒りや混乱を生む。先住国民が文句を言い、支持率が下がると移民を追い返えそうとするそぶりをする。戦争と移民問題は、自国民ではなく、世界の支配層に従い、自国を壊そうとする政治家のマッチポンプと見えて仕方ありません。

ここに書かなかった、過去のカークさんの発言には、賛同できないものもあります。しかし、本当にカークさんやレノンさんが伝えたかったことは何なのか?この事件のことを追いながら、やはり左右関係なく、下に置かれ、抑圧される側が、団結して対峙するしかないのでは、と思いを巡らせました。

今滝 美紀(Miki Imataki) オーストラリア在住。 シドニー大学教育学修士、シドニー工科大学外国語教授過程終了。中学校保健体育教員、小学校教員、日本語教師等を経て早期退職。ジェネレーションX. 誰もがもっと楽しく生きやすい社会になるはず。オーストラリアから政治やあれこれを雑多にお届けします。写真は、ホームステイ先のグレート オーストラリアン湾の沖合で釣りをした思い出です。