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立憲野党私設応援団(3)れいわ新選組への期待と不安【期待編】~憲法9条変えさせないよ

<目次>

0.はじめに

1.れいわ新選組のあゆみ

2.れいわ新選組は2022年参院選をどう戦うのか

3.山本太郎長期政権待望論

4.庶民の「1日20円貯金」の力で「山本太郎総理」を誕生させよう

0.はじめに

前回は「社会民主党への期待と不安」というテーマで論じていきましたが、今回と次回は「れいわ新選組への期待と不安」というテーマで論じていきます。今回は「期待編」、次回は「不安編」として、2回に分けて論じます。

1.れいわ新選組のあゆみ

「れいわ新選組」は、新元号「令和」が発表された2019年4月1日に山本太郎さんが政治団体として旗揚げして、2019年7月の参院選で得票率2%を超える票を獲得し、比例特定枠1位でALS患者の舩後靖彦さんと比例特定枠2位で重度障害者の木村英子さんの2名の当選者を出して政党要件を獲得した政党です。

広く市民から寄付を募り、元コンビニオーナーや派遣労働者など、様々な問題の当事者を候補者として擁立するユニークな選挙戦は、「れいわ一揆」という映画にもなりました。

2020年7月の東京都知事選挙では山本太郎さんが出馬したものの落選、2021年7月の東京都議会議員選挙では3名の公認候補を擁立したものの全員落選ということで、しばらく停滞が続きましたが、2021年10月の衆院選では比例東京ブロックから山本太郎さんが、比例南関東ブロックから多ヶ谷亮さんが、比例近畿ブロックから大石晃子さんが当選し、3名の衆議院議員を誕生させました。

これで、衆議院議員3名と参議院議員2名の合計5名の国会議員を擁することとなり、「れいわ新選組」はNHKの「日曜討論」への出演権を獲得するところまで党勢を拡大してきました。

2.れいわ新選組は2022年参院選をどう戦うのか

「れいわ新選組」は旗揚げから2回目の参院選を迎えることになりますが、今回の参院選では、どのような戦いを展開していくのでしょうか。

山本太郎代表は、複数区で積極的に候補者を擁立していくことを明言しており、すでに大阪選挙区では、八幡愛さんを公認候補として擁立することを決めています。

山本太郎代表は参院選での5議席以上の獲得を目標として掲げており、仮に東京選挙区で1名当選、大阪選挙区でも1名当選、比例区で3名当選となった場合には、2022年の参院選で5名当選することになり、2019年の参院選で当選した2名と、2021年の衆院選で当選した3名を合わせて、衆参で計10名の国会議員を擁することになります。

東京選挙区で当選者を出すためには、知名度のある候補者を早めに擁立して浸透を図るか、思い切って山本太郎代表が衆議院から参議院に鞍替え出馬するといった方法が考えられます。

はたして山本太郎代表が東京選挙区の候補者として誰の名前を考えているのか、大変興味の湧くところではあります。

これに対して、大阪選挙区は、衆院選で大石晃子さんが比例復活の当選を果たしたとはいえ、東京と比較すると「れいわ新選組」の地盤が弱い選挙区になります。

そうしたことを考えると、八幡愛さんを「れいわ新選組の単独候補」ではなく、「立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党の4党統一候補」として大阪選挙区に出馬させることが必要なのではないかと思います。

大阪選挙区に関しては、2022年の参院選と2025年の参院選の2つをセットにして、次のような候補者調整を行うのがよいのではないかと考えています。

2022年参院選 大阪選挙区(改選数4)

れいわ新選組の八幡愛さんを統一候補として野党4党の支持者の票を集中させ、70万票~80万票以上の得票でトップ当選を目指す。

2025年参院選 大阪選挙区(改選数4)

れいわ新選組は独自候補の擁立を見送り、立憲民主党の候補者1名と日本共産党の候補者1名の合わせて2名を擁立、野党4党の支持者と無党派層の票を合わせた100万票超の票をうまく割り振って、2名当選を目指す。

大阪選挙区は日本維新の会の勢力が強く、現時点では野党4党で見込めるのは約70万票と予想されますので、当選ラインが50万票以上になると想定される大阪選挙区に2人以上の候補者を擁立してしまうと、「野党共倒」になる危険性が大です。

そこで、2022年参院選では野党4党の候補者を1名に絞り、そこから票の掘り起こしができることを前提に、2025年の参院選では野党4党の候補者を2名擁立して、2回の参院選で計3名の当選者を出すことを目指してはどうかと思うわけです。

