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こちらアイスランド(53)久々の帰国で仰天したこと、それはマスク! 子どもも、自転車の人も、周囲に誰もいなくても…何が起こっているの!?〜小倉悠加 

無事に帰国できた。オミクロン株が話題になる前のタイミングだったので、サクサクと自宅に戻ることができた。それはいいけれど、日本がマスク信者の国となっていたことが、とてもショックだ。

元来、日本人はマスクに抵抗がない。それどころか花粉の季節にマスクは必需品だ。かくゆう私も多分に漏れず、マスクをせずに花粉の季節を乗り切ることができない花粉症持ちだ。マスク姿を見るのは慣れているとはいえ、空港から自宅への道中、見る人全員がマスク姿なのには驚愕した。

「マスク警察」という言葉はツイッターで見ていたが、まさかここまでとは・・・絶句だった。

通行人ばかりでなく、自転車乗りまでマスク姿。さすがにこれは、たまたまマスクをしてる人を見てしまったのかと思った。が、次も、その次も、自転車に乗っていてもマスク・・・え?!

頭が混乱した。私の常識では計り知れない何かに触れた気がした。

アイスランドでは、という話をしたい。コロナ渦の二年間、ずっとアイスランドで時間を過ごしたので、どうしてもアイスランドの物事との比較をお許しいただきたい。

コロナに伴う規制はどこの国でも変化が激しい。それでもアイスランドで一貫しているのは、商店やイベント等、室内で人が密集しがちな場所のみマスク着用が義務付けられてきた。屋外ではマスクは問われない。子供はマスク着用義務から除外され、むしろマスクは有害、虐待とみなされる。

無論アイスランドは人口密度が低い。日本と比べられならないのは承知だ。でも、日本ではなぜ周囲に誰もいない道を歩いている時もマスクをしているのか、なぜ成長期の小学生がことごとくマスク姿なのか、いわんや自転車に乗っていてなぜマスクなのかーーー私の理解は追いつかない。

緊急事態宣言も解除されているし、ましてマスク義務はない。なのに、なのに、なのに、なぜ全員、判を押したようにマスク姿なのか。も〜、ぜ〜〜んぜん私は理解できないのだ。

感染防止がマスクの建前だけれど、本当に?飛沫がどうのというのは一応知識としては入れてある。それでも、今までのインフルエンザとの違いがよくわからない。今までのインフルで、これほどマスク姿を見たことがない。

大人はまだいいが、なぜ小学生の低学年、いや、幼児までマスクをしているのか?親が、学校が、教育者が、子供にマスクを強いるのか。専門家はいかなる見解なのか。だって、子供だよ。感染しても重症化に一番なりにくい世代だ。なのになぜ強要を?

おいおい、マスクをしていると二酸化炭素濃度が高くなり、脳に酸素がまわらなくなる。苦しくなって口呼吸になる。長時間のマスクは不衛生だ。マスク姿では話しにくいし、お友達の表情を読み取ることもできないだろう。も”〜〜。私には虐待にしか見えない。かわいそうで、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

で、本当にマスクの効果はあるのか?本来の目的とは違うところでマスクが猛勢をふるっていないか。毎年冬になるとインフルが流行るけど、コロナだけここまでやるのははなぜ?そう、「なぜ」という疑問さえ人々は持たないのか。それほどマスコミから脅され、思考を硬直させられたのか。

とにかく全く解せない。

コロナの予防とやらには、政治的な思惑が陰に陽に見えて仕方がないのだ。それが何なのかは私にはわからない。が、どうにもコロナに関しては腹の虫が騒ぐ。

コロナで苦しみ、後遺症に悩まされている方々も実際にいる。筆者同盟の飯塚さんもそのひとりであることが濃厚だ。医療関係も大変な思いで対応しているに違いない。でもそれは、程度の差こそあれ、インフルでも起きていることではないのか。なのにコロナは騒動が大きすぎて、私の理解キャパがパンクする。

