※この連載はSAMEJIMA TIMESの筆者同盟に参加するハンドルネーム「憲法9条変えさせないよ」さんが執筆しています。
<目次>
0.「あきらめない政治」とはどのような本なのか
1.鮫島さんが「政治」に関わるようになったきっかけは「就活」
2.「大衆の政治参加」は「政治のエンタメ化」から
3.政治はどんくさくてかっこ悪いほうがいい
4.民主党政権はなぜ失敗したか
5.日本の階級構造と政治
6.山本太郎、泉房穂そして政権交代へ
7.シングルマザー世帯が原点
8.トピックス①:東京都知事選挙
9.トピックス②:ノボせもんなべゴットタレント
0.「あきらめない政治」とはどのような本なのか
今日は、SAMEJIMA TIMES主筆の鮫島浩さんの3冊目の著書『あきらめない政治』(那須里山舎、2024年)を読んで、その内容の簡単なご紹介と、本を読んでの私の感想を書きたいと思います。
鮫島さんの1冊目の著書『朝日新聞政治部』(講談社、2022年)は鮫島さんの朝日新聞記者時代の体験談が書かれたもので、2冊目の『政治はケンカだ!』(講談社、2023年)は前明石市長の泉房穂さんとの共著で、鮫島さんはあくまでも泉さんのインタビューの聞き手として話をされていましたので、今回の『あきらめない政治』は、鮫島さんが自身の考えをまとまった書籍の形で披露した初めての出版物ということになります。
みなさんも、ぜひ書店でお買い求めいただくか、あるいはお住まいの市町村の公立図書館にリクエストを出して借りるなどして、実物を手にとってお読みください。
1.鮫島さんが「政治」に関わるようになったきっかけは「就活」
鮫島さんが政治記者として「政治」に関わるようになったきっかけは「就活」にあり、学生時代の鮫島さんは、政治にほとんど関心を持たない「意識の低い学生」だったのだといいます。
当時「新日鉄」(現・日本製鉄)と「朝日新聞社」の2社の内定を保有していた鮫島さんが、「ビジネスではなく、政治に関心があるからです」と言って新日鉄の内定を断ったことが、現在に至る鮫島さんの政治記者としての歩みのきっかけでした。
2.「大衆の政治参加」は「政治のエンタメ化」から
鮫島さんは、大衆の政治参加のきっかけになるのは「政治家の悪口を言うこと」であり、そのために必要な要素となるのが「政治のエンタメ化」である、という考えを持っておられるようです。
政治の楽しみとは、人の悪口をいうことです(笑)。普通の人の間で悪口言いあったら、それは問題ですよね。でも、政治家の悪口はいくら言ってもかまわない。唯一、何の遠慮もなく悪口を言えるのが政治家なんです。一般の人々は、日々の暮らしのなかで、栗しいことがたくさんあって鬱憤がたまっていて、そのはけ口を政治家にむかって吐き出せばいいんです。それを弱い立場の人にいっちゃいけない。権力をもっている政治家に言うべきです。そして、その悪口を受け止めるのが政治家の仕事の一つだろうと。そのくらい受け止めなさいよ、政治家さん、という感じです。
(中略)
大衆にうずまく不満を吸収しないとジャーナリズムはダメになります。めぐまれた何不自由ない人には、政治もジャーナリズムもいりません。(中略)野党の政治家は、それ自体が存在意義としてあるわけで、上から目線で啓蒙してやるぞという官僚と同じ体質ではいけません。朝日新聞社や立憲民主党なんてその最たるものになってしまっています。
こうした考えに基づく取り組みが「鮫島政治塾」ということなのだそうですが、私はSAMEJIMA TIMESの毎週日曜夜の名物youtube番組『ダメダメTOP10』こそ、鮫島さんのこの考えを一番体現しているのではないかと思います。
3.政治はどんくさくてかっこ悪いほうがいい
鮫島さんは、「政治」と「政策」と「政局」の関係について、次のように述べておられます。
