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2021年サメタイ「読まれた記事」ベスト10発表!(中)殊勲・敢闘・技能3賞も。筆者同盟の皆様に感謝!

昨日につづいて2021年「読まれた記事」ベスト10の発表を続けます。本日は第5位と第4位の発表。ここから先は3万人以上に読まれた記事が並びます。それに加え、大相撲にならって殊勲賞、敢闘賞、技能賞もあわせて発表します(審査員は私一人です。あしからず)。それでは、スタート!


第5位 最低賃金で働いてきた56歳フリーライターと小川淳也衆院議員の1年にわたる徹底問答の記録が本になった〜立憲民主党に欠落しているものがここにある!(8月15日)

最低賃金で働いてきた56歳フリーライターと小川淳也衆院議員の1年にわたる徹底問答の記録が本になった〜立憲民主党に欠落しているものがここにある!

小川淳也と私は香川県立高松高校の同級生。私が民主党の菅直人氏に引き合わせたのが彼の政界入りのきっかけとなりました。その縁で映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」の大島新監督のトークイベントに出演させていただいたのですが、その会場で挨拶されたのが相撲ライターの和田靜香さんとの出会いです。彼女から届いた「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」があまりに衝撃作で、頼まれたわけでもなく勝手に書いた書評がこの記事。これを読んだマスコミから和田さんへ取材依頼が相次ぎ、発売前から予約が殺到しました。最低賃金で働いてきた和田さんの「ヒット」に貢献できてほんとうによかった。


第4位 新聞記者やめます。あと79日!【文春砲の炸裂と特別報道部の終幕】(3月14日)

新聞記者やめます。あと79日!【文春砲の炸裂と特別報道部の終幕】

隠された事実を暴く「調査報道」に専従する朝日新聞特別報道部。私は2006年の設立メンバーで、2012年からはデスクを務め、「手抜き除染」報道で新聞協会賞を受賞し、福島原発事故を巡る「吉田調書」報道の責任を問われて解任されました。特別報道部はその後、徐々に解体され、私の退社とほぼ同時に消滅しました。特別報道部とはどんな組織だったのか。何を目指し、なぜ解体されたのか。その栄光と挫折の歴史を書き残すことは、朝日新聞凋落の理由を考える上で不可欠であるーーそんな思いで書き上げた記事が堂々の第4位にランクインです。感激。


殊勲章 こちらアイスランド(2)火山が噴火!いざ現地へ!溶岩まで50メートル!世にも稀なエンタメをどうぞ!〜小倉悠加(3月25日)

こちらアイスランド(2)火山が噴火!いざ現地へ!溶岩まで50メートル!世にも稀なエンタメをどうぞ!〜小倉悠加

サメタイに手弁当で寄稿してくれている筆者同盟のみなさん、本当にありがとうございます。私の記事を読み、面識のない私のもとへ最初に馳せ参じてくれたのは、アイスランド在住の小倉悠加さんでした。毎週土曜日に公開している連載「こちらアイスランド」はすっかりサメタイの目玉コーナーに。筆者同盟の5人が今年執筆した78本のうち最も多く読まれたのがこの記事です。アイスランドの噴火は世界を駆け巡るニュースでした。自らのツイッターとサメタイへの寄稿で日本へいち早く噴火の様子を伝えた小倉さんにはその後マスコミ取材も殺到しました。


敢闘賞 新聞記者やめます。あと63日!【「吉田調書」報道を取り消しに追い込んだのは誰だったのか】(3月30日)

新聞記者やめます。あと63日!【「吉田調書」報道を取り消しに追い込んだのは誰だったのか】

安倍政権が隠し続けてきた福島原発事故を巡る「吉田調書」。朝日新聞特別報道部は2014年、それを入手してスクープしました。ところが、朝日新聞は安倍政権とその支持層の反撃を受け、このスクープを取り消してしまいます。私は担当デスクとして責任を問われ処分されました。朝日新聞をはじめマスコミ各社はこの後、安倍政権に対して急速に萎縮しはじめ、長期政権を許すことになります。メディア史に残る大事件の舞台裏を、当時渦中にいた当事者として明らかにしたのがこの記事です。

この問題をめぐっては、6月のクレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」での講演(『新聞記者やめます。あと36日!【なぜ新聞記者をやめるのか。クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」で講演します】』4月26日)や、スタジオジブリが毎月発行している「熱風」の8月号、9月号でジャーナリストの青木理さんとの対談(『青木理さんとジブリの「熱風」で語り合ったこと』8月1日)などでも詳しくお話しさせていただきました。


技能賞 〈右の維新〉vs〈左のれいわ〉が日本政界の新しい対立軸だ! 自民vs立憲の二大政党時代の終焉を告げた衆院選 (11月1日)

〈右の維新〉vs〈左のれいわ〉が日本政界の新しい対立軸だ! 自民vs立憲の二大政党時代の終焉を告げた衆院選 

自民党が圧勝し、立憲民主党が惨敗した2021年衆院選。しかし、本当の主役は衆院第三党に躍進した日本維新の会と衆院進出を果たしたれいわ新選組の「第三極」でした。日本政界が二大政党制から多党制へ本格移行したのが今回の衆院選であると総括したのがこの記事です。来夏の参院選は「自民vs立憲」の対決構図は一層ぼやけて「維新vsれいわ」が新しい対立軸として浮上し、第三極がますます台頭すると予測しました。その後、れいわの大石あきこ衆院議員と維新のバトルに関心が高まり、「維新vsれいわ」の機運は高まっています。衆院選直後の11月1日に政治ジャーナリストとして今後の政治の行方を真っ先に指し示したという思いを込めて「技能賞」とさせていただきました。


いよいよ明日はトップ3の発表です。年間第1位に輝くのはどの記事か? 私には意外な結果でした。お楽しみに!

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