政治を斬る!

こちらアイスランド(163)日本摩訶不思議カユカユ現象、お尻の穴もデリケートゾーンも塩素攻め?!(今回はかわいい鮫ちゃん入り)〜小倉悠加

Samejima Timesを読んでいるコアなサメタイ読者のみなさま、お待たせしました!今年も鮫島ご夫妻にお目にかかり、今年はなんと、ご自宅を訪問してきました!なので読者のみなさまに、知られざるサメタイの内側をたっぷりとご覧いただきます!

ーーーというレポートを夢見ていた。夢見ていたと書くからには、まぁ実現しなかった訳です。去年もお願いしたじゃん。自宅突撃レポートをしたいって!そういう約束もお願いもしてなかったけどぉ、ブツブツブツブツ。

なので、鮫島さん、来年はぜひサメタイの裏側をレポートさせてください!「こちらアイスランド」のこの場から、公開でお願いをしておきます。約1年間あるので、チビチビとお部屋を片付けておいてください!

今回は母(90歳)との会話の中でふと思ったことを話題にしたい。実は鮫島さんと話をしていた時、「それみんな気づいてないから、書いてください!」と言われたことでもある。日本人の日常に溶け込み過ぎて、目の前にありふれ過ぎて、誰も気に留めなくなっている事柄だから、と。

きっかけはなんと言うことはない

「最近、布団の中に入ってあったくなり、ウトウトっとすると背中やお腹のまわりがイガイガしてきて痒くなるのよね。痒くて寝られないし、痒いからと指でかいてしまうともっと酷くなるから、いつも眠れなくて・・・」

「それはかわいそう。痒いのヤダよね。年齢もあるから仕方がないのかな」と印籠のように年齢を言及した。

「痒い」というその言葉に反応したのか、何やら私はセーターの首から手を入れて、肩の裏側から腕の部分を掻いている。ポリポリ、ポリポリ。カタカナにすると下品な響きだ。

「明日、森先生へ行ってくるから、その時に相談してみるわ」と母。

森先生が誰かは知らないが、たぶん近所の医者だろう。老人にしては飲み薬は少ない方だし、彼女自身「もう何をやってもダメな年齢だから、最小限にね」とだけしか言わない。

最小限といえば、父は4-5年ほど前まで病院知らずだった。80代後半の頃だ。病院の通院履歴がゼロなのに年金が支払われている。これは年金詐欺か?と思われたらしく、ある日役所から連絡が入り、会いに来たいと言われた。

本当に生きてることがわかり、何名かで(検証しに)訪れた御仁は恐縮していたらしいが、両親とも頭はしっかりしているので、きちんと筋の通った話もできたようだ。とりあえず生存確認をして、詐欺でないことは分かってもらえた。

老人が医療に頼らないで済んでいるのはいいことだと思うのだが、父のように、病院に行かな過ぎて疑われれることもある。それを考えると、老人は時々、病院なり町医者に顔を出しておいた方が、あらぬ疑いをかけられないとも思われる。

そのような経緯で母は森先生に処方箋を書いてもらい、私が塗り薬を薬局からもらってきた。

「塗り薬、助かるわ。歳取ると嫌よね、すぐに肌がカサカサになって。特に冬は酷くなるのよ」と母。「効くか効かないかはわからないけど、薬があるだけで何となく安心」とうれしそうに塗り薬を受け取った。

冬に肌がカサつくのは相場ではある。けれど、ん?いや、待て。アイスランドの方がずっと寒い。湿度も低い。肌がガッサガサになって然るべき条件は整っている。けど、少なくとも私は布地で覆われている部分の皮膚はガサガサになったことはない。

そういえば、日本に戻って一週間もすると、母と話している間、私はよくセーターの首から手を入れて、背中や腕の部分を掻いていた。だって痒いんだもん。えぇ?!!

気づくのが遅いが、ここで私もあれ?と思った。

話を単純にしよう。アイスランドは日本よりも寒くて乾燥している。日本は寒くて乾燥している。アイスランドでは肌が痒くならない、日本では肌が痒くなる。なんで????

