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参院議員になった水道橋博士と初対面「僕はサメジマタイムスでれいわ新選組を勉強した!」

今夏の参院選にれいわ新選組から出馬して当選した水道橋博士との対談が8月23日、参院議員会館で実現した。博士のユーチューブ番組収録に私が招待された。

私は参院選でれいわ支持を表明し、応援メッセージも寄せた。そのなかで大石あきこ衆院議員や参院選候補者の長谷川ういこ氏(れいわ政治塾・塾長)、やはた愛氏(大阪選挙区候補者)らにインタビューしてユーチューブなどで紹介したが、水道橋博士とは対面する機会がなかった。

水道橋博士は7月28日の「博士の悪童日記」で私の新刊『朝日新聞政治部』を以下のように紹介してくれた。

鮫島浩著『朝日新聞政治部』(講談社)を読み始めたら、巻おくあたわず!!一気読みの面白さ。

実名で語られる実録であり、ボクがもともと、朝日新聞の長期読者であることも興味に拍車をかけたであろうが……

私も8月7日のサメジマタイムス『水道橋博士の「はかせ日記」が国会のディテール満載で面白い〜れいわ新選組の幅を広げる活躍に期待』で水道橋博士の日記を紹介した。

れいわ新選組から参院選で初当選した水道橋博士が国会活動を報告する『はかせ日記』を公開している。

8月3日の初登院の一日を紹介した記事を読むと、国会内での出来事をたくさんの写真とともに詳細に伝えていて、とても面白い。

さすがはお笑い芸人だけあって、客(読者)の関心のツボをおさえている。

エールを送りあっての初対面である。ただ、ここは政治家と政治ジャーナリスト。緊張感を持って相対しよう。

水道橋博士はキャップとTシャツ姿で出迎えてくれた。国会の本会議場ではスーツ姿、通常の活動はラフな姿と使い分けるのかな。

番組収録のはじめに、サメジマタイムス記事用のショート動画の撮影に応じてくれた。博士は「僕はサメジマタイムスでれいわ新選組を勉強した」と大サービス。れいわからの出馬を決断したのも「サメジマタイムスでれいわを詳しく知った妻の後押しがあったから」なのだという。

なんともうれしい話。さすが、つかみがうまい! 冒頭1分で笑いをとるのは素人には難しい。

博士はカメラレンズを向けられるとさまざまな表情をつくる。芸人だけあって、慣れている。気の利いた言葉もポンポンと出てくる。今の野党に欠けている何かをこの人は持っている。

その一方で、言葉が上滑りしていないのは、芸人の世界でさまざまな経験をした人生の深みによるものだろう。自民党の元アイドルの国会議員とは全く違う重みがある。

永田町に新しい風を送り込んでくれるに違いない。

対談番組の予告編を制作したので、どうぞ。

このあとユーチューブ動画の収録は1時間に及んだが、あっという間だった。

初対面の水道橋博士は論理的でとてもクレバーに感じた。若い時から朝日新聞や朝日ジャーナルを読み込み、ジャーナリズムに強い関心を持つ社会派だったようだ。師匠から「博士」という芸名をもらった経緯がわかる気がした。

進行役の博士はもっぱら聴き役に徹した。私の新刊『朝日新聞政治部』を熟読されており、政治取材のことや朝日新聞社内のことを、端的に、まさにツボをついた質問を投げかけてきた。時間の進行管理もしっかりしている。

自分をアピールしようという姿勢はまったく感じず、まさに一流の聞き手。もともとジャーナリズム精神にあふれている方なのだろう。

博士は近く、私の香川県立高松高校の同級生である立憲民主党の小川淳也政調会長とも対談するそうだ。そこでこの日の対談の話題は小川氏にも及んだ。

面白い話になったので、近く公開される博士のユーチューブ番組でご覧いただきたい。

収録後、もうすこしサメジマタイムス収録用にお時間をいただいて、政治家としての博士の今後、さらには山本太郎代表についてもお話をうかがった。後日、改めて紹介したい。

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