政治を斬る!

オーストラリアから日本を思って(67)選挙後にそそくさと、どこかに消えた消費税0%…オーストラリアでは、消費税をほとんど払っていなかった…❣~今滝美紀

日本では、食料品の消費税0%を巡る論争は衆議院選の目玉となり盛り上がりました。しかし、選挙後は、自民党・維新も主要野党も消極的になってしまいました。

実のところは、本命は、独裁体制に入った“麻生太郎、最後の野望である「皇室典範改正」(Samejima Times)”に向かってまっしぐら、ということのようです。

この現実をどう受け止めればよいのでしょうか…。

オーストラリアでは、始めから消費税は、ずーっと基本的な食料・飲料・医療品・おむつ・生理用品は、消費税0%です。

私は、ほとんどこの数か月間、消費税を払っていないことに、気づきました。

買い物をしなかったわけでは、ありません。毎週買い物に行っていました。それは、今まで、じっくりと見なかったレシートに、GST(消費税$0)という記録があることに気づいた事でした。とっておいたレシートを見て、ほとんど消費税$0の記録で、ちょっと驚いてしまいました。ここ半年でGST(消費税を多く払ったのは、誘惑に駆られて買った、アイスクリーム・ケーキ・スナック等で、約$2(200円)が数回ほどでした。

下の写真は、レシートです。下方の赤い線がGSTの額を示しています。向かって左端のColesのレシートは4月のもです。ピンクの線はGSTのかかった商品(アイスクリーム・ケーキ・スリッパ)で$2(約200円)でした。その他は最近6・7月のレシートで、GST(消費税)は$0(0円)でした。

月の食費+日用品で、一人分$300(約3万円)で抑えるようにしています。一日千円程ですが、ちょっと贅沢な食材を買うこともできます。月に消費税が$3~4(300~400円)として、1年で払う消費税は約3600~5000円程ですみます。

「消費税がかからない基本的食品・製品」を調べてみると次のようでした。

●生鮮食品:生の肉、魚、新鮮な果物、野菜

●必需品:パン、プレーンロール、牛乳、チーズ、卵、小麦粉、砂糖、米、油、スパイス

●飲料:紅茶、コーヒー豆/粉(カフェで淹れたコーヒー除く)、純粋な果物/野菜ジュース(果汁90%以上)                       

●乳児用粉ミルク:乳児向けに特別に販売されている粉ミルク製品。

●登録された薬、生理用品

こちら税務局からの参照

ちなみに、豆腐・梅干し・みりん・醤油・ソース・カレーのルーを買った時も、消費税はかかっていませんでした。

消費税が掛かる、日用品・家電・服を買い揃えれば、上手くいけば何年も買わなくてすみます。洗剤やトイレットペーパーも、スーパーで半額で売られる事が、時々あり、数百円で何か月ももちます。

「誰かのゴミは、誰かの宝」~日用品も消費税0%で安く買う方法~

豪州には、オプ・ショップ(OP Shop:Oppertunity Shop)が地域ごとにあり、使わなくなったものを寄付し、必要な人が購入します。いわゆる「誰かのゴミは、誰かの宝」という、リサイクル文化があります。

オプ・ショップは、その売り上げは、チャリティーに使われ、消費税がかからないのです。

私は、家具はほとんどをオプ・ショップで買いました。少し値段が安いだけでなく、昔ながらの家具職人さんが手掛けた、ユニークなデザインの家具を見つけることが、できるからです。今は組み立て式で、同じような家具が多い中、オプ・ショップは、宝探しのわくわくするお店です。今では珍しい食器・調理用具・洋服を見つけることもあります。見ているだけで、楽しめる場所です。

もし何かあった時、自分の持ち物が、全て捨てられると思うと、寂しいような、悲しいような気持になります。でも誰かに、もらわれなくても、使えるものは、オプ・ショップで引き取られて売られ、気に入ってもらえる人に、受け継がれると、と思えれば、心置きなく過ごせます。その売り上げは、チャリティーで、誰かの役に立つ。オプ・ショップは、オーストラリアで、一石何丁にもなる、人気の店です。

お金を使わない、快感。

初任給をもらった頃は、それまで手にしたことがない、何十万円かの給料を手にして、ちょっと高いものを買ってみたり、外食をしてみたりすることに、悦にひたることもありました。でも、歳月を重ねると、高いものが決して、全て良いものではなかったことに、気づく人も多いのではないでしょうか。