「もしかして塩素?そうだ、塩素だ!」

要は気温でも湿度でもなく、塩素ではないかと思う。アイスランドの水は天然水で、フィルタリングはしているが、塩素等の薬物は入っていない。世界一でなければ、世界有数の非常においしく美しい水に恵まれた生活をしている。

日本の水もきれいで、水道水がそのまま飲める世界有数の水大国ではある。私が幼かった頃はまだ井戸水が水道水の地域もあり(現在でも残っているはず)、全国共通で水を消毒するのはまだ先のことではなかったかと記憶している。

お断りしておくが、塩素での殺菌・消毒を否定するつもりはない。特に夏は細菌の発生も盛んになるため、メリットは大きいと思っている。

それでも、私のこの原因不明のカユカユは、塩素のせいだとしか思えない。新しい水で風呂を沸かし、フタを開けるとその瞬間、少しうっとするような薬品臭を感じていた。

「お母さんは自分が高齢だからと思ってるけど、私も日本に戻ってから腕のあたりが痒くなってる。これはもしかして塩素かもよ!」

母は少しきょとんとしていたが、何となく、合点がいった感じもしていた。けれど、そうかといってどうこうできる訳ではない。水道水、それも風呂だ。風呂水を浄水器でフィルタリングする??!普通は放置ですよね!

飲み水は、塩素やトリハロメタンを除去する浄水器を設置している家も多かろうと思う。実家はしてない。もう10年以上前に設置するよう私が浄水器を買って持って行ったが、母がいやがってそのままになっている。けれど、彼女は飲み水はペットボトルで買っていて、ペットボトル水にはまたそれで問題があり、母親の心理がどーもよく理解できないままでいる。

微量とはいえ、風呂で塩素が全身の皮膚に触れることは紛れも無い事実だろう。その上、あちこちで塩素入りの水を飲むことにもなる。外から内から塩素攻めだ。

ここまでくると、更に考えてしまう。毒素を吸収しやすいのは皮膚の粘膜の部分だ。そして脳裏に浮かんだのはシャワートイレ!

盲点かも。お尻の穴とか、女性のデリケートゾーンとか、経皮吸収しやすい部分に水を当てるのがシャワートイレの役目だ。便利だし、キレイになった感が心地いい。でもよく考えれば、塩素を除去しないと粘膜から吸収されてしまう。飲み水であれば肝臓でのフィルタリングもできるけれど、シャワートイレが扱う皮膚の部分には解毒できる機能が用意されていない!

そこらへんを見越して、塩素を中和する機能を持った機種もあるようだけれど、どこまで信頼できるやら。

ここで私たちが敬愛する鮫島さんがまた登場する。youtubeでは怖い顔をしてるけど、実際に会うと心優しく笑顔の素直な男性です。「これで我々の新年会も3回目ですね〜」と今年も揃って祝杯となった。

カユカユの話題になったきっかけは覚えていないけれど、鮫島さんが皮膚の痒みに悩まされているという。

「皮膚の痒みですね。母は90歳なので年齢のせいだと言ってたけど、実は私も今回来日してからカユカユで、元凶は塩素を疑ってるんですよね」と言ったとたん、鮫島氏は

「それだ!それだ!!絶対にそれだよ!!!」と。

すんごくビックリ、絶対にそれだ!のような顔をされたこちらの方がびっくり(笑)。

水道水に塩素が入ってることは常識で、誰でも知っているはずだ。改めて驚かれてもねぇ。

「いや、毎日ここで暮らしているとわからないんですよ。気づかない」

なるなる。日本に暮らしておらず、時々帰ってくるからこそ意識できる物事がある、と。

これが外国人旅行者では「水道水に塩素」はかなりディープな知識に入るのだろう。

ということで、今ごろ鮫島家は風呂の塩素除去法を探っていることと思う。

アイスランドのレンタカーは地元の会社から

日本滞在も一ヶ月を過ぎ、やっとアウェイ感が薄らいできた。それでも、レジの支払いで固まったり、大型書店が建物ごと消滅していて驚いたり、車内アナウンスの日本語を厳密に解釈しすぎて青くなったり、相変わらず渋谷で迷子になったり、目の前に店員がいるのに注文がipad経由なのが嫌いだったりとーーー「なんだかぁ」感は拭えないでいる。要は時代の流れに追いつけない熟年女性でしかない。

これを書いているうちに、なんだかまた背中がモゾモゾしてきた。カユカユはいつまで続くやら。

小倉悠加(おぐらゆうか):東京生まれ。上智大学外国語学部卒。メディアコーディネーター、コラムニスト、翻訳家、ツアー企画ガイド等をしている。独自企画のアイスランドツアーを10年以上催行。当地の音楽シーン、自然環境、性差別が少ないことに魅了され、子育て後に拠点を移す。好きなのは旅行、食べ歩き、編み物。

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