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こちらアイスランド(51)オーロラを見たい!オーロラと出会う確率を上げる秘訣とは?〜小倉悠加

今回はオーロラの話。オーロラ、憧れますよね!一度は見てみたい。

オーロラという言葉の響き自体が、その姿の美しさや神秘を優美に物語っている。オ〜、ローラ、美しい君よ。オ〜、ろら〜、出たぁ〜、見ろ〜〜!みたいな。つまんなくてすんません。雰囲気ぶち壊しですね、ごめんなさい。

アイスランドの話をすると、必ず質問されるのがーーー

「9月にアイスランドへ行きます。5日間ほど滞在しますが、オーロラは見られるでしょうか?」

う、うっーーーーー

「ご覧になれるといいですね」と笑顔で答えるが、心の中では「そんなこと知らん。天気に聞いてくれ!」と思っている。だいたい、なんでそんな質問するん?

以下のように置き換えればわかりそうなもの。

「9月に東京へ行きます。5日間滞在しますが、雨の降らない日にディズニーランドへ行けるでしょうか?」

「東京に滞在中、天気がよさそうな日に浦安へ行ってね」程度のことしか言えないっしょ。
6月であれば梅雨なので降雨率は高い。8月はカラカラ天気が続くこともあるし、9月は台風が来る可能性もあるとはいえ、天気の日にディズニーランドへ行ける確率は悪くないかも。というごく一般的なことしか言えない。あとは文字通り天気次第。

オーロラも自然現象なので、雨や風と同じく先のことを尋ねられてもわからない。

とはいえ、オーロラが見やすい傾向が無いわけではない。

オーロラには11年周期があると言われ、大まかにはその周期で見えやすい年と、あまり見られない年があるそうだ。アイスランド国内で最もオーロラが出現する時間帯は夜中の12時ごろまで、ということもわかっている。

真ん中のあたりに見える青い直線は、ジョン・レジョンのイマジン・ピース・タワーの光。

以下、オーロラ観察のよくある質問に、オーロラ観察素人の私が自信を持ってお答えしたい。

Q: アイスランドでオーロラが見える期間は?

A: 8月20日過ぎから5月初頭まで。同じ質問でも、人によって言うことが若干違うと思うけれど、私が実際に見た範囲で一番早かったのが8月20日の夜。シーズン終わり頃だと5月2日の明け方に見たことがある。なので、この範囲であれば自信を持って、見ることが可能な時期だと言える。ただし、見やすい時期は9月初旬ごろから4月半ばまでだと思って欲しい。オーロラは暗い場所でしか見えないので、日照が長くなると見えなくなる。

Q: 満月の時期よりも新月の方がいいと聞きましたが。

A: 天気次第よ、ベイベー。どうせ見るなら条件のいい時に見たい気持ちはわかる。条件さえ揃えば、新月だろうが満月だろうが、よく見える時は見える。

Q: やっぱり街の光のないところの方がいいですよね。

A: もっちろん!月の満ち欠けより、こっちの方が大切。なるべく人工的な光のない郊外へ行った方がいい。

Q: オーロラは緑色だけ?

A: うんにゃ、赤みがかったピンクっぽい色や若干青っぽく見える時もある。ただ、写真ほど強い色には見えないことが多い。本物のオーロラは、写真で見るよりも色が薄いと思った方がいい。

Q: レイキャビクのオーロラ穴場は?

A: お、それはいい質問。穴場はない。小さくても首都なので、どこへ行っても街の明かりを完全に避けることは不可能。それでもあえて言えば、海岸沿いに出ること。街中の場合はチョルトニンは水面が光を反射するとはいえ、住宅街の中にいるよりもベター。

少し街中から離れることができるのであれば、ペルトラン周辺は森になっているので暗い範囲が広い。

一番おすすめできるのは、セルチャルナルネス(Seltjarnarnes)の先端近く。灯台の付近は駐車場もあるので、そこからでも見られるし、少し歩けばほぼ真っ暗になる。ただし、ここはレイキャビクから最も近いオーロラ穴場として有名になってきているため、思った以上に賑やかだったり人が多いことがある。

Q: オーロラツアーってどうですか?