政策との関係で言うと、政策というのは学者の机上の理屈ではありませんから、政策は実現させないといけないわけですね。もちろん、ベースにあるのは政局に勝ったやつが、それを実現するということがありますが、具体的にもっと面白いのは、政策が頭にあって、それを政局の勝者が実現するのではなくて、政局の押し合いへし合いのなかから政策が生み出されてくるというダイナミズムがあります。
(中略)
政治というのは、時代の最先端ではなくて、大衆の最後尾からついていって、時代から取り残されそうな人々も含めて合意形成をする、政治はどんくさくってかっこ悪い存在のほうがいい。
みんなを先頭にたって引っ張るのが政治の本質ではありません。そうして取り残されそうな人々も含めてすべての人々の合意形成するなかで、1番から10番まで順番をつけたとすると、6番か7番ぐらいのところでバランスをとってやるべきです。このバランスの役目こそ「政局」で、政治において先に走り出した人の足をひっぱって当然なんです。
鮫島さんは、この事例として「岸田政権の所得税減税4万円」の話をしておられますが、私が思い起こしたのは、細川政権の政治改革の時に参議院で社会党の議員が反対票を投じて、当初案を否決してしまったという事例です。
当初案では「小選挙区:250議席、比例代表:250議席」という配分だったものが、参議院で否決されたことにより、細川護熙総理と河野洋平自民党総裁がトップ会談で合意して「小選挙区:300議席、比例代表:200議席」という配分を決めてしまい、さらに、比例代表が全国1ブロックではなく地域ごとの11ブロックに分割した制度に変えられてしまったことで、ますます少数意見が反映されにくい選挙制度に換骨奪胎されてしまい、そのことが現在に至るまで尾を引いてしまっています。
鮫島さんは、「政策」について、「権力闘争の政局からくる『押し合いへしあいのもみあい=足し算引き算の結果』」だと指摘しておられますが、そのことが国民生活に与える影響というものは殊のほか大きく、そのことを十分にふまえたうえで、どうバランスを取るのかを考えていく必要があると感じました。
4.民主党政権はなぜ失敗したか
鮫島さんは、「民主党政権はなぜ失敗したか」ということについて、次のように総括しています。
民主党政権の失敗は、なぜかというと、私は、やはり財務省にやられてしまったと思います。菅VS小沢の内紛権力闘争につけこまれて、小沢を蹴落とすことで消費税増税の菅側を使うという財務省の図式に乗っかってしまった、民主党内権力闘争を利用されたということですね。民主党は官僚を使いこなせなかったから失敗したという総括をしていますが、あれは間違いです。(中略)むしろ、民主党を恐れた官僚たちが民主党の党内闘争を利用して分断を画策して自分たちの方に取り込んだ、という総括をすべきなんです。そういうことをしないまま、やっているのが立憲民主党であるわけで、それでは「浮上」できないんですよ。何で失敗したかの総括の仕方が間違っています。
立憲民主党は、どうやら今も「失敗の本質」が理解できないまま、迷走し続けているようです。
5.日本の階級構造と政治
『あきらめない政治』の本では、著者の鮫島浩さんと聞き手の白崎一裕さんが「日本の階級構造」を捉えるための見方として次のような分類法を提示しています。
A層(富裕層):保有資産5億円以上の超富裕層、保有資産1億円以上のプチ富裕層
B層(上級国民):専門職、エリート官僚、学者など
C層(下級国民):一般的な労働者、サラリーマン、ブルーカラー労働者など
D層(アンダークラス):非正規労働者、派遣労働者、パートなど
このように分類したうえで、鮫島さんは、次のような構造を指摘しています。