日本の普通のお店で買った、普通の値段の服は、着心地が良く、15年以上、お世話になっているし、ちょっと高いけれど、ブランドものより安い、日本の手作りの皮のバックも15年以上、お出かけのお供をしてくれています。皮にクリームを塗りこんで、より味が出てきた感じさえします。

そして、物や買い物に振り回されなくなって、お金を使わないことに、快感さえ覚えるようになりました。

豪州では、日本のように、コンビニもなく、手軽で美味しいお惣菜を売っている所も無い。外食は高いし飽きてしまう。毎週食材を買って、自炊するようになりました。決して、料理は上手ではありませんが、安くて質の良い食材や珍しいものを見つけて、自分なりに料理することが、日常になりました。そして、ほとんど消費税を払っていないことに、そして、健康にも良いことに、気づきました。

オーストラリアでがんばっていることは、自炊になりました。買い物、準備、料理、食べる事、片付け、普通の事ですが、結構時間が掛かり大変だと感じます。でも、お金をできるだけ使わない、フード・ロスを少なくすることが、すがすがしく感じるようになってきました。

野菜くずや、食品廃棄物は、日本では生ごみ扱いで、大阪万博で問題となったメタンガスを発生させる危険性が指摘されています。オーストラリアでは、野菜くずや、食品廃棄物は、FOGOという緑のゴミ箱(剪定した庭の植物のゴミ箱)に一緒に捨てられ、農家の肥料に変身し、再利用されます。(こちら詳細

その結果、1週間のゴミ(リサイクルゴミ以外)が、ほとんど30cmほどの小さなポリ袋に収まるようになりました。ゴミがでないことも、気持ちよくなってきました。

豪州にも高級車に乗る人々、高いレストランを好む人々、高級住宅がありますが、結構、オーストラリアの一般の人々は、リサイクル・再利用の節約人のようです。

私は、裕福でもなく、ごく普通の田舎の家庭育ちなので、微々たるものですが、この節約ライフは、性に合っているようです。

日本と豪州の消費税なぜこんなに違う?

日本の消費税は、商品に支払われたお金に10%がかかり、事業主は赤字でも消費税を払わなければなりません。(輸出企業のみ消費税還付金がもらえます)

その上、密かに人件費(外注分)も消費税に含まれていることを知りました。法人税も課せられます。これが、企業の大きな負担となり倒産の原因だともききます。人件費税のかからない、不安定な契約社員が増えている一つの原因だともききます。オーストラリアでは、消費税に人件費税は、含まれていません。

2023年から日本では、インボイス制度が導入され、全ての事業主が、消費税を事実上避けるのが難しくなり(以前は売上1千万円以下は免除されていました)、経営が難しくなっているともききます。オーストラリアでは、$75,000(約750万)以下の売り上げの事業主は、消費税を免除されます。

私たちの、税金のとられ方・使われ方について、思いを巡らせてしまいます…。

人口も経済規模も小さなオーストラリアで、労働者や中小企業に負担の少ない消費税制度が行われているのだから、日本で、できないはずがないと疑問に思います。最近では、日本政権が、アメリカ・イギリス(ウクライナやイスラエルへの戦争援助をしている国)という発展国、インドという成長国、ウクライナという戦争と汚職疑惑のある国に何兆円もの援助金を送るという報道もありました。能登など災害の復興は、進んでいないとききます。

選挙後は、そそくさと、どこかに消えてしまった消費税0%…。これらの現実を、どうとらえればよいのでしょうか…。

冒頭の写真は、郊外にあるホール・ファームズ・マーケット(Whole Farmers market)の店内で、売られていた珍しい果物たちです。スターという流れ星の形をした果物(向かって左下)が、ありました。新鮮で質の良い野菜・果物・精肉・チーズ・オリーブ等が売られていて、人気のあるスーパーです。

下の写真は、その他の珍しい果物たちです。

今滝 美紀(Miki Imataki) オーストラリア在住。 シドニー大学教育学修士、シドニー工科大学外国語教授過程終了。中学校保健体育教員、小学校教員、日本語教師等を経て早期退職。ジェネレーションX. 誰もがもっと楽しく生きやすい社会になるはず。オーストラリアから政治やあれこれを雑多にお届けします。写真は、ホストファミリーとグレートオーストラリアン湾の沖合で釣りをした思い出です。

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