アイスランドではそうじゃないのか?と言われれば、まぁアイスランドでも騒いではいるけれど、死者数は少ないし(総人口そのものが少ない)、後遺症で悩まされているという話もあまり聞かない。正直な話、それってインフルとどこが違うのか?としか思えない。

国民の70%がワクチンを打てば集団免疫が獲得できると話していた疫学者は、接種率がそれを超えても感染が止まらないのを受け、「ごめん、そうはならなかった」という意の談話を発表した。そしてワクチンの効果は重症化を抑えるという話に縮小された。

そのうちにワクチンが心筋症を誘発するという話が表沙汰になってきた。心筋梗塞が有意に増えたことが統計からも見えてきたという話が聞こえ、血気盛んな若者が死に至る薬害があからさまになってきた。なのにマスコミはとりあげないから、私の親のようにテレビと新聞しか情報源がない世代は、そんなことは露程も知らない。それにしてもサッカー選手、今年は死にすぎじゃないのか?

いつもならワクチンで一人でも死亡者が出れば大騒ぎをするのに、これだけ後遺症やら死者が出ても報道する気配さえないマスコミ。相変わらず打て打てと叫ぶ政府。私の「解せない」症状は肥大するばかりだ。

そしてワクチンパスポート。ワクチン打ちました証明であっても、人に移しません証明でないことは既に知られている。なのに非ワクチン者との差別化をするのはなぜか?なぜ政府はワクチンを打った者に褒美を出そうとするのか(アメリカではワクチンを打つとお金がもらえるとか!)。これは鮫島さんが以前書いていたので、まだ読んでいない読者はぜひご一読を。

何かがひどく不自然ではないか?タダほど高いものはない。このタダのワクチンが、とっても高いものにつく可能性はないのか。例えば、人類最大級の薬害とか。

アイスランドに居た時は、実はここまで考えていなかった。マスクは店内のみだし、マスクに対してピリピリしてる人は、私の印象ではほとんどいない。なのに日本は猫も杓子もマスク姿。義務でもないのにマスク、マスク。

ことなかれ主義、やってます感、右にならえが大好きな日本人らしい。これがとても良い方向で現れることもあれば、ひどい同調圧力となることも。って、話は飛ぶけど戦争に至った時もそうだったよね?!

マスクの下は化粧しなくて済む、髭を剃らずに済む等、ズボラにしていられるというポジティブな面を見出している人も少なくないようだ。なるほど。

コロナに対する言論統制、マスコミの偏重報道をーーごめん、新聞も読まないしテレビも見ないので、ここは受け売りなんだけどーーどうにかしないとマズいんじゃないか、日本?!

どうやら私はとんだ浦島になってしまったらしい。勝手知ったる国が、全く理解不能の国になってしまった。それでも根底は同じものが流れているはずだ。とても居心地が悪いが、それはずっと外国の、それも過疎地のような場所にいたせいだ。

なぜマスクをしているの?それほどコロナが怖いの?単にみんながそうしているから?他人にうつさないための思いやり?

マスク、外せばいいのにと思う。せめて小学生や小さい子供、自転車に乗ってる時や周囲にまったく人がいない場合なんかは、要らなくない?

小倉悠加(おぐら・ゆうか):東京生まれ。上智大学外国語学部卒。アイスランド政府外郭団体UTON公認アイスランド音楽大使。一言で表せる肩書きがなく、メディアコーディネーター、コラムニスト、翻訳家、カーペンターズ研究家等を仕事に応じて使い分けている。アイスランドとの出会いは2003年。アイスランド専門音楽レーベル・ショップを設立。独自企画のアイスランドツアーを10年以上催行。当地の音楽シーン、自然環境、性差別が少ないことに魅了され、子育て後に拠点を移す。好きなのは旅行、食べ歩き、編み物。自己紹介コラムはこちら

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