A層の超富裕層は、数からいうと本当に一握りの人たちなので、B層にお金を配ることで影響力を持っているわけです。具体例でいうと官僚の天下り先の決定権なんていうのがそれにあたります。A層は、直接政治の表に姿をみせないようにしてB層を通じてお金の世界をコントロールしています。それでA層とB層を一体化してみたときに、C層はサンドイッチにされて、A、B層とD層がくっつくというのが政治の世界ではよく起きることです。いわゆるD層の不満は、AあるいはB層の経営者とかあるいは政治家の総理大臣とかにはぶつけられないのです。直接の不満は非正規労働者のD層をこきつかっているお店の「店長」とかにいきます。店長は正規社員で組合に加入して守られているのに、俺たちは組合なし、ボーナスなしでいつ首切られるかわからない、そういう憤懣・批判がC層である店長クラスにいくわけです。ここで、自民党は、正社員のC層は組合を通じて立憲民主支持だったりするわけですから、B層とD層をとりこんでC層をたたいてくるわけです。
(中略)
本来D層は、構造的にA層とB層を敵にして戦わないといけないのに、目の前のC層に近い野党を批判することになり、けっきょく、それが自民党を支えることになってしまっています。これは野党の戦略ミスです。野党はC層とD層をまとめて下級国民を団結させて、A層、B層にむかっていけば圧勝するはずなんです。だからアンダークラスのD層を取り込めていないのはまったくダメです。おそらくその取りこめていない一つの原因は「連合」の影響だと思います。
繰り返しになりますが、D層にれいわ新選組が強いならば、そこにアプローチするために、2019年当時の立憲代表の枝野さんなんかは、山本太郎さんと共にC層とD層が組めるような条件を出して、特に左右のイデオロギー対立は目をつぶって、幅広く、格差貧困解消・格差是正という経済対策一点にしぼって政権交代をやっていくことに徹するべきでした。
よく言われる「1%vs99%」や、「上級国民vs一般庶民」といった対立図式は、一見すると分かりやすそうで、しかし、それだけでは実態を言い表せない何かがあるような気もして、しっくりこない面も感じていたのですが、鮫島さんと白崎さんが提示されている「A層(富裕層)、B層(上級国民)、C層(下級国民)、D層(アンダークラス)」の4分類は、ネーミングに関しては再検討の余地があるかもしれないという気がするものの、概念図式としては非常に分かりやすく、実態を的確に表現しているように思います。
一言で言えば、「なるほど、そうだったのか!」と目から鱗が落ちる思いがしました。
仮に「一般の公務員」も「C層」に入ると考えれば、小泉純一郎さんが進めた「郵政民営化」も、竹中平蔵さんが進めた「正社員バッシング」も、橋下徹さんが進めた「公務員バッシング」も、全て「B層とD層が挟み撃ちでC層を攻撃する」という図式で説明することができます。
また、片山さつきさんなどが煽りたてた「生活保護バッシング」も、生活保護受給者の医療費負担がないことが理由で実質的な生活水準として「C層」に近い生活が送っているのだというイメージを前提とすれば、「B層(上級国民)とD層(アンダークラス)が一緒になって生活保護受給者をバッシングする」という構図が理解しやすくなります。
今後、「政権交代」を目指していくためには、この構図を十分にふまえたうえで、具体的な政策や方針、活動の内容などを検討していく必要があるのではないかと思います。
6.山本太郎、泉房穂そして政権交代へ
「政権交代」という命題について、鮫島さんは次のように語っています。
2019年に山本太郎さんが出てきたとき、立憲の枝野さんが山本さんをリーダーに立てて前面に押し出し、自分はナンバーツーでいいという太っ腹な政局を動かせる政治家として行動できたならば、あのとき一挙に日本の政治は変わる可能性がありました。枝野さんが山本さんに嫉妬して足を引っ張るというしょうもないことをしてから野党の低迷が続いていると思います。山本太郎さんは、まだ今後も可能性はあると思いますが、ここまで野党内での対立が先鋭化すると、ただちに野党陣営の統一首相候補になるのは難しいでしょう。(中略)そういう意味で、今は、前明石市長の泉房穂さんでしょうね。彼は左右両方見ながら、庶民代表として、自民党と戦うという立ち位置は鮮明にしているので、あのポジションでいいと思います。そういうリーダーを今後、誰に収れんさせていくのか。(中略)
