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こちらアイスランド(108)一時帰国中。2023年初回は煩悩を持っていかれたぁ〜小倉悠加

2023年おめでございます。
今年も「こちらアイスランド」はサメタイの息抜きになるよう心がけますね。

ところで、年末ギリギリに帰国しました。「こちらアイスランド」は偽りの看板状態。現在は「こちら日本」です。

2022年1月末にアイスランドに戻った際のフライトは、相次ぐ欠航の末にとりあえず乗れた便で、大型機の乗客は見たところ約30名。機内でキャッチボールをしても迷惑がかからないほどガラガラの座席。いつもなら横になって寝られるのが嬉しいのに、この時ばかりは航空会社の経営を心配した。

それから間も無くヨーロッパではコロナ規制がほぼなくなった。日本入国時の制約も、半年遅れて緩やかになったこともあり、年末のヨーロッパ線は8割方席が埋まっていた。よかったよかった。

そして戻ってきた日本は、相変わらずのマスク人間集団。裏道でも自転車に乗るのでもマスクをしている不思議な社会。自由意志らしいけど、それ以上に集団の流れに従わないと不安らしい。マスクは感染予防よりも、アイメイクだけで済む便利な道具だったり、単なる体裁だったりと、慢性マスクシンドロームに変態したようだ。よく言う「身だしなみの一部」化したのかもしれない。

アイスランドはコロナ規制が全廃されたのが確か2月末ごろだった。私の中ではもう過去のこと。アイスランドでもコロナ陽性者は出るけれど、ニュースには一切ならない。

ニュースといえば、母と箱根駅伝を見ていると、臨時ニュースが入ってきた。私はテレビを見なくなって20年にもなるため、最近の傾向が分からないとはいえ、臨時ニュースといえば一大事のはずだ。どこぞの地方に大地震かと思いきや、「東京都のコロナ陽性者人数」だった。はぁ〜??

ごめん、私には臨時ニュースにすべき重要性が理解できない。医療機関が逼迫しているから、みんな元気でいようね、という意味か?

打て打て予防接種キャンペーンのCMも見た。接種の主旨は「他人に迷惑をかけないため」と記憶している。なんとも薄気味悪い。自分ではなく他人のために撃てというのか。それも臨床試験中であり、副作用の可能性がある薬剤を、リスク表示なしに射て射てというのはいかがなものか。

胃薬の宣伝でも何らかの注意事項が発せられていたと思う。テレビでタバコのコマーシャルが出ていた時代も、必ず肺がんの可能性や妊婦は吸わないようという表示がされていた。なのに、試験中の薬剤をリスク表示もなく「他人のため」というねじ曲がった道徳論で推すロジックが、私にはこれまたさーっぱり分からない。

そんな日本社会のコロナ異変は、世界的に見ても非常に特殊なものではないのかーーー。

ーーーというような感想を、実はもっと細かく書いていた。鮫島さんからサーバを移行の時間を事前に知らされていたため、あとはタイトルを決めれば出来上がり、というところで時間切れ。、作業をそこで打ち切った。けれど、なぜか私の下書きが新しいサイトに反映されず、今回はこれを1時間ちょいで書くことに。

2023年最初の「こちらアイスランド」は通算108回目。事前に書いたものが移行されなかったのは、新年はまず煩悩を消し去ることからと思うことにした。でも、あの文章の中にどのような煩悩が入っていたのか?

そうか、食べ物のことだ!それはまた後日にでも。

小倉悠加(おぐらゆうか):東京生まれ。上智大学外国語学部卒。アイスランド政府外郭団体UTON公認アイスランド音楽大使。一言で表せる肩書きがなく、メディアコーディネーター、コラムニスト、翻訳家、カーペンターズ研究家等を仕事に応じて使い分けている。アイスランドとの出会いは2003年。アイスランド専門音楽レーベル・ショップを設立。独自企画のアイスランドツアーを10年以上催行。当地の音楽シーン、自然環境、性差別が少ないことに魅了され、子育て後に拠点を移す。好きなのは旅行、食べ歩き、編み物。

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