A: 便利だとは思う。レイキャビクにずっといてもチャンスは少ない。車の運転はできない・したくない。そんな時はツアーが便利だ。もしもオーロラが見えなかった時は、次回のツアーに無料参加できるし、見えそうにない天候であればツアーは出ない。

Q: 大型バスツアーと小型バスツアー、どちらがお勧め?

A: 小型バスツアーの方が値段が高いので、どのくらいオーロラが見たいかの本気度にもよるかも。大型バスはバスが停泊できる場所が限られる。小型バスは小さな道も入っていけるので、この差がけっこう侮れない。

小型バスは毛布完備やホットチョコレートを出す等のサービスも付随されるけれど、それ以上に「場所の選択幅が広い」のがポイント。もっとも近年、この差を解消すべく、何もない場所に大型バスが止められる駐車場が作られて入るけれど、それでも小型の方が場所の選択自由度は高い。運転手がどれだけ道を知っているかでツアー内容に差が出やすいのもこのツアーだ。

Q: レンタカーを借りて郊外へ行けばいいんですよね?

A: 郊外の方がレイキャビク市内よりも暗いので、見える確率は高くなる。土地勘があれば最高にいいけれど、なくてもオーロラは広範囲に見える場合が多いので、問題ないかと思う。レンタカーの運転は本当に気をつけてほしい。道路交通法厳守!

アイスランドは道路沿いに駐車をしてはいけないし、とても危険。誰もこないと思って道路沿いに駐車し、ドアをあけたとたんに跳ねられて即死という事故が繰り返されている。観光客が増えると道沿いのあちこちに車を止める輩が出没するため、迷惑だし危険。というか、違法!緊急時以外は絶対にやらないでほしい。

Q: 郊外といってもどこへ出ればいいやら・・・。

A: ですよね!どこへ行けばいいのか。まずオーロラは晴れていないと見えない。雲に遮られてはダメ。ということは雲の動きを示す天気図を見る必要がある。

Q: オーロラ指数はどこで見ればいい?

A: ここ。とりあえずアイスランドの気象庁のページを見れば大体のところはわかる。指数はゼロから9まであり、ゼロは見える可能性ゼロ。オーロラの指数が「2」程度でも、とてもよく見えたことがあった。指数はあくまでも参考程度に。高くてもよく見えるとは限らないし、低くてもよく見えないとは限らないので、結構悩ましい。なにせ天気のことなので、お手柔らかに〜。

Q: 他に何かオーロラを見るにあたってのアドバイスは?

A: 屋外なので着込むことは言うまでもない。気温が低くてカメラのバッテリーの減りが激しいし、シャッターも遅くなるので、その対策を。

知識としては、太陽のフレア(表面の爆発)が起こり、電気を帯びた粒子が放出されて地球に到達するのが二日後程度。その日を狙えば高い確率でオーロラを見ることができる。

オーロラは緑だけではない。この写真で、すこ〜しだけ赤みがかったオーロラがわかるだろうか。

今回この記事に使ったオーロラも、大きな太陽フレアが見られた二日後の夜10月30日に撮ったもの。「ゆる定点」である我が家のベランダなので、街中の明かりがとても多い場所だ。そして、写真はド素人なので、オートモードでの撮影。三脚もなくて手持ち!雰囲気だけ伝わればというシロモノで本当にごめんなさい。

話が元に戻るけれど、街の明かりの多い場所は見えないということは決してない。見える見えないは天気次第!アイスランドでオーロラを見たい人は、とにかく晴天を、空気がピリっとした日になることを祈ることが大切。そこ?だけど、そこ!!