政治を斬る!

政治の世界にうんざりのみなさま、そこからすこしは抜けだすさわやかなヒントをご提供いたしますーー那須の小さな出版社が手作りで仕上げた新刊『あきらめない政治 ジャーナリズムからの政治入門』(鮫島浩著、聞き手/白崎一裕)が6月発売へ

SAMEJIMA TIMES政治倶楽部メンバーの白崎一裕と申します。

実は、私のひとり出版社・那須里山舎におきまして、鮫島さんの新刊を6月中に発売いたします!

タイトルは『あきらめない政治 ジャーナリズムからの政治入門』です。

本書は、SAMEJIMA TIMESの読者にとっては、おなじみの鮫島さんのお考えを白崎のインタビューによりまとめさせていただきました。

いわば、SAMEJIMA TIMESの紹介本・名刺本でもあり、入門書ともいえるものです。

さて、【『あきらめない政治』編集・営業ウラ話 その①】です。

本の営業というと、昔から「書店まわり」「チラシ郵送」「新聞広告」などが一般的でしたが、やはりネット時代になり、書店環境が激変して、本の宣伝もSNSのボリュームが大きくなってきました。

しかし、新刊の書店広告の現場は、いまだにFAXチラシ営業が主流です。新刊発売前に、全国書店さんに一斉にFAXするというやりかたです。

この鮫島さんの本もこうして発売前の予告FAXをいたしました。

うちの本の性質上、大手の紀伊国屋書店さんやジュンク堂さん、丸善さんなどから、予約をいただくことが多いのですが、今回は、地方の、それも小規模の「独立系書店」とよばれる、いままでの書店商慣習にとらわれない自分が読みたい本を自分のペースで生業にしていこうというところから、ご注文をいただくようになりました。

もともと「政治本は売れない」と言われ続けるなか、特に、地方からの文化発信や自分らしく生きることを目指して起業してきた書店さんは、「政治」なんてとうの昔に見限っていたのかもしれません。

でも、全国の書店さんにFAXチラシの補助営業メールをながした次のつぶやきに、けっこう反応ありました!

【ほんと、政治の世界にうんざりのみなさま、そこからすこしは抜けだすさわやかなヒントをご提供いたしますーーー】

ささやかながら、ここにいままでの政治へのかかわり方の変化を感じております。

ぜひ、全国書店、ネット書店にてご予約をお願い申し上げます。

以下、【目次より抜粋】

ジャーナリスト鮫島浩の原点とは/シングルマザー世帯が原点/アンチ東京というもうひとつの原点/ マスコミ志望ではなかった就活/「鮫島政治塾」とは政治のエンタメ化/政治における「事実」とは/「事実」をめぐる政治取材現場/「3・11東日本大震災」とジャーナリズム/コロナパンデミック下での報道はどうなのか/政局について 民主主義と立憲主義/政局について 多数派工作ということ/政局について 人間性悪説に立つ/政局について 政治はどんくさくてかっこ悪いほうがいい/政局記者はいるが政治記者はいないか?/政局報道は当てないとダメ/政治家にだまされない力/「説明責任」という欺瞞/自由民主党とは何か/自由民主党とは何か 「国対政治」の本質と変遷/自由民主党とは何か/小選挙区制になって変わったところ/民主党とは何だったか/政権交代の意味はあるのか/民主党政権はなぜ失敗したか/二大政党制から多党制へ そして上級国民VS一般大衆へ/山本太郎、泉房穂そして政権交代へ/政治世界における「官僚」とは/日本の階級構造と政治/衆議院と参議院をどうする/日本政治における外交は「すべて!アメリカ寄り」/アメリカ目線で世界をみると誤る/竹中平蔵政策の功罪/財務省権力を脱するために/脱・東京一極集中から地方政治の可能性/新聞ジャーナリズムに未来はあるか/フェイクニュースをどう考える/政治とは何?

白崎一裕(シラサキカズヒロ)

1960年福井市生まれ。七回ほどの転職をへて現在栃木県北でひとり出版社、那須里山舎 を営む。不登校の子どもたちの私塾、とちぎ教科書裁判、地域通貨ナスタ、福島原発告訴団、反貧困ネットワーク栃木など多様な市民活動にたずさわりながら在野からの思想的発信を試行。現在、ベーシックインカム・実現を探る会代表、 日本ベーシックインカム学会理事。ここ9年ほど、雑誌『We』(フェミックス刊)に「お金リテラシー入門 お金にふりまわされないものの見方・考え方」を連載。共著に『ベーシックインカムは希望の原理か』(フェミックス)、最新論文に「ベーシックインカムの方へ(下)現金給付の財源論と政治論の可能性について」(現代の理論2023年夏号)がある。

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