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こちらアイスランド(148)意外と少女趣味?マイペースな私の準家族をご紹介〜小倉悠加

先週は「こちらアイスランド」開始以来、最小文字数の投稿になった。

あの文章を枕に、別の話題を書こうと思っていたものの、今月は時間の余裕があまりない。土曜日は必ず「こちらアイスランド」があると読者のみなさんも、鮫島さんも思っていることだろうーーというのは買いかぶってるかな?

最近は政界も芸能界も話題ばかりで、鮫島さんは話題に困ることはないとは思う。けれど、私もここまで続けてきたので、臨時休業なしでいきたい。たとえそれが400字ほどの短い文章でも。

今回は私の大切な家族を紹介したい。

ステファニーとギルバート。

私は旅の友達として以前から小さなクマを持ち歩いていた。初代はペッツィーという黄色い子を持ち歩いていたが、ある時成田空港で落として迷子になったままだ。その後を継いでくれたのがステファニーだった。

耳にタグがあるので好きな人はわかると思うが、シュタイフベアの小さなタイプだ。購入時は淡いピンク色をしていたが、あちこち連れまわし、年月も経っているので、随分とお年を召した。私と同じ?!

お隣に座る赤いハートを持った紳士はギルバートだ。現在の夫と付き合い始めた頃、彼がクリスマス・プレゼントか何かといっしょに入ってきた。ふたりは基本的に仲良しではあるけれど、クマでも時々意見の相違等があるらしい。私はいちいち介入しないけれど。

Yayoiちゃん。

大芸術家である草間彌生さんの展示会で販売されたものだ。アイスランドに移り住む前に、元同居人くん(=息子)が私にくれた。「一番いい顔してるやつを選んだ」と。

独立心が強く少し気難しいけれど、個性の強いキャラでも他の人たちとのバランスは悪くない。時々ひとりになりたがる。

名無しのマトリョーシカ。

元同居人くんがひとりでアイスランドへ行った帰り、帰国便に乗りはごったことがある。結局、ロシア経由での航空券を買い直した。その時のお土産なので、非常に高価なものとなった。

「一番柔和な顔をしているのを選んだ」

小さい子が行方不明になることが多いため、普段は合体して置いてある。

名無しマトリョーシカはお留守番専門だけど、他の人は時々私たちの旅行についてくる。この夏も、随分といっしょにあちこちへ出かけた。

彼らに思い出深い場所を尋ねると、火山噴火見学!みんなで一緒に行ったのは、たまたま火山の噴火と同時にオーロラを見ることができた日で、彼らも盛り上がっていた。いつもはクールなYayoiちゃんまで踊り出す珍事が!

あ”〜〜、単なる寂しいおばさんみたいですね。これを彼がどう受け止めているのか?彼も意外にも協力的で、この人たちを大切に扱ってくれる。似たもの同士?!

意外でしたかね、少女趣味で。

アイスランドのレンタカーは地元の会社から

小倉悠加(おぐらゆうか):東京生まれ。上智大学外国語学部卒。メディアコーディネーター、コラムニスト、翻訳家、ツアー企画ガイド等をしている。独自企画のアイスランドツアーを10年以上催行。当地の音楽シーン、自然環境、性差別が少ないことに魅了され、子育て後に拠点を移す。好きなのは旅行、食べ歩き、編み物。

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