同様に、兵庫選挙区に関しても、2022年の参院選と2025年の参院選の2つをセットにして、次のような候補者調整を行うのがよいのではないかと考えます。

2022年参院選 兵庫選挙区(改選数3)

立憲民主党の候補者を統一候補として野党4党の支持者の票を集中させ、1名当選を目指す。

2025年参院選 兵庫選挙区(改選数3)

れいわ新選組の候補者を統一候補として野党4党の支持者の票を集中させ、1名当選を目指す。

参院選は必ず3年に1回行われるので、3年おきに別の政党を交互に統一候補にする「参院版コスタリカ方式」でお互いに選挙協力を行うことが可能なのではないかと考えます。

こうすれば、6年おきに自分の政党の候補者に選挙の順番が回ってくるので、他党の候補者の選挙の際にも、積極的に票の掘り起こしを行う誘因が生まれます。

立憲民主党最高顧問の菅直人さんは、関西の詳しい政治状況を把握しないまま「立憲は『大阪にカジノはいらない』を最大の争点に参院大阪に候補者を立て、維新に逆攻勢をかけるべき。立憲が戦わないと、日本は自民と維新の保守2党体制になる。私も大阪に出張る覚悟。」とツイートされているようですが、大阪選挙区はれいわ新選組の八幡愛さんを野党4党の統一候補にして立憲民主党も八幡愛さんを応援し、その代わりに兵庫選挙区は立憲民主党の候補を野党4党の統一候補にして、そちらは逆にれいわ新選組が譲る形にして維新に対抗していく方が得策なのではないかと思います。

参院選の「野党選挙協力」の候補者調整に関して言えば、極端な話、大阪・兵庫・福岡・千葉・北海道の5つの選挙区での候補者調整だけ念入りに行えば、その他の選挙区の候補者調整はある程度「成り行き任せ」にしてもあまり問題ないのではないかと個人的には考えています。

なお、福岡選挙区・千葉選挙区・北海道選挙区(いずれも3人区)についての話は、「日本共産党」を話題として取り上げる回で議論をしていく予定にしています。

3.山本太郎長期政権待望論

平成時代の政治史を振り返ったときに、1996年に鳩山由紀夫さんと菅直人さんが立ち上げた「民主党」が2009年に「政権交代」を実現できるところまで生き残ることができた要因は何なのか、その答えをSAMEJIMA TIMES主筆の鮫島浩さんは「鳩山由紀夫氏の資金力と菅直人氏の人気」だと解説されています。

これらの2つの要因のうち「菅直人氏の人気」という要素を「れいわ新選組」に当てはめて考えるならば、それは「山本太郎氏の人気」ということになります。

この「山本太郎氏の人気」に関して言えば、2019年の参院選の比例区で991,756票を獲得し、比例区の全候補者の中で最多得票を叩き出していますので、この点は申し分ないと言えるであろうと思います。

将来的に「山本太郎総理」が誕生するとして私が期待したいことは、山本太郎さんにできるだけ長く政権を担当してほしいということです。

戦後政治において自民党系以外の政党党首が総理大臣に選ばれた際の総理在職日数を書き出してみると、次の通りです。

村山 富市 561日

野田 佳彦 482日

菅 直 人 452日

片 山 哲 292日

鳩山由紀夫 266日

細川 護熙 263日

芦 田 均 220日

羽 田 孜  64日

こうして見てみると、2年以上総理大臣を務めた人は、誰もいないんですね。

山本太郎さんが総理大臣になったあかつきには、ぜひ長期政権を目指してほしいと思います。

そして、10年以上総理大臣を務めて、安倍晋三氏が持つ「3188日」という総理在職日数歴代1位の記録を大きく塗り変えてほしいと願っています。

4.庶民の「1日20円貯金」の力で「山本太郎内閣」を誕生させよう

1996年に発足した「民主党」が2009年に「政権交代」を実現できるところまで生き残ることができた2つの要因「鳩山由紀夫氏の資金力と菅直人氏の人気」のうち、「れいわ新選組」に足りないものは「鳩山由紀夫氏の資金力」であり、山本太郎さんも芸能界にいた頃はかなり稼いでいたとは思いますが、さすがに「鳩山マネー」に匹敵するような資金は持ち合わせていないでしょう。