93年は自民党を割って出た小沢一郎という「剛腕の黒幕」がいた。しかしもはや黒幕政治家の時代ではない。やはり「圧倒的な総理大臣候補」の登場が多党連立の実現には不可欠ではないだろうか。
(中略)
野党第一党である立憲の泉健太代表や野党第二党の維新の馬場伸幸代表が「圧倒的な総理大臣候補」になる可能性は極めて低い。どこからか「新しい顔」を引っ張り出すことが不可欠だ。その有力候補のひとりが泉房穂氏であることは間違いない。
泉氏は「自らは主役ではなく脚本を描く」として国政進出に慎重な姿勢を示しているが、これは「泉待望論」の世論が高まらない限り手を挙げても圧倒的な総理大臣候補にはならないというリアリズムに基づいたものであり、「泉コール」がわきあがれば一転して「主役」に名乗りをあげる可能性はあるだろう。(中略)
泉氏は一方で、別の政治家に世論の期待が高まれば主役を譲る考えは持ち合わせていると私は思っている。誰に風が吹いて、誰のコールがわきあがるかは誰にもわからない。しかし誰かに風が吹いた以上、その好機を逃してはならず、その風に乗り、みんなでその人を担がなければ自公政権は倒せない。
やはり、「圧倒的な総理大臣候補」の出現が待ち望まれるということになるのでしょうか。
7.シングルマザー世帯が原点
鮫島さんは、自らの原点について、次のように語っています。
中学一年の時に父親が家を出て行ってしまい、その後に会社も辞め、両親は離婚しました。
ということで母子家庭になったんです。これが最初の人生の試練というか、大きなショックとなりました。(中略)母親は、健康ランドでお風呂掃除をして働きながら、女手一つで私たち姉弟を育ててくれたのですが、この転落感、没落気分みたいなことは大きかったですね。
次に、転落感を味わったのは、京都大学に進学してからです。(中略)当時、姉が大阪教育大学に行っていて、彼女が下宿を見つけてきてくれました。そこは大家さんの家の離れにある京都の古い家屋で、家賃月1万円ぐらいのお風呂やトイレどころか水道もないような部屋でした。(中略)よく早稲田、慶応の学生が金持ちだということは言われますが、そのころから実は東大・京大の学生のほうが金持ちであり「格差社会」だったんですね。同級の学生たちは、小さいころから塾とか行って、下宿も当時で家賃6万から7万ぐらいのお風呂つきワンルームマンションみたいなところに住んでいる学生が多かった。そこで今風にいうと「格差社会」を深く感じたというか、そういうことですかね。
ここは、子ども心にとてもショックで、「恵まれた家に生まれた人とそうじゃない境遇の家に生まれた人とではえらい差があるな」と。当時は、他の人のことは考える余裕なんかなくて、なんて自分は運が悪いなと、まさに親ガチャです。ここが良くも悪くも私の原点なんです。
鮫島さんが個人的に推している政治家として、れいわ新選組代表の山本太郎さんと、前明石市長の泉房穂さんの2人が挙げられますが、山本太郎さんも、実は母子家庭の出身です。
山本太郎さんは「芸能人時代は全く政治に興味を持っていなかったが、2011年の東日本大震災で福島第一原発の事故を見て、脱原発や政治に興味を持つようになった」という人で、鮫島さんが「学生時代は政治にほとんど関心がなかったのに、就活がきっかけで政治記者の世界に入ることになった」というのとよく似ています。
また、泉房穂さんは、母子家庭ではありませんが、弟さんが障害を持って生まれてきたことで、家族全体が世間から冷たい仕打ちを受けた苦しみを、幼少期に味わっておられます。
「政権交代」の鍵となる「圧倒的な総理大臣候補」について、鮫島さんが「山本太郎」や「泉房穂」という名前を挙げられるのは、この2人が「D層(アンダークラス)の哀しみが分かる政治家」だからなのではないだろうかと、『あきらめない政治』を読んで私は強く感じました。
