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究極の投票率アップ作戦は「仮装して選挙に行こう!!」〜投票率80%!当選者のほぼ半数が女性!野党はアイスランド総選挙に学べ

大西洋に浮かぶ人口37万人のアイスランドで9月25日に総選挙があった。

なんと投票率は80%! 63議席のほぼ半数が女性!!

首都レイキャビクから SAMEJIMA TIMES の筆者同盟に加わり「こちらアイスランド」を連載している小倉悠加さんが自らのツイッターで投票結果を速報してくれた(当初は「女性33議席」と速報されたが、投票の数え直しで「30議席」になった模様)。

アイスランド総選挙の様子を伝える小倉さんのツイートはとても面白かった。なかでも私が注目したのは以下のツイートである。

なるほど、アイスランドの選挙は「みんなが参加する国民的行事」なんだ。おめかしして投票所へ向かう人もいる。タキシード姿の男性もいる。「日本でもこういう雰囲気があると、投票率高くなると思う」と小倉さん。

日本では「投票は有権者としての義務」などと堅苦しく語られることが多いが、あちらでは「みんなで参加するお祭り」という様相らしい。

選挙権はそもそも、市民が長年の権利獲得の闘争を通じて勝ち取ったものである。投票を有権者の「義務」と考えるよりも、みんなで権利獲得の勝利を祝って喜びを分かち合う「お祭り」と考えるほうが、筋は通っている。

選挙の本質をめぐる論考はともかく、みんなが着飾って投票所に集まるというのは、なんとも素敵な光景ではないか。これぞ民主主義、という感じがする。

過去6回の衆参選挙で50%そこそこの低投票率が続く日本、その低投票率で負け続けた野党にとって、これは大きなヒントになるんじゃないの!?ーー小倉さんのツイートをみて、私はそう思った。

若者が着飾って集まるというので思い起こすのは、成人式だ。大胆な仮装をして参加する若者も少なくない。コロナ禍で成人式が中止となり、嘆き悲しむ若者たちの姿がテレビ画面に映し出されていた。成人式は多くの若者にとって、とても楽しみな公的行事なのだ。

もし4年に1度の衆院選が「みんなが着飾って投票所に行く晴れ舞台」ということになれば、若者たちは選挙を楽しみにして、おおいに着飾って、みんなで連れ立って、投票所へ行くに違いない。

スーツ姿の政治家が「選挙へ行こう」と街頭で声を張り上げながらビラを配るよりも、政治家や秘書たちが率先して着飾り、あるいは仮装をして投票所へ向かい、「みんなで仮装して選挙に行こう」と呼びかける方が、投票率を上げる効果を期待できるのではないか。

選挙権を獲得した喜びをみんなで分かち合い、「着飾って投票へ」「仮装して投票へ」という政治文化を流行らせるのである。

政治に無関心の若者たちには、誰に投票していいのかわからない者も多いだろう。最初はそれでも良いではないか。まずは投票所へ足を運んでもらう。そこで投票先を決めてもらってもいい。何なら政治家が投票所前に設置された選挙ポスターに仮装で登場してもいい。自らの公約とぴたり重なるような仮装を工夫すればいいのだ。

若者たちの土俵に身を投じて政治への関心を引き寄せる。「選挙に行こう」と上から目線で諭すよりも、「みんなで仮装して選挙へ行こう」と同じ目線で参加を呼びかけるほうが、はるかに有効なはずだ。

民主党が政権交代を実現した2009年総選挙の投票率は7割近くにのぼった。その後、安倍自民党に6連敗した国政選挙の投票率はいずれも5割そこそこである。投票率を20%近く上げなければ、野党が政権を奪取するのは難しい。まずは投票所へ足を運んでもらうしかない。

だが、立憲民主党のPRは実に下手だ。自民党総裁選一色のマスコミ報道を嘆いているだけでは、野党への関心は高まらない。消費税5%への減税や年収1000万円以下の所得税免除など、大胆な格差是正策を公約に掲げているのだが、その魅力が国民に伝わっていない。評論家ではないのだ。政治家なのだからもっと工夫すべきである。

枝野幸男代表はパフォーマンスが苦手で、愚直に政策を訴える考えを周辺に示しているというが、どんなに魅力的な公約を掲げても国民に届かなければ意味がない。これまで棄権していた多くの人々が政治に関心を持って投票所に足を運んでくれない限り、政権交代は実現しない。

良い政策さえ掲げれば有権者は支持してくれるーーそういう上から目線の幻想は捨てるべきだ。「良い製品さえ作れば売れる」というのがビジネスの世界で通用しないのと同じである。有権者と同じ目線に立ち、有権者を政治に引きずり込む仕掛けが絶対に必要である。

アイスランドの人々が着飾って投票に向かう光景は大きなヒントになろう。小倉悠加さんのツイートの数々に目を通すことをオススメしたい。以下、いくつか紹介しよう。選挙は本来、みんなが参加する楽しい「お祭り」なのだ。

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