そこで、「れいわ新選組」は、2019年の発足当初から幅広く個人献金を募っていて、最初の参院選では4億円の政治献金を集めました。

「れいわ新選組」は企業や団体からの献金を当てにすることができませんので、必要な資金は今後も個人献金を募る形で集めていくしかありません。

そこで、私からの提案として、「庶民一人一人がお金を節約して1日20円の貯金をすることで、れいわ新選組の政権奪取を支えていこう!」と呼びかけてみたいと思います。

1日20円ずつ貯金をしていくと、1年間で7,300円のお金をプールすることができます。

振込手数料を差し引いても、「れいわ新選組」に約7,000円の政治献金をすることができます。

1人あたり7,000円として、人数が10万人なら7億円、20万人なら14億円、30万人なら21億円、40万人なら28億円という計算になります。

ちなみに、自民党が毎年集めている企業献金の総額は、23億円~24億円程度とのことです。

2019年の参院選と2021年の衆院選では220万人以上の人々が「れいわ新選組」に投票をしていますので、「れいわ新選組」を支持している人々がみんなで頑張ってお金を持ち寄れば、自民党を上回る財政基盤を作ることも決して夢ではないということです。

このようにして庶民が少しずつお金を持ち寄って「れいわ新選組」を支えていったとして、「山本太郎総理」が誕生するのは一体いつのことになるのか?

「れいわ新選組」がこれから順調に党勢を拡大していったとして、「山本太郎総理」が誕生するのは、今から10年後か15年後のことになるのではないかと私は想像しています。

1993年に非自民連立政権を樹立した「日本新党」は結党から1年余りで「細川護熙総理」を誕生させましたが、これは中選挙区制時代の話で、小選挙区制になってからは、「民主党」が「鳩山由紀夫総理」を誕生させるまでに13年かかっています。

これくらいの時間がかかることを覚悟しておくべきなのだろうと私は考えています。

仮に10年~15年の時間がかかったとしても、もし「れいわ新選組」が自力で政権を獲ることになるならば、救われる人々がたくさんいると期待しています。

それは、「ロスジェネ世代の老後」に間に合うからです。

今後20年~30年のスパンで見た日本の課題が何かと言えば、それは「ロスジェネの老後をどうするか」ということが一番大きな要素になると考えています。

もし、今から10年~15年の時間がかかったとしても、「何があっても心配するな。そんな国をあなたと作りたい。」という「山本太郎総理」が誕生するならば、「ロスジェネの老後」は救われます。

「ロスジェネ世代」の中には生活に汲々として貯蓄ゼロという人も少なくないと思いますが、そうした貯蓄ゼロの人が今から毎年100万円貯金して、これから20年で2,000万円の老後資金を貯めるなどというのは、非現実的だと思います。

しかし、「れいわ新選組」への少額の寄付ならば、何とかやれるのではないでしょうか。

そうした少額の寄付をみんなで持ち寄って、あまたいる世襲議員やエスタブリッシュメントを押しのけて「山本太郎」を「ロスジェネ世代の代表選手」として「総理大臣」の立場で「首相官邸」に送り込むことができたなら、それは本当に「ロスジェネ世代の逆襲」あるいは「ロスジェネを見捨てた社会へのリベンジ」になるのではないかと思います。

誤解のないように言っておきますと、私はなにも「れいわ新選組」に対して「ロスジェネを優遇する政策を進めろ」と言っているわけではなく、「ロスジェネを含む全ての人々が安心して暮らせる国を作ることで、結果として困窮するロスジェネの老後を救うことができる」と主張したいということです。

ロスジェネ世代は若い時代に苦労をし、今も辛酸をなめている人が少なくありませんが、人生の最終コーナーを回った段階で「生きてて良かった」と思える暮らしができ、若い頃に一度あきらめた夢に再びチャレンジしたり、趣味に没頭できるような時間を過ごしたりすることができれば、自らの人生を肯定的な感情で振り返りながらゴールまで走り抜けることができるのではないかと思います。

SAMEJIMA TIMES主筆の鮫島浩さんは「<右の維新>vs<左のれいわ>が日本政界の新しい対立軸だ」と述べられていますが、ロスジェネが国に見捨てられ続けるのか、あるいは、「何があっても心配するな。そんな国をあなたと作りたい。」という「山本太郎総理」を誕生させて、ロスジェネが自らの手でロスジェネを救う国を作ることができるのか、それを決めるのは、「この国のオーナー」である「あなた」次第です。


憲法9条変えさせないよ

プロ野球好きのただのオジサンが、冗談で「巨人ファーストの会」の話を「SAMEJIMA TIMES」にコメント投稿したことがきっかけで、ひょんなことから「筆者同盟」に加わることに。「憲法9条を次世代に」という一民間人の視点で、立憲野党とそれを支持するなかまたちに、叱咤激励と斬新な提案を届けます。

立憲野党私設応援団(2)社会民主党への期待と不安~憲法9条変えさせないよ