8.トピックス①:東京都知事選挙
7月7日に投開票が行われた東京都知事選挙、今回の選挙は市民による「ひとり街宣」が盛り上がり、その結果に大いに期待が集まりましたが、蓋を開けてみれば、現職東京都知事の「女帝」小池百合子さんが分厚い組織票に守られて三選を果たしました。
「選挙の勝敗が決まる」と言われる最後の3日の街宣の応援弁士の人選を見て、嫌な予感はしていました。
7月4日の高田馬場駅の街宣で、都知事候補の蓮舫さんと共に壇上に登ったのは、元総理大臣の野田佳彦さんでした。
味方を後ろから撃って票を減らす「敗北の使者」が候補者の背後にまとわりつく様子は、「桃太郎電鉄」の「キングボンビー」を彷彿とさせます。
「野党共闘」を応援していて、何度これに泣かされたことか…
確かに野田佳彦さんには「元総理大臣」という肩書きがあり、地元の千葉県内では高い人気と影響力を誇っていますが、東京都知事選挙で応援演説に入ったとしても、実際問題として、無為に票を減らしてしまうだけです。
別な形の人選を模索するべきではなかっただろうかと、強く感じてしまいます。
立憲民主党練馬区議会議員の渡辺照子さんは、今回の都知事選の蓮舫さんの街宣の際には、会場整理やビラ配りなどのスタッフとしての役割を担っていたようです。
都知事選の蓮舫さんの街宣では、衆議院議員や参議院議員の肩書きを持つ応援弁士が続々と登壇し、その意味では確かに「豪華メンバー」で、地方議員の出る幕はあまりなかったのかもしれません。
しかし、続々と登壇した「豪華メンバー」の中に、れいわ新選組の支持者を振り向かせることができた弁士は果たしていたのでしょうか。
山本太郎さんの応援が望めない中で、「静観」をしているれいわ新選組の支持者の人々を振り向かせることができる可能性があったとすれば、それは渡辺照子さんをおいて他になかったのではないでしょうか。
立憲民主党のメンバーがマイクを握るとしても、例えば元社民党の辻元清美さんと元れいわ新選組の渡辺照子さんという2人の「外様」議員が蓮舫さんの露払い(前座)を務める形で壇上に登るような街宣にしていれば、れいわ新選組の支持者の心にも響く可能性があったのではないでしょうか。
肩書きを優先して応援弁士の人選を行った蓮舫陣営の対応は、あまりにも杓子定規であり、あまりにも権威主義的ではなかったかと思います。
また、蓮舫陣営は、政策面においても大きな失敗がありました。
蓮舫陣営は、当初「若者支援」を大きく打ち出し、高齢者向け施策の言及が足りないというSNS上の指摘を受けて、選挙戦後半は「お年寄りにも優しい蓮舫」という姿勢を打ち出してきました。
そこまでのところは悪くなかったと思いますが、最終的に、結果として選挙戦を通じて「ロスジェネ問題」が話題として取り上げられることは(私の知る限りでは)一度もありませんでした。
蓮舫陣営の大きな失敗は、「れいわ新選組の支持者を無視したこと」と「ロスジェネを無視したこと」の2点に集約できるのではないかと思います。
その意味で、最後まで「オール東京」になりきることができませんでした。
そして、候補者の蓮舫さん自身にも失言があったことが致命的でした。
蓮舫さんは演説の際に「現役世代は結婚して子どもが生まれれば控除がドンドン増えていく」と発言したのですが、昔あった「年少扶養控除」は今は廃止されており、また、廃止されたのが民主党政権時代だったということで、「子育て世帯の現状を全く理解できていないじゃないか!」と、SNS上で炎上する騒ぎとなりました。
そうしたことが、最後に勝ち切れなかった要因なのではないかと思います。
期待が大きかっただけに、本当に残念な結果でした。
憲法9条変えさせないよ
プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。